卓球部日記
~監督の一言~
たまに更新・・・
~監督の一言~
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2025年
母校である四日市農芸高等学校へ赴任して9年目。目標としていた東海総体へ初出場することができることとなった。
本校は北勢地区唯一の農業と家庭の専門高校である。授業終了後は、それぞれが部活動だけでなく、資格取得、課外授業、生徒会活動等に参加しているので、全員が揃って練習することはまずない。さらに練習場所も色々制限を受けているので、恵まれているかと言われれば若干の疑問符が付くのが現状である。
赴任して3年目に、布袋卓球アカデミーと出会い、練習方針を一新し、卓球の価値観をすべて変えることができた。他校と同じようなメニューをしていても絶対にうまくならない。であれば、追いつくには、追い越すにはということで取り組んで6年目を迎えた。布袋卓球アカデミーを通した出会いもあり、少しずつであるが、ステップアップできていると実感していた。
今年の団体戦は、第5シードでスタート。上野高校と決定戦で対戦した。良い選手がそろっており、何番からでも得点できるという数年前の農芸高校と同じ雰囲気を感じた。最終決着をつけた5番目の勝負は、エースを起用。相手は1年生であった。センスが抜群に良く、今後の成長が楽しみだと思えるような強い相手であった。リードされて、負けたと思ったが、切り替えるための声掛けもできて、いい結果を出すことができた。
これもめぐり合わせかと思う。本校のエースは1年生当時に同じような立場で、5番手として出場し、松阪商業相手に大激戦の末敗れた。泣き崩れたのを今でも覚えている。今回は上野高校の選手がそうなったが、これを糧に成長してくれればうれしく思う。
チームのコンセプトに【努力した先に見える景色を見よう】と掲げてきた。それは、選手たちだけでなく、指導者側にもプレッシャーをかけるものである。試合するのは確かに選手であるが、練習環境を整え、方針を打ち出すのは指導者のすることである。選手とともに歩んできた今までの経験をさらに発展し、次のステージへ行けるように今後も努力していきたい。
2024年
年末から昨日までの記録
12月17日 学年別北勢地区予選
女子1・2年生それぞれで、農芸のツインエースが優勝。特に2年生では試合内容がほぼ完璧の優勝となった。
女子は出場した1年生全員が予選通過を果たした。男子も、1年生で1名、2年生で3名が通過。
12月26日~28日 ツイスト卓球選手権
津東高校と共同主催の大規模練習会。3日間通して、延べ800名近くの参加があった。県内外の高校だけでなく、大学や社会人チームも参加。
四日市市総合体育館で充実した時間を過ごすことができた。
1月4日 神経デザイナー OKPさんによる講習会
岡野さんの講習会も今回で3回目となりました。技術的基礎・身体的基礎にアプローチできるすごくためになる時間となりました。
1月5日~6日 岐阜遠征 強化練習会参加
岐阜県立岐阜商業高等学校主催の強化練習会に参加してきました。毎年お世話になっている強化練習会です。今回は試合だけでなく、指導台も作られて、技術的・戦術的に悩みがある、相談したい選手の相手もさせていただきました。県外の強豪と試合することで、新しい発見があったようです。
1月7日 ほくせいサーキット 強化練習会
桑名市体育館で桑名西高等学校主催の強化練習会に参加。中学生も含めた大規模の練習会でした。年末年始の課題の確認や、実践に取り組むことができました。
1月14日 四日市市スポーツ協会長杯 出場
この大会はダブルスの大会です。一般男女・混合の部に参加しました。
社会人相手に必死になって戦う姿勢を見ることができました。必死になってこそ見える課題もあるので、それを発見できたペアもあるようです。
対戦していただいた皆さん、四日市卓球協会の皆さん本当にありがとうございました。
1月21日 よいほ杯
松阪市で行われた大会です。一般男子シングルス・女子ダブルスに出場しました。
レベルも非常に高く、なかなか得点できませんが、光るプレイもたくさんありました。今後の大会に向けて収穫のある試合となりました。
2023年
現在はテスト休み中。私自身も試合の動画を見る時間が増えて、課題に気付くことが多くなってきた。
大会を終えて感じているのは、やはり勝つべくして勝ったチームだなぁと感じていることである。ベスト4リーグの試合を観ていたが、しっかり戦えていた。同じ事が農芸にできたのか?と考えるとできなかったと思う。それを考えれば考えるほど悔しさが込み上げてくる。
しかし、来年度に向けて始動が早くなることは大きなチャンスととらえたい。4月のシーズンインに向けて2月以降にどれだけ取り組めるかがカギとなっている。そこにこだわってしっかりと目標を設定して取り組んでいきたい。
年末には農芸高校と津東高校共同で超大規模練習会を開催する。会場費については、学校から全面的な補助も出るので、実りある練習会にしていきたいと考えている。
学校は中間考査の真っただ中。本校卓球部の考査対応について話をしようと思う。かつては考査中も練習を行っていたが、現在は一切の活動をしていない。これは、高校生としてやるべき勉強に向き合ってもらうためである。
OFFが続くが、別に悪いことではない。身体をリフレッシュさせたり、けが人にとっても回復が早くなるメリットも存在する。一番怖いのは、大会直前にけがをすることである。
さて、明日で考査は終了するわけだが、再開は水曜日から。打球感覚を取り戻すことからスタートする。
これはよく思うのだが、再開するときにいきなり強打をしようとする選手がいる。フォームがバラバラで強打しても安定しない。まずは相手のコートに入れることを最優先に考えて取り組むべき内容である。
水曜日の開始からしっかりその点を伝えていきたい。
練習場所が武道場に変わって1週間。
今までと環境が違うところにも徐々に慣れてきているように思える。本校卓球部は短い時間で最大限の効果を出す方針を掲げているが、どうしても練習時間がほしいときもある。そういう点では新しい環境は比較的そういう時間を確保しやすくなった。
この環境をフルに活用するのは顧問次第だと思う。
時間の使い方含めしっかり検討していきたい。
9月2日(土)
