クサタチバナの行者還岳 山行報告実施日:令和4年6月19日(日)曇り時々晴れ参加者(5名)小渕(CL)、増田、阪口、片桐、小野源(記)(敬称略)<コース>国道309号の90番ポストから奥駈道に上がり、途中クサタチバナの群生地を通り行者還岳山頂をピストンする。<コースタイム>4:30 自宅を出発 → 6:00 川上村道の駅で増田車と合流 →7:00 90番ポストより山行開始 → 7:35 タイタン広場(小休止)→8:00 奥駈道分岐→ 8:15 クサタチバナ群生地(写真撮影) → 8:45 避難小屋(小休止) → 9:20 行者還岳山頂 9:25 → 10:45 奥駈道分岐 →11:00 タイタン広場(昼食)11:15 → 11:40 90番ポスト着<山行概要>7時少し前に90番ポストに着くと既に車が7台停めてある。少し前まで、このコースは人にあまり知られていないお宝ルートだったが、今では登山者が増えて YAMAP にも行者還岳往復コースとして紹介されている。それに現在行者還トンネルが工事のため通行止めになっているので弥山・八経方面への登山者も車を停めているのかもしれない。鉄製階段を上がり急勾配の斜面をゆっくり登っていくと約30分でなじみの檜の老大木と錆びて朽ちかけたトラック(タイタン)に出合う。新緑と涼風のなかでホット一息つく。更に急斜面を上っていく。あと少しで奥駈道に合流するというところで振り返ってみると大・小普賢岳の峻険な山容が目に入ってくる。少し靄がかかっていたが何時見ても素晴らしい。奥駈道を歩き始めると、左手に弥山・八経ケ岳に続いて鉄山やバリゴヤの頭などの大峰の名だたる山々が望める。下りが多いので軽快に足が進む。石灰岩に苔生した歩きにくい斜面を上がるとクサタチバナたちに出合う。まだ蕾が多く満開には至らないが小さな白い花が可憐に咲いている。皆それぞれ写真撮影開始。行く手前方の木々の間から行者還岳の頂が見えてきた。行者還避難小屋到着。石碑の横で小休止。3年前の例会山行でこの小屋に泊まったことが思い出される。水場のあるガレた斜面に来る。崩落が進んでおり、木製の梯子もかなり痛んでいるので慎重に上って行く。奥駈道を外れ山頂に向かう。山頂直下はシャクナゲが生い茂り足元がぬかるみ歩きにくい。おまけに急登だ。ひと汗かいて山頂に到着するも小さな虫(ブユ)がやたらと飛んでくる。錫杖の横で集合写真を撮り早々に下山を始める。タイタン広場に戻り昼食。午前のうちに90番ポストに戻る。歩行時間 : 約 4 時間歩行距離 : 6.8km<所感>大峰奥駈道の緑豊かな自然と周辺の山々の眺望、そしてクサタチバナの群生など癒しの山歩きを楽しむことができました。ただし虫の多いのにはいささか閉口しましたが・・・また、R309のくねくね道で野生のサルをたくさん見かけたことや、ジキタリスが道路脇や崩落防止ネットの下からいくつも群生していることには驚かされました。