謎解演劇には、複数のシリーズが存在します。
物語は三つのシリーズを中心に展開しています。
それぞれ異なる探偵が登場し、事件への向き合い方や解き明かし方にも個性があります。
登場人物や用語とあわせて読むことで、作品世界をより深くお楽しみいただけます。
事前に知らなくても推理、謎解きそのものに影響はなく、有利・不利が生じることもありません。
本ページでは、各シリーズの概要と主な登場人物、キーワードを紹介します。
天海 聖香(あまみ せいか)
登場作品:『あまい或る事件』『有らす怪事件』
御子柴探偵事務所に、どこかズレた依頼を持ち込むお嬢様。近國学園出身。
シュークリームをこよなく愛している。
潜入捜査中、初対面だった白松との関係を問われた際、とっさに「心の友」と嘘をつく。
しかしその後、なぜか本人の中でそれが事実となり、何かあるたびに白松へ相談を持ちかけるようになる。
兄の存在があり彼女の行動や価値観にも影響しているようだ。
景山 さくら(かげやま さくら)
登場作品:『名探偵の偽り』
国産酒友の会に勤務する社員。
強い人見知りで他者との距離を取る傾向があるが、一度心を開くと急激に距離を縮めるため周囲を戸惑わせることも多い。
言葉遣いも独特で、一人称は「ワイ」、語尾には「~ごんす」「~ござる」などを用いていて、個性的な話し方が特徴。
コミュニケーションには難がある一方で、一度見聞きしたものを正確に記憶し続ける優れた記憶力を持つ。
事件をきっかけに三戸に懐くようになった。
北山 登子(きたやま とうこ)
登場作品:『なぞなぞ連続殺人事件』
警視庁・捜査一課の課長。
結果のためなら手段を選ばない事もある。現場の判断を最優先に動き部下からの信頼も厚い。
探偵という存在に対して不信感を抱いているが、部下の強い進言を受け「なぞなぞ連続殺人事件」の捜査を 御子柴探偵事務所に依頼したことで関係が始まる。
その後も、御子柴の元助手である西原が関係する事件に対して捜査協力を求める。
久世 悠希(くぜ ゆうき)
登場作品:『3つのキョウキ』『告白と沈黙の終わり』
捜査一課に所属する刑事。
課長・北山の部下であり、彼女から一定の評価を受けている。
しかしその実力はまだ発展途上で、現場では迷いや判断の難しさに直面しながらも、懸命に捜査へ向き合っている。
西原の事件をきっかけに御子柴と関わることとなる。
『告白と沈黙の終わり』では、偶然居合わせた伏見のアトリエで事件に巻き込まれ、自ら捜査にを仕切ることになる。最終的には指名手配中の冬水によって事件は解決へと向かうが、久世はあえて取り逃がす選択をする。
白松 りこ(しらまつ りこ)
周防 真美(すおう まみ)
登場作品:『あまい或る事件』
聖香の友人。潜入捜査の際、白松の正体を誤魔化すため御子柴によって「考察系ユーチューバー」と紹介される。
事件解決後、その訂正がなされることはなく、彼女はそれを信じたまま白松を誘いチャンネルを開設。
都市伝説や怪異をテーマに考察を行うが、当の白松は一切信じず、すべてを「気のせい」で片付ける。
そのギャップが話題となり、チャンネルは意外にも人気を集めていく。
南光 誉之(なんこう たかゆき)
登場作品:『有らす怪事件』
南光家の長男。聖香の親戚にあたる人物。
ネットショップを経営しており、本人いわく「そこそこ流行っている」らしいが、扱っている商品はどこか微妙で、周囲からは疑問の声も多い。
『有らす怪事件』をきっかけに探偵という存在に興味を持ち、その関心は次第に強くなっていく。
『名探偵、登場』では、ミステリ作家・黒山のイベントに参加するが、事件に巻き込まれ、危うく犯人にされかける。最終的には金銭を支払うことで三戸に助けられるという、どこか締まらない形で窮地を脱することとなった。
