道徳教育の基本的考え方
・道徳に「答え」はあるのか?
・道徳とは?
・「道徳」と「法」の違いは?
・「他律」から「自律」へと向かうことが道徳的成長
道徳教育とは
道徳性:人間としてよりよく生きようとする人格的特性
○道徳的判断力・・・人間としてどうすることが求められるか
○道徳的心情・・・人間として望まれる事象・状況に喜びの感情
人間として望ましくない事象・状況に不快の感情
○道徳的実践意欲と態度・・・人間として望まれることを自分らしく
実行しようとする構え
道徳的価値:よりよく生きるために必要とされるもの
①道徳性は見えるのか?
②道徳の答えはだれがもっているのか?
③道徳は教えられるのか?
④目標設定のしかた
【B:友情、信頼】「泣いた赤おに」実践交流
「あすを生きる」中学1年「サッカー漫画を描きたい」
「道徳びらき」から「道徳じまい」へ
サトウハチロー
「美しく自分を染め上げてください」
➡この1年間でどんな色に染め上げら れたかな?
1年間の自分の成長を感じることの
できる「しかけ」
4月12日(土曜日) 活動計画確認・わたしの道徳びらき交流
5月10日(土曜日) 道徳入門講座 指導案検討
6月7日(土曜日) 前期附属小実践交流会
7月12日(土曜日) 道徳フェスティバルに向けて
8月23日(土曜日) 道徳フェスティバル
9月13日(土曜日) 道徳ミニ講座(発問・ふり返り)
10月 日(土曜日) 後期附属小実践交流会
11月8日(土曜日) 道徳ミニ講座(図工科から道徳)
12月13日(土曜日) 道徳ミニ講座(ICTと道徳)
1月10日(土曜日) 附属小研究発表会
2月14日(土曜日) わたしの授業づくり 実践交流
3月14日(土曜日) わたしの道徳じまい交流
1.17学習から(藤本T)
・1.17追悼集会
・ネコの手ボランティア
・朝がくると
こんなキーワードで考えるといかが?
低学年:「すてきなお兄さん・お姉さんになるには?」
中学年:「すてきなおとなになるには?」
高学年:「よりよく生きるには?」
どうすれば幸せになれるのだろう?
(谷口T)
子どもたちが「幸せ」をキーワードに
追究し単元化
・5年「心の中の龍」
・5年「ロレンゾの友達」
・5年「ぼくの名前呼んで」
そして大人の事情で・5年「二羽のことり」
5年道徳学習のふり返り(谷口T)
5年生の道徳の時間で学んだ「生き方」とは?
対面による授業公開と協議会開催!
◇ 公開授業① 9:00~9:45
4年2組 道徳「ブラッドレーの請求書」 授業者:兵庫教育大学附属小 泉谷量平
◇ 公開授業② 10:00~10:45
3年1組 道徳「よわむし太郎」 授業者:立命館小学校 丸岡慎弥
◇ 公開授業③ 11:00~11:45
6年1組道徳✖図工「作品(写真)から見る私たちの世界」 授業者:兵教大附属小 中野浩瑞・古家美和
◇ 教科別協議会「道徳」13:00~15:00
指導助言者:兵庫教育大学大学院 准教授 淀澤勝治
兵教大附属小4年2組道徳「ブラッドレーの請求書」板書 授業者:兵教大附属小 泉谷量平
兵教大附属小3年1組道徳「よわむし太郎」板書 授業者:立命館小 丸岡慎弥
「大輔・勝治の道徳科の基礎・基本講座」でぐっとアットホームな雰囲気となった。
基礎・基本講座については継続の方向で!(経験の浅い先生方も参加しやすい研修会へ!)
来年度のテーマは「人物教材」の方向で調整
◇運営面の改善点◇
・休憩時間を確保し、情報交換できる余裕を!
・兵庫県の後援申請を取るために早めに動く!
・ふり返り入力(紙面での記入)の時間を確保し、回収率をあげる。
・サテライトから長田への移転に伴う会場変更(神戸開催は交通の便がよく参加しやすい。)
「家族愛・家庭生活の充実」の実践交流
・4年「家族の一員だから」… 家族だからといって甘えすぎない
・4年「お母さんの請求書」… 勤労感謝につなげる
・5年「ぼくの名前を呼んで」…学級通信紹介
※多様な価値観があり、多様な家族がある。自分の家の「当たり前」がとなりの家の「当たり前」ではない。
そのため道徳授業で扱う難しさがある。家庭の状況に対する配慮は?
「家族愛・家庭生活の充実」の教材分析
・「家族」は子どもにとって初めて出会う共同体
「敬愛の念」と「家族の中での自分の役割や責任を果たそうとする情意の高まり」を往還し、
「家族の一員である自覚」を育む。
・「家族」は血縁関係だけではなく、自分を支えてくれている他者ととらえては?
