自宅でご自身でリンパマッサージ(セルフリンパドレナージ)を行うことは可能です。
体のむくみ解消やリラックスのために、多くの人がセルフマッサージを取り入れています。
セルフリンパマッサージのポイント
自宅で行う際に特に重要なポイントは以下の3つです。
優しいタッチで行う リンパは皮膚のすぐ下を通っているため、強く押す必要はありません。手のひらで皮膚を優しくなでるような、弱い力(食器洗い用のスポンジを軽くへこませる程度)で行うのが大切です。
リンパ節に向かって流す マッサージは、老廃物を回収するリンパ節(フィルターの役割)がある場所に向かって行います。主なリンパ節は、鎖骨、脇の下、首、お腹、脚の付け根(鼠径部)、膝の裏などに集中しています。
体があたたまっている時に行う 入浴後など体が温まり、リラックスしている状態で行うのがおすすめです。マッサージオイルや保湿クリームを使うと、摩擦が減り、よりスムーズに行えます。また、始める前と後に水分補給をしっかり行うことも大切です。
代表的なマッサージの例(脚の場合)
むくみが気になる方が多い脚のマッサージ手順の一例です。
準備 まずは鎖骨や首周りなど、体の上部のリンパ節を軽くマッサージして流れを良くしてから、脚に移るとより効果的です。
脚の付け根(鼠径部) 脚の付け根(鼠径部)はリンパ節が多く集まる場所です。両手を重ねて当て、反時計回りに円を描くように優しく5回程度さすります。
ふくらはぎ 足首から膝の裏のリンパ節に向かって、両手で交互に、下から上へとさすり上げます。
太もも 膝の上から脚の付け根(鼠径部)に向かって、両手で太もも全体を包み込むように下から上へさすり流します。
膝の裏 膝の裏のくぼみに4本の指を当て、軽く押したり、さすったりして刺激します。
自宅でのセルフケアも有効ですが、サロンでオイルリンパマッサージの施術を受けることには、セルフケアでは得られにくい多くの具体的なメリットがあります。
主なメリットを「効果・技術面」「心身のリラックス面」「美容・健康面」の3つに分けてご説明します。