花が咲いている。白い五弁の花びらの先からレース状の糸が出ている花は初めて見たが、写真を送ってリーダーに聞いたら、烏ウリの花だと教えてくれた。いくつか咲いていたので、晩秋になると赤い実がなるのであろう。黄花コスモスが咲いている。萩の花も咲き出している。月見草もたくさん咲いている。月見草は草木染めの染料としてはとても優秀で鉄媒染すると、紫グレーに染まり、私も一時期よく使った。烏ウリの花 月見草 10 分ほどで橋本院の山門に到着。葛城古道は左側に進んで行く。白壁の塀が終わると広いお庭が広がる。まず、蓮の花が目に入る。ピンク色の蕾みは桃のように丸くふくらんでいる。「今年は蓮はお休みです」の看板があり、数は少ないが、写真はキレイなのがとれた。そして今日のお目当てはレンゲショウマ、これが見たくてここに来た。まだ蕾みも多いがたくさん咲いている。花は下向きに咲くのでカメラを下に入れるが、写すのが結構難しい。ピンボケも多数あったが、数枚は撮れた。レンゲショウマのすぐそばに終わりかけの桔梗が色鮮やかに咲いている。庭を一周すると、白いノリウツギの花が盛りを迎えていて豪華で華やかである。木々に被われた場所に入るとヤブミョウガが地味に咲く。周りは花の終わったアジサイの木が続いて、小道になっている。一時間半ほどお花見を満喫してもと来た道を高天彦神社まで戻る。朝満車だった駐車場だが下山したのであろうか、歯抜けになっている。ここまで来て郵便道を登らないのは、背信行為のようで後ろめたく、帰りに二上山に登って穴埋めしようと決めて出発した。山口神社まで戻って歩き始めようとしたが、あまりの暑さに心が折れてしまって車に逃げ帰った。「高齢者は家から出ない蓮の花 桔梗 黄レンゲショウマ レンゲショウマ まだ蕾みも多い ヤブミョウガ で。」とテレビで流れている。早く帰ってクーラーの部屋で涼もう。橋本院は朝のお散歩には見応えのあるお花の庭であった。満開のノリウツギ