レーザーが誕生してから約50年、現在では工業分野はもちろんの事、医療やバイオ、化学、更には遠い宇宙まで様々な産業分野において、レーザーが利用されています。一方、弘前大学理工学部機械科学科にある花田研究室では超短パルスフェムト秒レーザーや各種レーザーを用いた微細加工技術開発を行っており、その応用としてバイオチップ開発やバイオチップを用いた高効率細胞観察を行っています。また、微細加工に限らず食品内成分や味などを数値化するレーザー分光計測と機械学習を組み合わせた研究も行っています。各種レーザー光を用いた微細加工技術開発に関する研究を行う事で、幅広い分野への応用研究に展開しています。また、共同研究として研究機関や大学、企業各社との連携も行っています。
レーザー照射時間が10-15秒程度の超短パルスフェムト秒レーザーを用いたガラスや低屈折樹脂などの透明材料3次元微細加工を行っています(Read more: LabChipにて掲載)。
液中にレーザーを集光すると、バブルが形成されます。このバブルを用いて、我々はシリコーンゴムなどの透明な熱硬化性材料の微細加工技術開発やバイオチップを開発しています(Read more: Opt. Lett., Opt. Express にて掲載)。
ラマン分光計測と機械学習を組み合わせて、食品内部の成分や食味を評価します(Read more: Appl. Phys. B や J. Raman Spectros. にて掲載)。
レーザーを集光すると、回折限界と呼ばれる光学現象により、集光スポットの大きさが決められます。我々は、この回折限界を超えるレーザープラズマを利用した超微細加工について技術開発を行っています。(Read more: Opt. Lett.にて掲載)
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