地域住民に対して、地域の人・モノ・資源を活用した、災害に強く、安全で安心して暮らせ、次世代を育てる魅力あるまちづくりに寄与することを目的としている。
砂山今福防災公園では防災パーゴラやソーラー照明灯、防災学習スツールやかまどスツール、防災井戸施設などがあります。
地震等災害発生後の地域防災活動に役立つ、各種の防災施設を備えています。
近くには和歌山県立和歌山商業高等学校や、和歌山市立西和中学校などがあります。
災害時の断水・停電に備えた防災井戸は手押しポンプによる手動操作での水くみを行うことができます。
※手押しポンプ使用時の操作手順
①表示パネルスイッチを「自動(商用)」から「停止」に切り替える
②モーター側のバルブを「開」から「閉める」にする
③手押しポンプ側のバルブを「開」から「開ける」にする
通常使用に復旧するときは、③→②→①の手順で逆操作する。
災害時にはパーゴラ下の収納ベンチ(左の写真)に収納されたテントを展開することで雨風をしのぐことができる空間を作り出すことができます。
※組立作業は必ず2人以上で、強風時は安全のため使用は控え、テント内では火気の使用は絶対に行わないでください。
ボランティアセンターの活動内容としては、ボランティア活動体験機会提供事業、
ボランティア活動交流普及事業、福祉教育推進事業等多岐にわたる。
話し合った内容としては主に6つあり。
・実際に災害が起きた時(被災地)の状況について
・被災者の健康への配慮や心のケアについて
・被災者のプライバシーについて
・避難先の課題(生活環境、不足するもの)について
・避難を選ぶ条件について
・避難所HUGの改良について
などがあります。
避難所は自宅に戻ることができない人の生活の場となり、避難先としては学校の体育館や公民館、福祉避難所(福祉施設など)、その他(車中泊、親戚の家など)があります。
日本の避難所は、アフリカ・ソマリヤの難民キャンプ以下といわれており、『スフィア基準』といわれる地域紛争による難民問題に対応するために作られた国際基準に達していない避難所が多いそうです。
『スフィア基準』とは主に、
・避難所の移住空間は最低限一人当たり3.5平方メートル
・適切なプライバシーと安全が確保され、覆いがある
・最適な快適温度、換気と保護を提供する
・トイレの数は男女比で1:3を推奨(女性は整理や排せつの仕方の違いで時間がかかるため)
・トイレ1つにつき最大20名(初期は50名)
など多くの基準があります。
避難所HUGの改良点
・時間による課題(緊急期・対応期・復興期)に分けて3ステップで行う。
・避難者は一人一枚のカードにするのではなく複数人で一枚にする。
・HUGの最大の長所である避難所運営について学ぶということを活かすために、各々が意見を出しながらリーダーがまとめる形にする。
・他の人にも知ってもらえるように短時間でもHUGをプレイできるようにする。
・被災者はそのような状況になったときにどのような支援を受けたいと思うのかを考えられるようにする。
・支援される側、支援する側という区別はせず、プレーヤー自身が避難してきたとして、地元住民(被災者)として運営に参加し、自分自身にできることは何かを考える。
・自分自身が暮らす地域に、こんな避難所があればいいなという点を話し合う。