2025納会山行敦賀西方ヶ岳とカニづくし忘年会日時2025年12月7日(日)~8日(月)メンバー増田彦(CL)増田み阪口松村小林幸小林三小渕保小渕康(記)コースタイム8:05常宮神社出発8:30奥の院展望所10:00オウム岩11:18西方ヶ岳11:50下山開始12:26オウム岩14:10常宮神社下山西方ヶ岳は岩籠山と共に野坂岳を主峰とする敦賀三山の一座である。敦賀半島のほぼ中央にあり三方が海に面しており、眺望が素晴らしい事で知られた山である。計画時には予想もしていなかったが、二日前に敦賀地方は雪になり積雪のおそれがあったためアイゼンもザックに詰めた。常宮神社の道路沿いに駐車して、海抜0mから出発する。歩き始めると、12月とは思えない暑さで防寒用の衣類はドンドン脱いでシャツ一枚になった。500段の階段を登りつめると奥の院展望所に着く。岩の上に登れば展望が開け敦賀湾や麓の集落が望める。初冬のやさしい日射しで海が光る。しばらく緩斜面を快調に進むと銀命水に着く。水場とされているが、地面がしめってチョロチョロ水だった。この場所は頂上までの中間点にあたる。しだいに道が急坂に変わり、登山道に雪が現われる。しかしこの地点では先の事は予想も付かず、今期初めての雪道にはしゃいだ。急坂はますます厳しくなり、ロープなしでは登れない場所も出てきた。苦労してやっとオウム岩に到着。こだまを返す事からオウム岩と呼ばれているらしい。花崗岩帯の西方ヶ岳では巨石の露頭がたくさん見える。地図上ではオウム岩を過ぎると素晴らしい落葉したブナ林が楽しめるはずだったが、そこから雪山に変わってしまった。50cmほどの積雪がある。先行者が一名いたが、その人の歩幅は大きすぎて私とは合わず、ラッセル状態になってしまった。それも急坂の。巨石を山小屋と間違えるような「幻覚」も感じながら、苦しみ抜いてやっと頂上到着。3時間余りかかった。私達に続いて何十人も到着し、山小屋も頂上広場もあっという間に満員になってしまった。夜の事も考えて、昼食は一口だけにして眺め岩にのり記念撮影して早々に下山開始。アイゼンを付けたが、気温が高いために凍っていないのでツメが刺さらなくて滑る。三度も尻餅をついた。2:15無事下山し、三保の松原、虹の松原と共に日本三大松原である気比の松原を通り気比神社で左折して北陸道にのる。二時間走ってかほく市の今夜の宿に到着。二年前にもきたが、今回は倍の代金を払ってカニづくしの豪華版である。カニ一匹まるごとの他、カニの天ぷら、カニのお刺身、焼きガニ、カニの茶碗蒸し、水炊き、他は思い出せない。私以外は大酒を飲みながらカニを堪能した。翌日、雨の降り出した宿をあとに、金沢漁港でブリやイカのお土産を買い、大荒れの北陸道を加賀ICまで南下。山中温泉の熱くて深いお風呂に浸かり、北陸旅行を満喫して帰奈17:002025年も老男老女の山の会にしてはなんとか活動できた。来たる2026年は当会創立35年の記念の年に当たる。目標は「元気に出発して、楽しんで、元気に帰って来る事」とにかく無事に!