冬水 一二郎(ふゆみず ひふろう)
御子柴 葵(みこしば あおい)
三戸 美琴(みと みこと)
安木 正樹(やすき まさき)
登場作品:『3つのキョウキ』
西原興信所に勤めていたが、そこで殺人事件に巻き込まれる形で渦中に立つこととなる。
最終的に御子柴の手によって解決されるが、その過程において安木の関与を疑わせる要素が浮かび上がる。
複数の可能性を見越し、ある結末へと収束するよう仕向けていた節があるものの自ら手を下した直接的な証拠は存在しない。
真相にどこまで関わっていたのか、その立ち位置は、最後まで曖昧なままとなる。
過去には探偵事務所に在籍していた経歴を持つが、退職理由や詳細は明らかになっていない。
黒山 白斗(くろやま はくと)
関連作品:『名探偵、登場』
著名なミステリ作家。
その作品はドラマや映画化もされるなど高い評価を受けている。
しかし近年はスランプに陥っており「ネタが尽きたのではないか」と噂されていた。
そんな中、満を持して発表されるはずだった新作の発表会直前で何者かによって殺害される。
その新作は、フィクションとノンフィクションが入り混じる異色のミステリ作品であったとされる。
冬水とは古くからの友人関係にあり、三戸とも面識があるなど交友関係も広い。
発表会では来場者向けの催しとして、自ら暗号を用意していたことが明らかになっている。
西原 啓志(さいばら けいじ)
関連作品:『3つのキョウキ』
かつて御子柴のもとで助手として学んでいた人物。
その後独立し、興信所を立ち上げ所長となる。
正義感が強く、地道な調査を積み重ねることを厭わない誠実で熱心な人物だった。
しかし独自に追っていた調査の最中、何者かによって殺害される。
丹波 紅次(たんば こうじ)
関連作品:『名探偵の偽り』『告白と沈黙の終わり』
国産酒友の会の代表を務める人物。
社内の専用室にて殺害された。
半年後にはイラストレーター・伏見とのイベント「夕日とワインの語らい」も控えていたが実現することはなかった。
考察系ユーチューバー
白松が潜入捜査の際、御子柴によって偽られた肩書き。
その後、訂正されることはなく、一部の人々からは現在もそう認識されている。
近國学園(ちかぐにがくえん)
天海聖香の出身校。白松もまた、「心の友」という関係を成立させるためこの学園の出身ということになっている。最近奇妙な噂が流れる。
青鷺探偵事務所(あおさぎたんていじむしょ)
探偵機構の認可を受け警察と同様、それ以上の捜査権を有する探偵事務所。
紫陽花調査会(あじさいちょうさかい)
青鷺探偵事務所と同様に探偵機構の認可を受けた組織。
探偵のリスト
西原啓志の資料棚に保管されていた捜査資料。
本来は厳重に管理されるべきものだったが、なぜか施錠されていなかった。
その中身をある人物が目にしたことがやがて事件へと繋がっていく。
二人の探偵
黒山白斗が発表会で用意していた暗号に用いられていた言葉。
世の中には奇妙な名探偵たちが存在する。事件直後に推理を披露し解決するものや、犯人の境遇に同情し本人やその家族、周りに膨大な支援をする者もいると聞く。
そして彼らの中でも、事件や条件に対して得意不得意があるらしい。事件直後に解決する探偵だが、毒殺や刺殺が得意で、条件はすぐに容疑者が揃っている事。誘拐事件や転落死は時間がかかる事がある。
膨大な支援をする探偵だが彼女は過去の事件や連続事件、密室など得意とし被害者が明確でない事が不得意であると考えられるらしい。
私の本の探偵たちは個性があるものの事件に対して必ず解決し不得意な事件があるなど考えた事がない。推理する事は複雑だと思うが我々のように当たり前に彼らの中でも得意不得意があり好き嫌いがあると考えると面白い。