錦秋 の 岩籠山日時 2022 年 11 月 3 日 (木)メンバー 増田 阪口 松村 坪井康 坪井世 小渕(CL 記)コースタイム 8:15 出発 8:45 奥野山ピーク 10:35 インディアン平原 10:55 頂上 11:30 下山開始 12:50 奥野山ピーク 13:15 下山岩籠山は野坂山、西方ヶ岳とともに敦賀三山である。標高は 765mとさほど高くないが、登山口も低いので 600m は登らなくてはならない。駄口登山口は駐車場から道をはさんで、食堂の看板のあがる古い建物の左側にある。突然の急登で「こんなはずでは・・・」と思う。11 月に入ったのに気温も高く汗びっしょりになる。登山道の両側にはあちこちに今期名残のリンドウやセンブリの花が咲いている。高度にして 80m ほど登ると緩やかな傾斜に変わり、その後も急斜面、緩斜面を繰り返しながら高度を上げて行く。奥野山ピークを過ぎてロープの下がった岩場を一つ越えると、一気に黄色に染まった木々が現れる。太陽が葉の上から射して黄色葉がまぶしいほど輝き、秋色満喫となる。進んで南側が開けた場所に来ると一面の雲海である。青い空と白い雲とが画面を分け、雲海の端の方は滝雲のようにも見え、息をのむような絶景である。右手に大崩れを見ながら急坂を登り、登った分下ると紅葉したブナ林が広がる。見上げる高い位置に黄色の葉をつけ、幹はブナ模様の白っぽい木がまっすぐに無数に立っている。頂上直下まで来ると赤いモミジの木々も混じるようになり、まさに錦秋の様である。そして最後の急登を登る。両側のササをつかまないと登れないほどの急坂である。登りきると草原が広がりいくつもの花崗岩の巨石が立っている。インディアン平原と呼ばれる珍しい風景である。東側は切れ落ちていて、岩の上に立つとビビる。もう一登りして岩籠山ピーク。北側は眼下に敦賀の町と敦賀湾がよく見え、西側には野坂山がどっしりと構える。鉄塔が何本も建っている山を根元にして敦賀半島がのびている。ここで昼食をすませ豊田市から来たという「ガキ大将養成講座」の子供達と交代して下山開始。もと来た道をくだる 。行き帰りの車7 時間、歩行時間 5 時間をもってしてもお天気も良く、紅葉が盛りだったので、下山するのがもったいなく、お名残惜しいと感じるほど秋色の岩籠山であった。登りは急登に悪戦苦闘したが、下りは早かった。皆様お疲れ様でした