『星との対話』は、演出家・パフォーマーのキタムラアラタが1990年代に影響を受けた中江嘉男の著作『宇宙遊星間旅行』を現在の視点で読み直し、振付家・ダンサーの伴戸千雅子と現代美術家のユミソンとの3人がそれぞれにパフォーマンスなどを即興で組み立てるワーク・イン・プログレスのシリーズ。
なお公演は『宇宙遊星間旅行』を下敷きにはしているが物語りの構成や内容は異なる。
演出家、劇作家、パフォーマー。
高校の頃から演劇をはじめる。明治大学在学中に劇団螺船を主宰。劇団俳優座研究生を経て、1995年に演劇創作集団アンネフォールを創設、主宰。米国イェール大学ドラマスクールにて修士号取得。2000年より2年間、文化庁在外芸術家派遣員としてチェコ共和国プラハ国民劇場。2001年、アナトレイ・ヴァシリエフが主催する欧州若手演出家コンクール(モスクワ)にて最優秀賞。国内外で数々の舞台作品を手掛けるが、2009年からは演劇から一線を引きパフォーマンスアートに専念。
伴戸 千雅子 振付家・ダンサー。
演劇、バリ舞踊、舞踏を学び、1999-2011年ダンスグループ「花嵐」で活動。以降、ミュージシャンやパフォーマーと即興セッションや作品づくりを行う。2015年、一般の女性たちの体験をもとに、子育て・性・介護を描いた舞台「おしもはん」を企画・演出。04年から、視覚障害のある人とのWS、作品「直美の夢」「touching face」を上演。08年から知的障害、精神障害を持った人を対象にしたダンスプログラムの講師を務める。 キタムラアラタとは演出作品「鳳人話」(2004年)、ボルヘスプロジェクト(2005年)に出演。それ以降、「マニラの女」などのパフォーマンスを作り共演する。
現代芸術家。Baexong Arts founder。 自分が育った地域へ影響を返すリーディング・パフォーマンスから活動を開始。2004年頃から表現形式はインスタレーションへ変化。個展は愛知《ユミソン》展(2013)、ロンドン《Place as an extension of body》展(2017)。 企画は、北アイルランド《When The Wind Blows》展(2015)共同キュレーター、福島市と共催《土湯アラフドアートアニュアル2013-2014》総合ディレクター、宮城県栗駒市の風の沢ミュージアム(2014-2017)ディレクター、ブロックチェーンテクノロジーを扱うスタートアップのアート部門ディレクター等を務めた。2022年からは高麗博物館の学芸部にも所属。