ウスバキトンボの特徴

ウスバキトンボは夏から秋にかけて全国各地で見られます。

このページではウスバキトンボの成虫の特徴を紹介します。今年はウスバキトンボを捕まえてみませんか?

未熟♂

<体の特徴>

● 体は全体的に橙黄色を帯びる。

● 腹部に黒く細いしま模様がある。

未熟♀

<翅(はね)の特徴>

● 薄くて広い。

● 後翅の基部に橙黄色の斑紋がある。

<色の変化>

● 成熟した雄は背中赤みが強くなる。

● 羽化したばかりの個体の胸部は白色だが、成熟するにつれて黒ずんでくる。

成熟した個体の翅は傷が目立ち、茶色っぽくなる。

<休み方の特徴>

● 木の枝や草丈の高い植物にぶら下がるようにして止まる。

 

 
 

<飛び方の特徴①>

をあまり羽ばたかせず、風に乗ってグライダーのように滑空飛行するのが得意。

<飛び方の特徴②>

● 芝生などの開放的な草地の上空で群れをつくって飛ぶ
 

<参考文献>
● 尾園暁・川島逸郎・二橋亮.『日本のトンボ』.文一総合出版:2012.
● Ichikawa, Y. & M. Watanabe. Change in the number of eggs loaded in Pnatala flavescens females with age from mass flights (Odonata: Libellulidae). Zoological Science, 31:721-724. 2014.