2024/03/16

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大和山楽会第33期3月例会山行20240316~0317熊野古道中辺路:滝尻王子~熊野本宮CL文増田彦嗣参加者:小渕(記録、写真)阪口、小林F2、増田2(6名)コースタイム:初日河合町大輪田4:45発⇒王寺町明神5:00発→五城北IC→吉備湯浅PA集合6:30→上富田IC→(R311)→近露P8:00→8:20着滝尻王子P8:30発~不寝王子8:54~剣ノ山経塚跡9:17~飯盛山9:33~高原熊野神社10:21~高原霧の里休憩所10:42~大門王子(昼食)11:31~十丈峠11:58~箸折峠14:10~牛馬王子14:10~近露王子14:31~近露P14:44着→R311・R168→十津川♨→西中16:30着2日目西中6:00発→熊野本宮6:50→近露P7:12発~近露王子7:20~比曽原王子8:02~継桜王子8:18~安部清明掛石8:36~中川王子8:42~小広王子9:07~熊瀬川王子9:15~岩上峠10:33~虻型地蔵11:14~11:23着湯川王子(昼食)11:37発~三越峠12:06~猪鼻王子13:15~発心門王寺」13:36~水呑王子14:06~伏拝王子14:46→15:13着熊野本宮大社15:40発→近露P16:00着→R311→上富田IC→(阪和道・京奈和・五條北IC)~山麓線~王寺町明神19:30→大輪田19:40着1日目:滝尻王子~近露へースタンプの旅3月の南紀シリーズの例会山行はいつも十津川村西中一泊を企画している。今年は山で無く、ハイキング巡礼の道:中辺路を企画する。2日かけて38.5Km。途中悪四郎山782.1mを追記。歩く距離が長いので、初日の滝尻出発時間を8時30分とする。名張から参加の小林さんらは阪和道吉備湯浅PAで夜中泊をする。6時20分合流する。阪和道を尚も南下し上富田ICからR42を経て富田川沿いのR311を東進する。滝尻を通り過ぎ、古道歩きの里「ちかつゆ」の駐車場に8時00分着、車を1台留め置き、小林車で滝尻に戻る。8時20分滝尻王子のPに着く。ここは石船いしぶり川とR371m分岐。去年はここから百閒山と「乙女の寝姿」の半作嶺に登った。今日は好天に恵まれるので、留守番の愛犬ララちゃんを木陰に駐車。8時30分富田川と石船川の挟まれた巡礼の尾根道が始まる。小渕さんが手配してくれた「熊野古道とサンチャゴ・デ・コンポステーラの道」のスタンプ帳に判を押して、記念写真を撮り、標高100mの滝尻を出発する。イタリアからの若者4人は大きなザックを車に残し、我々と相前後して歩く。南紀特有の照葉樹林と杉の生い茂る巡礼の道には、大きな岩が露出している。胎内くぐりの大岩がある。小渕さんや阪口さん、美代子さんは挑戦する。穴が小さいか、身体が大きいのか通過できなく断念し引き帰る。木の根の階段をひたすら登る。ポーランドから来た単独行の青年が追い越していく。8時54分標高約210mの不寝ねず王子でスタンプを押す。休憩のポーランド人を追い越す。尚も急坂が続く。我々は登山家、中辺路を歩く人は初心者のハイカー。先を歩くハイカーを追い抜いていく。こんなことは初めてだ。いつもは抜かれて抜かれ続けられている。標高約400m剣ノ山経塚跡からは登り降りの尾根道。高原熊野神社付近で先頭を行く、小渕・阪口さんが行方不明。携帯の着信音が鳴る。我らは行き過ぎていて、熊野神社はV字型の折り返しにあった。神社には楠の巨木がそそり立っている。熊野古道が開かれた時に植えられたのか千年以上経過している。10時22分高原霧の里休憩所でしばし休憩。草餅を食べる。眼下には富田川が流れ、虎ヶ峰や果無山脈を遠望する。イタリア人の4人パーティと合同写真を撮る。10時42分出発。ここからは叉登りが始まる。標高約590mの大門王子でスタンプを押し、少し早めの昼食を摂る。ここには立派なお雛様が飾られていました。