朝の練習で体育館に置いてある卓球台を武道場へ移動させた。これは、体育の授業と部活の関係性から動いたものである。
今までは、4つの部活で体育館をシェアしていたが、今後卓球部が活動する場所は武道場となる。周りから見れば、武道場の方が狭いなどあるかも知れないが、実のところそうでもない。しっかり幅も確保できるので、それほど難しい環境ではない。要は新しい環境に慣れることができるか。ただそれだけである。
これはいつも言い続けていることだが、もっと厳しい環境で練習している学校も存在している。そういう中で、このように練習させていただける環境があるのは幸せなことである。環境に対して、しっかり感謝することが大切であると考える。
選手達にも言い聞かせていくが、結局最後は同じ言葉になる。
【与えられた場所・与えられた時間・与えられた環境でベストを尽くす】
これが一番大切であると今後も伝えていきたい。
最後に
私が現役時代から体育館には良い思い出も良くない思いでもあった。
しかし、卓球部にとって体育館は校歌ににあるような心の故郷であった。これからは、武道場がその心の故郷になっていけるように活動していきたい。
農芸体育館
本当にありがとう。
7月15日(土)から富山県で中部日本卓球選手権大会が開催されている。本校からは、一般女子シングルス2名、ジュニア女子シングルス1名、女子ダブルス1ペアが出場中。
片道5時間以上の長い移動時間だったが、無事に到着し前日練習もすることができた。いつもの東海大会と違い、北信越地区の代表なども見ることができるので、非常に興味深く練習から見させていただいた。
こうした経験を積むことができるのも、上の大会に出場することができるからである。さらに続けていけるように1回1回の試合を大切にしていきたいと感じた。
先週金曜日までの2週間、大学4年生で、本校卒業生の卓球部OBが教育実習にやってきました。
まだ、今の方針に転換する前の生徒だったけど、チームのバランスをとってくれたり、気遣いをしてくれた選手だった。
新チーム体制となってすぐの大会は色々調整が大変である。特にダブルスは組み替えが発生する。3年生の抜けた穴をどうカバーするかと周りは良いがちだが、これは選手達にとってはチャンスとなる。穴を埋めるだけでは物足りない。ぜひそこから出る杭になっていってほしい。
この国は出る杭は打たれるという言葉があるが、それを乗り越えていけると信じて、これから一緒にやっていきたい。
県総体1週間前。土曜日は松阪工業さんを招いての練習試合である。
中間考査があったので、試合感覚を取り戻すのがメインターゲットとなった。
試合は積極的に取り組むことができたので、実りある時間となった。
いよいよ27日である。ここでどこまでできるかが土曜日の結果を左右する。気合いが入る。
怪我に気をつけてやっていきたい。
4月30日のことである。個人的に卓球の指導を受ける県外の先生の所へ行ってきた。今回は身体の使い方を研究し、トップアスリートのコーチングなども行っている先生の講習である。さっそく昨日の練習で選手に取り入れてみたところ、効果絶大だった。こうして取り組んできた内容をしっかりチームにフィードバックするには、自分が情熱を持ち続けることが大事だと感じた。
この気持ちを忘れずに今後も取り組んでいきたい。
今年度は、14名の入部があった。久しぶりにマネージャーも入ってくれたので、一緒にチームをサポートしていければと思う。
さて、3年生・2年生に伝えたのは、コミュニケーションをしっかり取ろうということである。1年生を放置しないこと。大会が近くても、しっかり声をかけ続ける必要がある。
実際に本日の練習では、事前にチームとしての目標を伝えて、進めてくれていた。大人数になったので、それ相応の対応が必要であると前日の部結成の後に話をしたとおりである。
このチームで新しくスタートする。1年生に伝えたのは、先輩達が大会近いので、なかなか一緒に打つことはないけど、慌てず、焦らず、12月の学年別を目指しましょうと伝えた。それに向けて私も一緒に取り組んでいきたい。 辻
毎年お世話になっている岐阜県の強化練習会。今回は2日間かけての参加だった。
男女それぞれ20チームの大規模練習会である。試合形式は団体戦形式で、3名でも編成可能なので、試合数を多くこなすことができた。
過去の参加実績などを踏まえたリーグ分けだが、農芸女子Aが1日目を4勝1敗1分けで終えた。(1分けは時間切れで5番が途中で終わったため)また、他チームと連合を組んだ女子もそれぞれが結果を残すことができた。県総体に向けていい感触である。
男子もABともに試合に対する積極性がみられ、課題もいくつか実践することができた。
戦術的なチャレンジや戦略的な組み立てなど今までやってきたことの振り返りや、新しい取り組みを随所に見ることができた。
1日目は長良川スポーツプラザ様に宿泊させていただいた。初めての施設であったが、非常によくしていただいた。問題があるとしたら選手の食が細かったことくらい。プレイするための身体はトレーニングと食事から作られるので、この点をしっかり指導していかなければならないと強く感じた。機会があればまたお世話になりたいと思うくらいいい施設だった。
2日目は、申し込み形式の試合も行われ、各自が積極的に試合に臨むことができた。ダブルスも行い、手ごたえを感じているようである。こうした経験を翌週に迫った県総体に生かしていきたい。
運営していただいた県立岐阜商業高等学校の皆さん、宿泊させていただいた長良川スポーツプラザ様、対戦していただいた皆さん、本当にありがとうございました。
令和5年度 1学期が4月10日に始まりました。午前中は着任式・始業式、午後からは入学式と行事がありました。
卓球部は、午後の入学式終了後、体育館の片づけを行い、そのまま体育館で練習を開始。
それぞれが大会に向けてモチベーションを上げてきているように思います。
練習後は、学校のお手伝い。11日のクラス写真撮影のセッティングをお手伝いしました。
さらに、生徒指導の先生方のお手伝いもして、1日が終了。
このように、もっともっと学校に貢献できるようにやっていきたいと思います。
新年度が始まりました。
昨年度は目標だった東海選抜大会にも出場することができました。今年度もしっかり目標を持って取り組んでいきます。
選手それぞれの目標に沿ったチーム作りをベースにし、団体戦ではチーム農芸の強さをしっかり見せつけることができるようにスタッフ一同サポートしていきます。
