水中音響通信・測位に関する研究
最近の海洋調査では自律型無人潜水機(AUV)や遠隔操作探査機(ROV)が使用されており、遠隔制御や動画伝送手段としての水中無線伝送の需要が高まりつつあります。電磁波や光は水中で大きく減衰することから音波による伝送手段が用いられ,水中音響通信も電磁波通信と同様にデジタル方式による通信大容量化が進められています。水中音響通信では音波反射により発生する遅延波の干渉や送受信機が移動するときに発生するドップラーシフトが影響し,通信が不安定となる技術課題があります。特に浅海域と呼ばれる水深が浅く、岸壁などの障害物で囲まれた海域で音波反射が非常に強く、従来では通信不可能とされていました。当研究室で港湾などの水中音響通信が非常に厳しい条件下でも安定した通信を実現するための研究を行っています。水中音響通信方式のほかに音波伝搬モデリングや水中音響測位に関する研究にも取り組んでいます。