・「家族」とはこうあるべき!ではなく、主体的に選択していくことのできる配慮を!
・ともに生きる人との関係を考え、自分がよりよく生きるために考える。
・「家族(Family)」と「家庭(Home)」
教材に関わる文言の整理
教材の意義
①道徳的な場面を考える土台をそろえる
②道徳的価値を含む内容を意識した学習ができる <補充・深化・統合>
③道徳的価値の理解を促す
教材分析 1年「ぼくのしごと」(東京書籍) C:勤労、公共の精神
◇生活科の学習との関連づけ
おうちのしごと見つけビンゴ おてつだい大作戦
◇「家族愛」からの「勤労」
○導入:係のしごとでがんばっていること
○ぼくはどきっとしました・・・小さな期待と大きな不安
◎中心発問:「やったあ。」とよろこんでいた「ぼく」はどんなことをかんがえていたでしょう。
ほめられてうれしい
もうぼくは、ふろそうじのプロだよ!
ひとりでもまかせてもらえた! 問い返し「笑顔になっているのはぼくだけかな?」
みんなの役に立った
毎日みんなによろこんでもらえる
⭐前半 困り事交流 発問はどうつくる?
・発問をどう作っているか
・発問生成表も一つの方法(附属小より)
↓
【それよりもまず先に!!】
この教材で子供たちと考えたいことは何かを見つけること
?ではどうやって子供たちと考えたいことを見つけるのか?
教材を色々な視点から切り取る。
そこと、学級の子達との実態(児童観)の擦り合わせから授業の核を!
このあと、実際に教材を用いて話し合い、教材分析体験を行いました☀️
⭐後半 5月の実践交流
(泉谷先生)役割演技の意義は?
→入り込める子の演技を見ると、オーディエンスに染み込む。→誰にさせるのか?
・オーディエンスがどう思うかが鍵。
NG:次は私がやりたい。僕やったらこう演技する。
・オーディエンスが見たくなるような指導を積み重ねることが大事。
どう積み重ねるか?
役割演技がハマっている状態とは?
役割演技がハマっていない状態とは?
(亀野先生)ワンガリマータイさん
自然愛護
・なぜ自然を守り抜かないといけないのだろう。
・子どもたちが、評論家、一般論にとどまらないためには?
(藤本先生)ちこく
・問い返しカードで実践継続中
・授業の展開は教材で変えている。
・教材理解をしやすいものであればスッと入る。
・子供達の生活と遠ければ、理解しやすい文脈をつくる導入をする。など
道徳の意義、意味とは・・・ 淀澤先生の講義をベースとしながら考える。
・道徳では子どもたちが考えたことがあるようでないことを考えたい。
・知っているようで知らないこと。
そのために→子どもの論理に目を向ける必要性(より精緻に)
・道徳科で、子ども自身が何を学んだと感じるのか?学びの手応えは?
・道徳科で子ども自身が、向上した自分に気づけると良い?
→教師自身が道徳科の学びの意義を感じづらい。明確にする必要性が。
・教師の子どもの捉え方が大事。子どもを相手にしている仕事。教師が子どもをどういうそんざである かと捉えるか。
・未熟と捉えるか。未分化と捉えるか。
・子どもが....じゃなく、その時教師は何をしていた?で考えたい。子どもの姿から教師行動を見直す。
・原因論ではなく。目的論。.「この子の目的は?」というマインド。これは子どもを肯定することにつながる。教師の捉えで、教育の見方が変わる。
・子どもの気持ちに期待している教師の教室は違う。
・足りないことを探す。その子に足りないことは?自分に足りないことは?
・子どもは何が楽しいの?道徳の何が楽しいの?→これを探ることから始めよう。
参加したメンバーが考える道徳科の意義(道徳科ってなんの時間?に一言で答えると)
自分を知るための時間
自分を見つめるための時間
どう生きるかを問う時間(自分にも、友達にも)これでいいのかな?どっちがいいのかな?
よりよく生きるとは何か?を考える時間(独りよがりじゃなく、社会との繋がりもいるでしょ)
社会の中で自分がどう生きたいかを考える時間
生き方、考え方のヒントを得るヒント集め
自分の価値観を広げるための時間
→これらを階層や順序で整理すると面白いなぁ。
授業づくりから考える 4年「絵手紙と切手」【友情、信頼】
Q1:友達とのより良い関係とは?
いつも一緒にいなくても話せる友人。
辛い時に気遣ってくれる人
見返りを求めない。
言葉がなくてもいい関係
自分の弱所が言える。信頼しているから。受け入れてくれる安心感。
価値観が大事。大人になって思う。熱量がいっしょ。理解してくれる。
別に弱いところを言えないからと言って、信頼関係がないとは言えない。
その人のことを考えている時間があるかどうか。EX)プレゼントを選んでいる時間
結果ではなく過程(どれだけ友だちを思っているか)。