練習試合は随時募集中です。
鈴鹿市のAGF体育館で津東高校主催のツイスト杯が行われた。この大会は、20校以上が集まり試合を行う教科練習会である。県内外のチームが参加し、非常に実りの多い1日となった。
参加人数が多いと、レベルも様々で、東海大会の常連も参加していた。最近お世話になった県立岐阜商業高校や、昨日練習試合をした東濃実業高校も参加していた。
試合をする中で、なかなかうまくいかない選手も出てくる。その中で、どうやったら得点できるかを求めすぎてしまう傾向がある。それが焦りとなり、さらに悪循環を生みだしメンタル的に追い込まれてしまう選手も出てくる。格上と対戦する際は特にメンタルの維持が大変である。この日もそういう選手が出てきたが、アドバイスを送ってみたところ、立ち直ってくれた。
上手くいかないときにどれだけもがくことができるか。これが実戦で一番役に立つ。ダメなりに何とかする。そのための引き出しは、こういう時に増えていくと思う。そういう意味では、今日は学ぶ1日ではなかっただろうか。そういう感覚を大切にしていってほしいと強く感じた1日だった。
県外の指導者とも会話ができて、非常に有意義な時間だった。また、他校ではあるが高校を卒業して、大学で卓球を続けてくれている選手も来てくれていたので、その選手たちとコミュニケーションをとることができたのは非常に楽しい時間であった。
運営していただいた津東高等学校の皆さん。本日対戦してくれた皆さん。本当にありがとうございました!
午後からの時間帯で、東濃実業高等学校卓球部の選手が来校した。
東海選抜大会に出場しているチームだけあって、選手個々のレベルが高く、農芸卓球部としても県総体を前に非常に刺激のある1日となった。
今日の本校選手の試合内容を見たときに、最も印象に残ったのは県ポイントランキングでチーム1位の選手である。
特にプレーの選択が間違いなく向上していることを見ることができた。持っている用具も最大限に活用し、リードされている展開でも、我慢してチャンスを確実に仕留めるプレーが向上していた。また、緩急の使い方も向上してたので、1つ2つステップアップしてきていると感じる試合内容であった。非常に明るい材料である。
チームとしても新3年生全体がレベルアップしている印象を受けた。これは、県総体に向けて非常にプラスに働く内容である。
新2年生もステップアップしてきているが、もう少しという印象がある。うまくいかないときにどうやって切り開くのか。それを実行するための引き出しを増やしていくためにも、さらに経験を積んでいってもらいたい。
課題に目を向けると接戦をどうものにするかである。接戦をものにするには、自分の武器をしっかり認識し、いつでもどこでも出せるようなメンタルと、スキルが必要である。ここが今後の大きな課題になると感じた。
明日は鈴鹿市内で大規模な練習会に参加する。県総体に向けて、試合経験を積んで、次につなげていきたい。
東濃実業高等学校卓球部の皆さん。本日は来校いただきありがとうございました!
農芸卓球部では、令和5年度より自分の試合内容を振り返る取り組みを始めます。
これまでも試合の様子は撮影し、選手個人個人が振り返ることができるようにしていましたが、今回はさらに深めるために、外部の業者の協力を得て、動画分析ツールを導入することとなりました。
試合を振り返ることで、新しい発見をすることができるようになり、練習効率がさらにアップすることが期待されます。
この日は午後から入試を合格した生徒の登校日が行われた。制服の採寸や実習服の採寸を行った。
この中から何人卓球部に入ってくれるか。すごく楽しみでもあり、不安でもある。
農芸卓球部は、初心者でも必ず勝てるようになる。これが最大の特徴ではないかと思っている。
先日卒業生が練習に参加してくれた。中には高校から始めてレギュラーになった先輩も来てくれた。
思い出してみると、彼の成長を見るのがすごく楽しみだった。1年生の夏には勝利を挙げて、冬の学年別では県大会に出場している。こうした結果を出せるのは、彼の努力のたまものであると思う。また、周りの先輩達や仲間の存在も大きかった。そうした空気を持っているのが農芸卓球部だと思う。そんな農芸卓球部で一緒に成長できる時間を過ごせるのを楽しみにして4月を待ちたいと思う。
2月に始まった高校入試も終わり、本日の9:30~ 合格発表が行われた。
倍率が高い中、一生懸命取り組んで合格を掴んだ生徒の目は、希望に満ちていたと感じた。農芸高校で一緒に勉強できる日がすごく楽しみになった時間だった。
さて、農芸卓球部では【努力した先に見える景色を見よう】というテーマで活動をしている。入部してくる生徒は、実績のある選手の入部も数年続いているが、入部してきた部員を見ると中学時代に県大会に出場した経験を持たない生徒の方が多い。また、初心者も喜んで迎え入れるチームとなっている。これは、現在実業団で活躍する先輩達の時代から続く農芸卓球部の伝統である。そこに、効率よく上達できる方法を導入した結果、今年の卒業生は2名の初心者が入部してきた。上達も早く、冬の大会で勝利を挙げて、その結果所属部員全員が勝利を掴んでいる。こうした上達メソッドを持っているのが農芸卓球部だと思う。それは、指導者の力ではない。初心者の活躍をみんなで応援し、得点を喜ぶ雰囲気を持った農芸卓球部の部員達の雰囲気であると思う。
新入生の皆さん
農芸卓球部は、【みんなで強くなる】という雰囲気を持ったチームです。強豪校にありがちな長時間の練習もほとんど行いません。基本的に平日は平均1時間半程度。休日も3時間程度の練習時間しか確保していない。そんな限られた中でも楽しく上達することができる。楽しく卓球することができるのが農芸卓球部だと思います。そんな卓球部で一緒に卓球しましょう。
この日は午後から加茂高校が来校した。
加茂高校の顧問の先生とは、夏の練習会で知り合って、どこかで練習試合しましょうと話していた。そこで、後期選抜・学年末考査が終わったタイミングでTR-Mを行うこととなった。
正門で迎えたが、みんな明るく、雰囲気もいい感じが伝わってきた。気持ちのいいチームだなと感じた。
試合はダブルス・シングルスと行い、それぞれが課題に向き合うことができたのではないだろうか。
来週の水都杯で再開することを約束して、この日は終了した。
