国内に設置されている多くの電波望遠鏡が建設・運用開始されてから20年以上が経過しました。日本のVLBIコミュニティには、観測局の立ち上げと、望遠鏡群の長期安定運用に関する世界第一級のノウハウが蓄積されてきました。しかし、近年VLBIコミュニティの年齢別人口はカクテルグラス型へと移行していることに加え、VLBI観測網を実際に立ち上げてきた多くの専門家が数年以内で定年を迎えられます。このことは、今後コミュニティの人口が大幅に減少すること、コミュニティが一丸となって取り組む事柄への判断力・対応力の低下を招く恐れがあります。この将来予想を打破し、日本のVLBIコミュニティが今後も継続的に発展するために、先達のさまざまなノウハウの継承が急務です。
上記の背景のもと、本年度のシンポジウムは、「受け継いでいくVLBI」をテーマといたしました。本シンポジウムでは、VLBI観測網の構築と、観測技術の開発に携われた専門家を招待し、望遠鏡群、観測局、相関局の発展史を再確認することを本シンポジウムの第一目的とします。これらを踏まえ、今後VLBI懇談会として取り組むべき課題について総合的に議論します。
開催日程(予定):
学生セッション
2024年12月9日 (月) 9:00~16:00
本セッション
2024年12月9日 (月) 16:00~18:00
2024年12月10日 (火) 9:00~18:00
2024年12月11日 (水) 9:00~14:00
*時間は変更になる可能性があります。
開催場所:
高山市民文化会館 (会場アクセスはこちら)
講演形式:
口頭講演及びポスター講演 (プログラムはこちら)
(ともにリモート発表対応予定)
招待講演者 (五十音順):
小川英夫 大阪公立大学
小林秀行 上海天文台
高羽 浩 岐阜大学
田辺義浩 茨城大学
中川亜紀治 鹿児島大学
廣田朋也 国立天文台水沢VLBI観測所
藤沢健太 山口大学
宮本祐介 福井工業大学
米倉覚則 茨城大学
懇親会:
日時:12月10日(火) 19:00-21:00 (18:30ごろ会場に送迎バス到着予定)
場所:N-Resort Tateyama (https://n-resort-takayama.jp/)
参加費:学生 4,000円, PD・助教相当 7,500円, 准教授・教授相当 8,500円
お問合せ:vlbisymp_2024@googlegroups.com
参加申し込みは終了しました。
参加申し込み締め切り(講演あり):11月20日(水)
※旅費補助は11/13(水)までに参加登録をされた方といたします。
参加申し込み締め切り(講演なし):11月27日(水)
世話人
SOC:村瀬建 (岐阜大学, Chair), 元木業人 (山口大学), 佐野栄俊 (岐阜大学), 岩田悠平 (国立天文台), 藏原昂平 (国立天文台), 酒見はる香 (山口大学)