自主山行花 花 花 の 霊仙山日時 2021 年 5 月 9 日(日)メンバー 増田(CL) 阪口 松村 小林幸 小林三 小渕(企画 記)去年いつ頃だったか NHK の日本百名山で霊仙山を見た。撮影日は 5 月中旬で山シャクヤクがたくさん咲いていた。その時から霊仙山の企画をあたためていた。以前にも書いたが、花の時期を当てるのはとても難しい。特に今年のように全ての花の開花が 10 日早いと、5 月の 2 週目と決めていたこの登山も自信がなくなってきた。ヤマップの活動記録を見ていても 4 月 20 日過ぎから山シャクヤクが咲きだしていて、2 週間遅れではもう無理かもと諦め、目標はクリン草とエビネランに変えて出発した。5 時に王寺を出発し登山口には7時前に到着。今畑登山口前の駐車場は私達の車で満車になった。コースタイム7:00 今畑登山口 8:10 笹峠 9:05 近江展望台 10:18 霊仙最高点 10:30 霊仙山 11:00 経塚山11:08 避難小屋 中旬 11:40 再出発 13:07 汗拭き峠 13:50 下山今畑登山口のポストに登山届を入れて出発。けっこうな傾斜の坂をジグザグに登る。10 分ほど登ると、咲いてる!咲いてる!クリン草!! 谷一面に濃いピンクの花で埋まっている。朽ちた廃屋のそばに多く群落している。群落は数か所ありほぼ満開。圧巻。登山道は幅も広く、踏みしめられていて歩きやすい。1 時間で笹峠。右手の高台でエビネランを見つけて休憩。エビネランは笹峠から先の登山道のあちこちに咲いているが、地味な色で地面の色に溶け込んでいてうっかりすると見過ごしてしまう。笹峠から近江展望台までの高度差 300m は道のはっきりしない崩れた斜面を急登する。いつの間にか森を抜けて霊仙山独特の一面石灰岩で覆われたカルスト台地に代わっている。足場は悪いが見事なカルスト台地である。そしてこのあたりが私のテレビの記憶の場所である。増田さんに上に登ってもらい「その辺を探して、その辺」と声をかける。「あったー!!」山シャクヤクの群生である。信じられないけど、山シャクヤクの花がずっと続いている。あいにく曇り空なので開ききった花は少ないが、ピンポン玉くらいの大きさの白いつぼみがあちこちに見える。谷の下のほうまで群落がのびている場所もある。充分満足して登山道に戻り石灰岩の道を歩くと、ガスがかかってきて強風がふきだす。頂上近くになると飛ばされそうになり、視界不良になる。「かたまって歩こう」と声かけし、ヤマップの地図で何度も確認する。頂上に着いても集合写真を撮るのがやっとで何も見えない。急いで下山をはじめ経塚山に向かう。経塚山でも風が強く避難小屋まで下りて昼食をとる。登り返して経塚山まで戻り、汗拭き峠方面に下山を始める。お虎ヶ池近くまで下ると霧の中から脱出できて、広々とした草原を歩く。登ってきたカルスト台地とは正反対の穏やかな草原である。お虎ヶ池は鳥居がある霊仙神社で雨乞いの儀式が行われたという。滑り止めのロープがはられた急坂をジグザグに下り、5 合目の展望台でティータイム。その後汗拭き峠を通過し 13:50 下山。帰路の途中で多賀大社に参拝し、あいとうマーガレットステーションで人気のジェラートを食べて超満足で帰宅した。