今後もTR-Mを通して、交流の幅を広げていき、卓球を通した出会いを大切にしていきたい。
コロナに振り回された学年だったが、何とか卒業を迎えることができた。
すごく特殊な事柄が続いた学年である。学校行事のみならず部活動においても制限を受けた3年間であった。
入学早々の休校により、県総体が中止。いきなり3年生が引退した状態のスタートとなった。入部早々の新チームということで、大変なスタートとなった。大会も中止が続き、ようやく出場できたのは市民大会が最初である。そして夏の選手権。チームの方向性として何とか新しい取り組みを定着させようとみんなで協力できた時間だった。
秋の新人戦では、直前に出場できるかどうかの難しい判断を迫られた。しかし、当時の校長先生のご尽力のおかげで出場ができた。男子は1年生中心のチームで、久しぶりの団体勝利を挙げることができた。女子では、1つ上の学年に混ざって、後のキャプテンがエース格の起用に応えてくれた結果、初の東海選抜大会に出場することができた。
翌年もコロナの影響が多々あったが、全体の力も大きく向上し、夏の北勢地区学校対抗戦では、男子が初の決勝進出。中学時代には結果を残せなかった選手達が、決勝の場で戦うことができた。冬の個人戦では、男子全員が県大会に出場するという過去1番の結果を残すこともできた。
この学年を見ていくと、初心者が2名いた。男子1名と女子1名。1年生の冬には初勝利を挙げて、さらに2年生の冬でも結果を残すことができた。そして、この2名の勝利をチーム全体で祝福し、喜びを分かち合うことができた。この3年間のハイライトである。
この2名の頑張りがチームを支えてくれたのだと思う。
卓球部は農芸魂を体現するチームである。頑張っている人を全力で応援する。この姿勢を最後まで貫き通してくれた。引退後も部活に顔を出してくれて、後輩達の良い練習相手にもなってくれた。女子で最後まで続けた選手は東海選手権の一般シングルスにも出場した。男子も米田杯を最後の大会として、2月まで参加してくれた。こうした一生懸命な姿勢、楽しく卓球をする姿勢は見ていてすごく楽しい時間であった。
こうした空気を作り出してくれた卒業生に心から感謝し、チームとして次のステップを踏んでいきたいと思う。
この日は希望する男子4名を連れて岐阜県の岐阜県立岐阜商業高等学校へ訪問した。
顧問の先生とは岐阜で行われている強化練習会で何度もお世話になっており、本校が定期的に行っている練習会の基礎モデルにもなっている。
さて、この日は練習試合というよりは合同練習という形となった。県岐商は現役世代だけでなく、卒業生なども定期的に参加し練習しているので、非常に活発な印象を受けた。先生との相談の結果、県岐商の先生が本校の選手を教える、私が県岐商の選手を教えるというシャッフルを行って、どれだけ成長するかを検証する1日になった。
私がさせていただいたのは、現在チームでも行っている内容である。実施してみたら全ての選手が打球感覚の向上から身体の使い方など新しい発見が沢山あったようである。
最近色々あって少し自身を失っていたが、楽しそうに卓球に取り組む選手達の様子を見て気分が明るくなって、非常に楽しい時間を共有することができた。本校の選手も積極的に練習に取り組み、何かを掴んだようである。
こういう練習になったのも、県岐商の顧問の先生と私の会話の中で、指導の源流が実はほとんど同じだったという発見があったからである。それぞれの伝え方は違うが、目指すところは同じ印象を受けた。なので、お互いの指導が入りやすいのではないかという話からこういう練習となった。
練習終わりには仲良く交流する時間も沢山あったようで、選手達にとっても充実した1日となった。
私自身も、現在の悩みや指導のノウハウなど共有できたり、相談できたりと非常に有意義な時間となった。
県岐商の皆さんと再会するのは来月19日の水都杯。お互いがステップアップし、会場で交流できる時間を楽しみに待ちたい。
このたびは、一緒に練習していただきありがとうございました。
高体連の大会が一通り終了したので、色々振り返ってみたい。
目標である団体戦で東海へ出場する目標は達成することができた。個人的には選手の力が全てだったと思う。戦術再現度という言葉を最近使っているが、ベンチコーチの役割を最大限に活かすには、選手にもそういう力は必要かと思う。これを上手く使うことができれば形勢逆転なども普通にできるように思う。この1年ベンチコーチに入った試合でそう感じた。そのスキルの大半は、ツッツキをベースにした繋ぎと、攻撃=仕掛けではないということである。この考え方は、ジュニアの年代に話をしてもわかってもらえないパターンが多いので、実戦でベンチに入った時に実行してもらうケースが多い。
こういうパターンが今年は増えた印象に感じる。
もしこれが自分の中で理解し、実行できるのであれば、戦術・戦略の両面において、大きな力となるだろう。
全日本選手権が終わり、男子では三重県出身の戸上選手、女子では早田選手が優勝した。
早田選手の試合後のインタビューで印象に残ったのが、メンタル的には一度負けたと思った という言葉である。
試合をしている選手にとって、これを決断するのがどれだけ難しいかと思う。
特に、相手の勢いに飲まれているときに立て直そうとして、無理をする傾向がスポーツの世界にはある。しかし、そこでリセットする意味もこの時にはあったのだと思う。その結果、木原選手の先手を防ぐコースへの徹底があり、最終的にはその技術を封じてしまった。終盤には若干持ち直した感があったが、3ゲーム目から勝利までの展開は見事だった。
相手の力を認めて、その中で自分にできることをやる。
高校生にとっても勉強になったのではないだろうか。
年が明けて、冬のシーズンが本格的に始まる。
1月22日には、四日市市のダブルス大会に出場。これには男女2ペアがそれぞれ出場する。
そして翌週には全国選抜シングルスの予選。
2月に入って、学年別の県大会と米田杯が続く。
高体連の大会は2月の学年別が最後である。ここでのポイント獲得が今後1年間を占う大切な大会になってくる。
選手の頑張りに期待したい。
四日市農芸卓球部は、新しい価値観のもとにこれまでの部活の考え方を全て一新して、現在取り組みを進めている。
