「都市景観デザイン論」では、まとめとして、「中川運河北部の再生計画」をテーマにグループ課題に取り組んだ。建築都市デザイン学科に加え、情報メディアや産業デザインの学生も同じグループを構成したため、建築や都市空間だけでなく、地域の仕組と空間を一体的にとらえた提案を求めた。対象地区は駅から離れ人通りも少ないため難しい課題だったが、最終講評では、中川運河の歴史や地域資源を丁寧に読み解きながら、アート、植物浄化、台船による移動図書館、倉庫を利用したチャレンジショップなど、地域活動と空間をを有機的に結び付けた提案が数多く見られた。新鮮な着眼点も多く、分野を越えた協働の効果を実感する成果となった。
明治村に移築・復元された数多くの建築の中で、私が最も心を奪われたのが、武田五一設計による「芝川又右衛門邸」である。まず目を引くのは、牛乳瓶の底を埋め込んだような丸いドット模様の左官壁。緑青色に落ち着いた外壁と、中央に立ち上がる曲線的な煙突が・・・
6月18日、トリノ工科大学 Japan Hub 所長が名古屋市立大学を訪問され、教員との意見交換や施設見学が行われました。私は、イタリアの産業遺産の保存再生に関する研究について紹介。大変刺激的で貴重な経験となりました。今後の交流の発展が楽しみです。(写真は国際課の小林氏による撮影)
建築家・谷口吉郎が博物館明治村の建設に尽力したことはよく知られている。しかし、その原点が、第四高等学校(現・金沢大学)の武術道場「無声堂」(登録有形文化財)にあったことは、意外に知られていない。・・・
少し遠回りをしながら書き上げた博士論文ですが、イタリアでの都市再生の真の目標が地域経済の強化、コミュニティの再生や地域社会の文化的アイデンティティの構築にあることを力強く論じたとの評価をいただきました。これを励みに今後も精進いたします。
2026年4月1日に、本大学の芸術工学部建築都市領域の教授として着任しました。よろしくお願いします。