2024/04/07

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春爛漫の丹波路東~西床尾山とカタクリ園日時2024年4月7日(日)メンバー増田彦増田み阪口松村片桐向井小渕(CL記)コースタイム5:30王寺発7:55東床尾山P出発8:07糸井の大カツラ8:25助右衛門サクラ8:50分岐9:30東床尾山頂上10:10床領の家跡10:55西床尾山頂上昼食11:30出発12:45西床尾山登山口下山王寺を5:30に出発。心配していた松原JCも渋滞なく通過し、6:00に中国道に入る。吉川JC、春日JCを経て近畿豊岡自動車道に入ると、高速道路は加古川に沿って走ることになる。氷上ICを過ぎた頃からこの加古川堤がサクラ並木のピンク色で満開である。それが切れ目なく10km以上も続く。うわさには聞いていたが、ここまで長距離だったとは驚いた。満開の時期だったのもラッキーだった。和田山で下りて9号線にのり糸井橋を渡り、7:45東床尾山登山口Pに到着。登山開始する。10分ほどで糸井の大カツラに到着。天然記念物に指定されているが、35mの高さのあった元の木は朽ちていて今は80本以上のひこばえがその朽ちた主幹の周りに林立している。紙垂のぶら下がったしめ縄が張られていて結界が作られ独特の雰囲気である。このカツラの木の横の橋を渡ると東床尾山の登山口がある。そこそこ急登で道もあまり踏みしめられてなく足場が悪い。途中、助右衛門サクラの看板の木があるが、枝先は赤っぽくなっているもまだまだ蕾みかたしである。後で調べたら奥村助右衛門といって前田家と関係あるらしいが、何故こんな山奥に取って付けたように助右衛門サクラがあるのか意味わからん。しばらく登ると分岐に出る。床領の家跡を回って東床尾山に行くコースと東床尾山頂上に直登するコースである。ガイド本では前者を推奨しているが私達は後者の直登を選ぶ。ところが、指定の位置で渡渉したにもかかわらず、前進する踏み跡が無い。すこし迷ったが10m下に正しい道がついていた。一安心して登り始めるが、この尾根道、恐ろしいほどの急坂である。苦しみながら30分あまり登ると東床尾山頂上である。広々とした見晴らしのよいススキ野原の一等三角点である。日本海、氷ノ山、そして遠くに残雪の大山が展望出来る。しばらく頂上感を楽しみ西床尾山に向け出発する。朽ちた植林小屋の前を通り、床領の家跡に着く。家の名前は読めるが、屋根は傾いて残念な家跡である。分岐に戻っていよいよ縦走コースに入る。尾根は広くのんびりした稜線歩きが楽しめる。パオーン杉の小型もある。短い上り下りを数回繰り返して西床尾山頂上到着。平地で展望は無く頂上感は薄い。ここで昼食を済ませ11:30下山開始。この下りは前を見通せないくらい激下りの針尾根で滑るとアウトである。そんな細い尾根が何本もあり、うっかり目印のテープを見落とすと大変な事になる下りである。緊張のためか、下りなのに汗びっしょりである。無事に急坂を下りると今度は沢沿いの悪路である。数えられないほどの渡渉を繰り返す。熟練者コースと言われているこのコースの出口に出た時はさすがにホットした。登山靴からスニーカーに履き替えてカタクリ園に向けて出発する。帰路も加古川堤のサクラ並木を車窓から堪能する。青垣IC付近が川の両堤がサクラで一番豪華だった。2:00清住のカタクリ園に到着。遠目にも斜面がピンク色に染まっているのがわかる。花の数は去年よりも多い。終わりかけの花もあるが盛りの花も多く充分楽しめた。群落を一枚の写真に収めるのが難しく、苦労しながら楽しんだ。車に乗り込み帰路につくと、ほどなくポツポツと雨が降り出した。