中学時代に大きな戦績を残してきた選手がいない。短時間で劇的に向上するメソッドを導入してからは、結果が大きく変わってきた。それは現在の3年生が証明してくれている。現役の選手たちも徐々にではあるが結果がついてきてくれた印象を持っている。今後もこの姿勢を継続していくことは間違いないが、顧問自身もさらに卓球に向き合っていく必要を感じる日々である。
2022年
令和4年度の総括を始めたい。
努力した先に見える景色を見よう というテーマをもとに、コロナ前の年から古武術式身体操法を活かした卓球に取り組んできた。
男子
3年生の実力は、非常にレベルが高くなってきて、団体戦で誰を出してもある程度計算ができるイメージで試合に臨めるいいチームになった。練習の姿勢もチーム全体を引っ張るように積極的に取り組むなど歴代の中でも非常に良い状態である。そこに、一気に上達した2年生・新進気鋭の1年生たちが融合したチームは、上位進出も期待されたが、あと一歩というところであった。
新チームになって、6名という少ない人数となったが、チームの雰囲気が良く、夏合宿・練習試合・大会出場など試合経験をしっかり積んでいるチームになってきている。構成が2年生1名・1年生5名という編成であるので、来年のチームはほぼ2年生中心のチームとなる。来年度の県総体でしっかり結果を出せるように、その後に続けるように練習をしていきたい。
女子
県総体では、ベスト4決定戦までいくことができたが、あと一歩というところであった。出場した選手・控えの選手全員が最後までしっかりチームを支えてくれた。連れていくことができなかったのは、私の力不足である。
新チームの編成は、県総体からほとんど変更がない。ランキングポイント保持者2名に加え、1年生も春の総体から起用を続けてきたので、いよいよ勝負に出るときと感じた後半戦である。それに向けて、チームの底上げを行った。夏休みのこなしたゲーム数は、200ゲーム(11点1ゲーム)を超え、団体形式・ダブルスなども含めて経験をしっかり積むことができた。秋のシーズンでは、県ポイント獲得が続き、自信もついてきたように思えた。新人戦学校対抗では、戦い方さえ間違えなければ、勝てるという自信をもって挑むことができた。その結果、下馬評ではベスト4決定で負けるといわれていたチームが、3-1で勝利をすることができ、東海新人戦に出場することができることとなった。前回はギリギリの勝負だったが、今回はある程度余裕をもって戦うことができた。4リーグでは、上位校とある程度互角に戦うことも増えてきて、負けるにしても負け方が変わってきた印象を受けた。いよいよ12月24日から東海新人戦である。前回は何もできずに負けた印象があるが、今回は勝ちにこだわってしっかり調整して、本番に臨んでいきたい。
男子・女子とも、基礎力が向上し、レベルが上がってきた。しかし、さらに上を目指したい選手もいるので、叶えることができるように私自身もしっかり取り組んでいきたいと思う。
農芸卓球部に入ってくる選手で中学時代に県大会優勝をした選手はいない。そうした選手を育て、今後も様々な大会にチャレンジしていきたい。
今年の1月に講習会をしていただいた下川祐平さんと、昨年度の全日本大学総合卓球選手権大会ダブルスの部で準優勝という結果を出した菅沼湧輝さんが来校された。それぞれのYouTubeの撮影ということで来校であった。
2人の基本練習から質の高いラリーが繰り広げられ、本校の選手たちが呆然と眺めていることもあった。
そのあとは、2人の試合を全員で見学。
1つ1つのプレーの質の高さ、素晴らしいラリー、戦術をみて、感動を覚える選手、ファンになる選手など本校の選手にとってはすごく実りある時間となった。
その後はチャレンジマッチをし、アドバイスもいただいた。
今回改めて感じたのは、卓球を通した人とのつながりである。こうした人とのつながりを大切に今後も活動を継続していきたい。
本日男子5名、女子8名が卒業した。
振り返ると、昨年に引き続きコロナに翻弄された学年であった。
思い出すと、この学年が1年の時、夏休みに練習方式をこれまでの方針から大転換するという決断をした時、文句ひとつ言わずついてきてくれた。これが、今の農芸卓球部を形作ったものである。昨年の卒業生・今年度の卒業生は、そういった意味では特別な学年である。
男子は入学時のスキルでいえば初心者に近いスキルの者もいた。しかし、この方針に転換してから劇的に成長し、県大会への出場、地区大会でシード選手をあと一歩で倒すところまで迫るなどこの方針にしてよかったと思える瞬間を何度も体験させてもらうことができた。こうして先輩達が積み重ねてくれたおかげで、今年の学年別では、男子が初心者含めて全員が県大会出場を決めている。先輩達がやってくれたからこその結果であると思う。
女子はもともとスキルが高い選手が集まり、歴代の農芸卓球部においても最強と言えるスタートであった。1年生から最後まで主力として、数多くの大会で結果を残してきた。後藤杯・中部日本といった上位の大会にも当たり前のように出場し、団体では初の東海選抜大会出場を果たすことができた。この選手たちを東海選抜大会へ連れていくことができたことで、私自身も卓球の指導に自信を持ち、正面から卓球と向き合うことができるようになったと思う。(その先も最近考えているが・・・)女子においても先輩達の積み重ねは根付いていて、それに気付いた1年生の選手が選抜大会予選で2位を獲得できた。
入学してから本当に色々あったがみんなの笑顔、みんなの頑張り、みんなの努力する姿に私自身も元気と勇気をもらい、私自身も指導者として成長する機会をいただいた。本当に感謝である。
昨日の予行では、最後に表彰伝達式が行われた。卓球部からも農業クラブ活動での活躍や資格取得等で成果が認められ、アグリマイスター特別表彰や職業教育懸賞、造園デザインコンクール、フラワーアレンジメントコンテストなどで活躍した生徒が表彰された。部活動初会合で学科・コースの中心となれと言っていたが、こうして学業面での表彰もされたので、非常に嬉しい時間となった。
今年の卒業生は、それぞれの学科・コースで勉強を含めて、しっかり取り組んでくれたと思う。何よりも毎日学校に登校し、授業・実習・部活なども全員がしっかりできたのではないかと思う。こうした積み重ねをやり抜いた卒業生達。これからの活躍に期待するとともに、その姿を後輩達に見せてほしいなと思う。
ぜひ時間があれば、ホームの体育館へ!