11時30分発。緩い尾根道を行く。12時前に十丈王子でスタンプを押す。今回のピークハントの悪四郎山への分岐に来る。地図では近くと思っていたが、往復50分かかるので、カット。先を急ぐ。R311の逢坂トンネルのうえの道を進む。13:34大阪本王子でスタンプを押す。道の駅熊野古道中辺路を眼下に見ながら通過。14時10分中辺路のシンボル箸折峠の小高い所に鎮座する牛馬童子像に着く。高さ50cm程度の小さな石像で、牛と馬の2頭の背中の上に跨った像。2008年6月18日、牛馬童子像の頭部が何者かによって叩かれて壊され、無くなっているのが発見された。修理されたが、約2年後の2010年8月16日、市内バス停のベンチにて切断された頭部らしきものが発見、本物と確認される。14時31分やがて近露の集落と日置川が見え出す。14時44分今日の目的近露王子に到着。スタンプを押す。急いで駐車場に戻り、愛犬ララちゃんの待つ、滝尻へ直行。着くと窓から顔を出す。ほっとした瞬間だった。全員揃って、十津川♨へ。300円(4月から倍額に)17時前に西中に着く。きょうの宴は鍋。2日目近露から熊野本宮へ6時00分朝食を済ませ西中をを出発、熊野本宮に6時40分着。天候は午後3時からは雨の予報。愛犬ララちゃんは小林幸一さんと一緒に留守番。7時00分残り5名が、古道歩きの里「ちかつゆ」の駐車場に留め置き、出発する。近露のメイン通りを東進。小学校への坂道を登る。外人向けの民宿が至る所に建てられている。東西に走るR311の北の標高約500m前後に熊野古道が続いている。8時02分比曽原王子通過。8時18分野中の継桜王子で休憩。中辺路を代表する名所:かやぶき屋根の「とがの木茶屋」がある。以前来たことがあり、お茶を頂くが、今は営業していない。観光化され、風景が一変している。近くの秀衡桜でもスタンプを押す。8時36分安倍清明腰掛石通過、8時42分中川王子通過、9時07分小広王子通過。9時15分熊瀬川王子通過し、草鞋峠を越えて、下り坂が続く。沢に出ると、林道と出会う。迂回路の表示がある。2011年の12号台風で南紀の山々の至る所で地滑りが大発生し、ここ中辺路の岩神王子へのルートは通行不可となり、迂回路が設けられた。道標に沿ってR311へ続く林道をしばし南下、木橋で沢を渡り、急な坂道が続く。10時33分迂回路の山頂岩上峠からも降り坂が長い。11時14分蛇形地蔵近くで中辺路道と合流。蛇形地蔵でスタンプを押す。休憩しているイタリア人4人組を追い抜く。湯川一族の墓があり、石垣だけが残り、杉林となり廃村となった湯川集落跡の道を行く。11時23分湯川王子に着き、昼食を摂る。ここから三越みこし峠への登り道が続く。12時06分三越峠の広いアスファルト舗装の道に出る。新しい休憩所が建っている。木の門を潜り階段の急な坂道を下り、音無川の沢沿いの道をしばし東進。赤木越分岐からも尚続く沢沿いの道を猪鼻王子へ向かう。13時15分着。猪鼻王子でスタンプを押す。沢と分かれ、発心門王子への登坂行く。13時26分発心門王子に着き、スタンプを押す。広い道を東進。14時06分水呑王子着。スタンプを押す。北の眼下には三越川が見える。以前R168から三越川沿いに西進して果無山脈に登った。付近の地形が読めてくる。時々晴れ間がのぞかせるが、天候が気がかりだ。民家が続き、途中から小林夫人が携帯で幸一さんに伏拝王子まで車の迎えを要請する。14時46分伏拝王子に着くと、幸一さんの車が既に愛犬と一緒に来ていた。スタンプを押していると雨が降り出してきた。ここから祓殿王子から熊野本宮までの3.1Kmは次の機会とする。車に乗り込み、熊野本宮へ、参拝とスタンプを押しに階段を登る。世界遺産熊野本宮館に寄って、スタンプ帳を見せ、景品を頂きました。その後近露の駐車場まで戻る。16時に我々4名は来た道を戻り上富田ICから阪和道・京奈和道で帰路に就く。小林車は熊野本宮よりR168で五條経由して帰路に。