防災・減災
「防災」とは、自然災害を未然に防ぐ、もしくは災害による被害を防ぐための備えを指します。防災は「災害による被害をゼロに近づける備え」であるのに対し、「減災」は「災害は起こるものとして被害を最小限に押さえる備え」です。町会は減災に取り組みます。
内閣府ホームページ『減災のてびき~今すぐできる7つの備え~』の要旨は、以下のとおりです。
1.自助、共助
行政による「公助」はいうまでもありませんが、自分の身は自分で守る「自助」、地域や身近にいる人どうしが助け合う「共助」こそが、災害による被害を少なくするための大きな力となります。
2.地域の危険を知る
防災マップは、大地震、津波、洪水などの自然災害が発生した場合の被害のようすや、避難・救援活動に必要な情報が掲載されている地図です。家族みんなで確認しましょう。⇒防災マップは、港区役所で配布されています。また、港区のホームページにも掲載されています。
3.地震に強い家
昭和56(1981)年に、住宅の建物の強さを定める基準が大きく変わりました。この年以降に建てられているかどうかが、自分の家の強さを知る一つの目安となります。
⇒詳しくは、港区役所の防災課に相談してみましょう。
4.家具の固定
大地震のときには、多くの方が「家具類の転倒・落下」によって負傷してしまうことが判っています。
⇒港区は、家具転倒防止器具等助成制度で器具助成や取り付け支援などを行っています。防災課に相談してみましょう。
5.日ごろからの備え
防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ、普段の生活の中に組み込んで、平時に 無意識に更新されるものでまかないましょう。安価でどこでも入手しやすいものでないと、定期的に更新したり分散して置くことができません。例えば、ティッシュやトイレットペーパー、ラップ、アルミホイル、大型ゴミ袋、水のペットボトルなどは、ある程度の量を蓄え、順々に古い方から使い、日常生活で買い足していきましょう。
6.家族で防災会議
災害は、家族がそろっている時に発生するとは限らず、家族がバラバラにいる時に起きる可能性もあります。日頃から必要な準備をしておくとともに、災害が発生したら落ち着いて、避難・安否確認などの行動をとりましょう。⇒当町会は町会員に安否確認旗を配付しています。目印にしてください。
7.地域とのつながり
阪神・淡路大震災で、家の下敷きになった人々の多くを助け出したのは、家族や近所の人たちでした。 大規模災害時の救助や避難などには、ふだんの近所つきあいが力を発揮します。また、お年寄りや障害のある方など災害に弱い方々の立場にたった心配りが大切になります。⇒共助
添付資料
(1) 西麻布上町会の避難の流れ
(2) 西麻布上町会の防災マップ
(3) 西麻布上町会の防災倉庫の保有資器材一覧表