本当に卒業おめでとう!
2021年
学年別大会の地区予選が終わった。高校スタートのメンバーが勝利を挙げて、2名が県大会に出場することとなった。部員17名中15名が県大会に出場する。
指導者としてこれほど嬉しいことはない。
この1年を振り返ると、東海大会出場権は逃したという結果が大きいと思う。しかし、そこからチームとして大きく成長してくれたように感じる。個の力が向上したことで、3年生達と遜色ない卓球をすることができるようになってきた。そこに来年度入学する選手達が加われば大きな化学反応を起こし、県大会において農芸の名をアピールできる機会が増えると思う。
今後もチームの基本方針は変えることなく、キープコンセプトで取り組んでいきたい。
10月末の新人戦学校対抗戦では、かなり悔しい思いをした。そこから身体的基礎ということで、本校の活動指針である身体操法を再度基礎の基礎からやり直してきた。特にこの1週間の取り組みは劇的な効果を上げている。
ボールの質という点では、1か月前のそれではない。できていた選手にとってはさらに進化したという印象である。あとはそれを試合でも発揮できるかである。だがこれは意識して出すものではなく、勝手にそうなる状態が理想である。そういった点では定着してきている選手とまだこれからという選手の差はある。しかし、全体が同じ方向を向いてトレーニングをしているという点では非常に大きなステップを踏めたと思う。
いよいよ明日は学年別地区予選である。この大会の結果次第で、年明けのスケジュールが大きく変わってくる。全員が県大会へ出場できることを期待して明日を迎えたい。
コロナウイルス感染症拡大のため、学校はリモート授業(オンデマンド含む)となり、部活は中止となった。この間、朝のSHR等から授業までが行われている。同時に3年生は就職試験に突入。午後からは、面接練習のために登校する生徒がおり、それぞれの進路に向かって真剣な表情での取り組みが続いた。その試験も一段落しかけている。中には内定が出た生徒もいるので、厳しい環境の中ではあるが、明るいニュースとなっている。
さて、卓球部であるが、この間毎週土曜・日曜のどちらかにオンラインミーティングを行っている。試合映像を観て、分析をしてみるところから、全体での共有、そして新人戦に向けた練習方針の確認を行っている。本校の練習方針は、練習時間が短くても、最大の効果を得ることを目的とした練習メニューである。その取り組みの成果は、現在の3年生が見せてくれた。特に男子では中学時代に1回戦負けを繰り返していた選手が、県大会に出場したり、上位の選手と互角以上に渡り合うなどの活躍を見せてくれた。練習時間は平日は2時間を切るチームの選手がこの成果を出してくれている。この方針を引き継ぎ、新人戦では昨年以上の結果を求めて、戦っていきたい。
新型コロナウイルスの影響が大きくなってきた。デルタ株というものが従来株に取って代わっているようである。
その感染力のすさまじさは、この数日の三重県の状況を見れば明らかである。
さて、その影響であるが、東海卓球選手権と、後藤杯の2つの大きな大会が中止となった。
後藤杯は既に予選を終えており、3年生が出場する予定であったが、緊急事態宣言のため中止となってしまった。また、年末の予定だった東海選手権も中止となり、選手達の試合する場所がなくなってしまう事態が再び起きてしまった。
やるせない思いで一杯であるが、立ち止まるわけにはいかない。
学校もしばらくはオンライン授業や分散登校という対応を迫られる。部活動は当然のことながら禁止。学校で活動することは叶わないが、家での取り組みはできる。技術を教えてきていたが、理論をこの際教えていこうと思っている。
技術に理論が合わされば、それは選手として成長することができるチャンスだととらえ、基礎編からじっくりと取り組んでいきたい。
今日は記念すべき日となった。
卓球関係者からすれば、毎日の試合結果が気になって仕事が手に付かないこともある。
そんな中行われたミックスダブルスの決勝。過去の対戦成績から下馬評は圧倒的に中国有利だった。
試合開始と同時に中国の卓球が日本を圧倒する。準決勝まではある程度日本ペアが主導権を握れたが、その攻撃が普通に返球される。そこがまず驚いたところである。また、台上処理が巧みで、チキータを有効に活用しており、日本ペアに主導権を握らせない。あれよあれよという間に2ゲーム先行される。嫌な流れだったが、第3ゲーム~第5ゲームまでは日本ペアの攻撃が相手を制する。第6ゲームはさすが中国ペアというプレーの連続であった。男子選手の鋭い回り込みフォアドライブが決まると流れが変わった。第6ゲームを落とし、ファイナルゲームへ。
ファイナルゲームは、日本ペアが終始圧倒。攻撃が面白いように決まる。最後は中国ペアが意地を見せて迫るが、最後はサービスエースで試合終了。
見事金メダルを獲得した。
試合終了と同時に嬉しさのあまり泣いてしまった。声にならなかった。
同じ思いをした卓球人は沢山いるのではないだろうか。それほど大きな偉業である。
1年延期のため、難しい調整を迫られたと思うが、素晴らしい結果を残してくれた選手にありがとう!そしておめでとう!と伝えたい。
23日に開会式が行われた。コロナの影響は大きく、簡素であったが日本のカルチャーを使った選手の入場行進は感動した。
さて、24日からは競技が本格的にスタートした。卓球ではミックスダブルスに水谷隼・伊藤美誠ペアが出場。初戦を突破し、準々決勝にコマを進めた。メダルがかかった試合が続くことになるが、ここ数年の努力が実ることを期待したい。
本校の現状は、色々と明るい材料が増えてきた。男子は予想通り実力の上昇が早くなってきた。球の質は県上位と比較しても遜色ないレベルになってきた。高校スタートの選手もこの数カ月で一気に力をつけ、戦術的なアプローチに練習がシフトしてきた。彼の伸びは先日来校した卒業生を彷彿とさせる。現在は7名と少ない人数になったが、レギュラーをかけた競争が始まっている。
女子は3年生の穴をどう埋めるかが課題だったが、どうやらその点はクリアしそうな雰囲気になってきた。県ポイントを持っているキャプテンは課題を克服しようと努力を続けてきた。そして、戦術レベルの組み立てから戦略レベルの組み立てができるようになってきた。そして、現在はメンタルに特化したトレーニングを行っている最中である。その効果も後藤杯予選で観ることができるようになってきた。また、他の2年生も実力をつけてきているので、近いうちに3年生を抜かす選手が現れることとだろう。その2年生を脅かしているのが1年生の4名である。実力的には3年生の中に入っても打ち負かす可能性すら感じさせる成長ぶりである。高校から始めた選手も基礎基本を大切にし、自分からフットワークメニューを組んでいるので、成長が早い。今度の地区予選にエントリーするレベルになってきている。彼女の存在は、経験者のレベルアップにもつながっている。そういった雰囲気を大事にして、予選に臨んでいきたい。
さて、地区予選の次の日には、2年ぶりの北勢団体が予定されている。農芸卓球部女子は2連覇がかかっている。男子は前回が3位だったので、それよりも上の記録を目指してほしい。この大会はベンチコーチを基本なしで行く予定である。選手からのリクエストがない限り、ベンチには入らない予定である。自分たちでゲームマネージメントを行ってほしいからである。コーチが入れば、確かに勝率は上がる。だが、他人の力を借りて勝つばかりでは、シングルスの結果がついてこないのである。自分の力で何とかしてほしい。この試練を乗り越えて、新人戦で再び東海にチャレンジしていきたい。
今日の練習に卒業生が来校してくれた。彼は高校から卓球を始めて、凄まじい勢いで成長しチームのエース格になった選手である。
中学時代はバレー部所属だったが、本校には男子バレー部がないので、卓球部にしたとのこと。入部早々、現在実業団で活躍している先輩が基礎を教えていく中で、成長の早さに気づく。私も直接色々技術的な指導をしたが、とにかく覚えが早かった。最も印象に残ったシーンは、バックドライブを教えた時。2年生から「バックドライブ教えてあげてください」とリクエストがかかった。打球点・スイング・イメージを伝えて実践してみると、きれいなフォームのバックドライブがものの数分で出来上がった。それを見たほかの選手たちがショックを受けていた。それほど覚えが早かった。
2年生の途中から現在の身体操法を練習に取り入れたが、全体導入前にトレーニング方法を試した選手の1人である。姿勢が良くなり、攻撃力が上がり、合わせて守備力も付いた。高2の新人戦学校対抗で、高田高校の選手から実力でゲームを奪った瞬間に驚きはしたが、やっぱりなという印象のほうが強かった。最終的に経験の差で負けはしたが、成長を感じる瞬間だった。今日の来校は後輩たちにもいい刺激となったようである。
農芸卓球部は初心者でも必ず公式戦で勝利を経験できるということがここ数年続いている。確かにチームは変わり、私が赴任した当時より明確な目標をもって戦う集団になっている。そうした環境の中でも初心者の受け入れを拒まない。一緒に成長できると思うだけでなく、経験者たちが初心者を教えることで、自分たちの技術を確認できるというアウトプットの作業を行うことができるからである。それがチームの成長にもつながっている。今年度も初心者が入部してくれた。その成長ぶりは、来校してくれた彼の成長スピードを彷彿とさせるものがある。今後が非常に楽しみだ。
本日は参加していただきありがとうございました。
昨日の高体連役員会で、月末の県総体学校対抗の対戦相手が決まった。3年生にとって最後の大舞台が整えられつつある。
男子・女子ともに3年間努力を重ねてきた。
男子は力のある先輩が抜けて、戦力が絶望視されていた今の学年である。しかし、勝つために必要なことを自分たちから考え、実践し、卓球に対して真剣に向き合ってきた選手たちである。実績も徐々についてくるようになった。力のある後輩も入ってきて、戦力も充実してきている。その最後の舞台で悔いのないように自分たちの卓球を表現してほしい。
女子はもともと入学時点で当時の先輩たちを上回る力を持っていた。1年生の夏休みから練習方針を変えて2年。学校対抗において昨年度は初の東海選抜大会に出場することができた。個人戦においては予選通過が地区予選の通過枠1/3を占めるようになってきた。2年・1年からの追い上げもあり、チームに競争が生まれてきた。赴任時には無かった光景である。最後の大会に向けて目の色が違うものになってきた選手もいる。大会は第4シードだが、自分たちより強いだろうチームの存在も知っている。今回はそうしたチームに挑戦者として戦う。
今週末から中間考査である。まずはこれをクリアし、チーム一丸となって男女ともに良い結果を出せるように準備をしていきたい。
4月18日(日)に北勢地区予選、4月29日(木)にダブルス県大会、5月1日(土)にシングルス県大会、5月29日(土)に学校対抗戦が行われる。
この大会は、コロナウイルス対策により、無観客で開催される。
既に予選・ダブルス県大会・シングルス県大会が行われた。それぞれの三重県代表が決定をした。
男女とも、県で実績のある学校の選手が代表を勝ち取った。農芸高校は女子ダブルスでベスト16、シングルスでベスト32であった。この結果をどう見るかはいろいろあると思う。月末には学校対抗が待っている。男子は2年生の成長が目立つようになってきた。女子は実力の付いてきた3年生と、それを支える2年生、そして力のある1年生とバランスが取れてきている。さらに上を目指すために、このシングルス・ダブルスの県大会で出た課題に対して色々とアプローチしていきたい。
コロナに翻弄された2020年度が終わりを迎えた。
振り返ると春は絶望の中から始まった。今年こそはと意気込んで県総体を迎えようとしていたが、残念ながら緊急事態宣言・臨時休校と言うことで、県総体は中止。卒業していった3年生達は戦うことなく引退を余儀なくされた。
6月
何とか始まった学校である。新入部員がたくさん入ってくれた。初会合の時は、教室に入りきらないのではないか?と思うほどであった。その後、数名が退部したが、今もしっかりと活動をしてくれている。大会も何とか夏休みに高校選手権予選、県大会と実施された。
2学期
協会大会が再開され、農芸生が活躍していく。ポイント獲得する選手が増えてくる。ベスト16で終わる大会では、最後の決定戦まで残る選手が多数出てきた。これまで最も苦手としていたチームにも真っ向勝負で勝利を挙げることが増えてきた。新人戦学校対抗戦が楽しみになってきた矢先、再びコロナの影響で出場辞退の可能性が出てきてしまった。しかし、学校長はじめ数多くの方々の尽力のおかげで出場することができた。
団体戦当日、男子・女子それぞれに伝えたことがある。この大会に出場できるのはなぜか?我々が最優先でしなければならないことは何か?それは、ここにいることが出来るのは、学校長や関係者の皆さんのおかげである。そして、その皆さんに恩返しをすること。そのためにも全力で戦うことを伝えた。特に学校長には感謝の言葉しかない。試合では男子は第3シードにギリギリまで迫る激闘を繰り広げてくれた。そして、女子は昨年叶わなかったベスト4を決めることが出来た。私事であるが、ベスト4の結果を学校長に報告した時に涙があふれてしまった。一度は出場できないことを考えたこと、昨年の悔しさ、今年の春の悔しさ、これまでの数え切れない悔しさを思い出して感情が爆発したのだと思う。どこかのドラマの台詞ではないが、【感謝と恩返し】ができた。東海総体は残念な結果に終わったが、今後の卓球部にとって大切な一戦となった。
3学期
再びコロナの影響で、学年別県大会が中止となってしまった。しかし、明るい材料もある。男女ともに大幅なレベルアップが出来ているからである。初心者の2人も自分から仕掛けることが出来るようになってきている。そのレベルアップを見て、経験者達もレベルアップしてきた。競争という言葉を今年度何回も使ってきたが、それが現実となってチームを動かしている。ようやくここまで持ってくることが出来た。
終わりに 私が好きな言葉を2つ紹介する。
【数え切れない悔しさが私達を強くした】
F1のレッドブル・ホンダが2019年のオーストリアGPで優勝したときにホンダ本社に掲げられた言葉である。この1年はまさにこの言葉が当てはまるのではないかと思う。
そして、チームのスローガンである【努力した先に見える景色を見よう】
個人戦の目標は人それぞれだが、団体戦で見たい景色はハッキリしている。
6月に伊勢で行われる東海総体の団体戦へ出場する。これが私が見たい景色である。
そのためにも自分自身の努力を忘れないように1日1日の練習を大切にしていきたい。
今年度の全国選抜卓球大会が津市のサオリーナで開催された。各ブロックの予選を勝ち抜いた代表が熱戦を繰り広げた。
本校は残念ながら東海ブロック予選で敗れたので、出場できなかったが、審判員としてこの大会に関わることが出来た。
コロナのため、25名中7名の部員が25日(木)~28日(日)までの4日間業務を行った。
出場チームの中には、大変お世話になっている卓球の師匠が顧問されていた学校も参加しており、公立校でも頑張ればこの舞台に行けるという見本を見せてもらった。
上位チームに目を向けると、Tリーグで活躍したり、国際大会で代表となっている選手、全日本選手権で優勝している選手など数多くのトッププレーヤーが参加しており、すさまじいラリーが繰り広げられたり、驚くような戦術を見せてくれるなど、こちらとしてはすごく勉強になった。
次は参加者として、この大会に関わりたいと思った4日間である。
先日合格発表が行われた。今年度はオンライン発表も行うということで例年に比べて人でも少なかった。
この中から何人農芸卓球部に入部してくれるか楽しみなところ。
年間の大会スケジュールも決まり、チームもいよいよ新シーズンに向けてスタートを切ることとなった。
昨年度はコロナに翻弄され、大変な思いをしたが、今シーズンはスムーズにスタートできればと思う。
この度、四日市農芸高校卓球部の新HPを立ち上げました。
これまでは、あまり更新されてきませんでしたが、今後はこのHPを使って情報発信など行っていきたいと思います。
練習試合の申し込みも受け付けています!学校までご連絡ください。