気楽に楽しく自由に海辺での発見や研究したものを公開してください.砂浜海岸に暮らす生き物たちの生活やその暮らす場所の問題など気になった事をどんどん自由に研究して皆さんに知ってもらいましょう!もしかすると研究者の人が知って正式な発表に繋がるきっかけになる可能性もあります.
投稿対象とするのは海辺の自然に関するものです.南房総の海辺の事に限らず砂浜海岸で自分で見たもの,発見したもの,問題を感じたものをお題材にお願いします.画像は出来れば1枚にまとめて,題名,書いた人の名前,本文は自由形式で,最後に写真(図)の説明と投稿日を記入しメールにて投稿してください.公開前にこちらで確認してご連絡する場合があると思いますが,問題なければ公開後に公開されたことをメールにて返信いたします.書き方の例として「南房総で打ちあがったクジラの種類と埋まっている場所の記録」を載せておきます.小学生の方などは漢字や英語など無理せず分かる範囲で平仮名でも良いので自分で言葉を考えて書いて下さい.大人の方のホンモノの科学研究はここでは勿体ないので専門誌への投稿をお勧めし,ここでは気楽に身近なものを,ただしまじめにご投稿ください.何か分からない点があればお気軽にご連絡ください.小学生の方は誰か大人の方に手伝ってもらえるようお願いしてみてください.まずはメールでご連絡頂ければ要点をお伝えいたしますのでお気軽にどうぞ.
ご質問と投稿先はdorsals@jeans.ocn.ne.jpです.
南房総には毎年のようにイルカやクジラが打ちあがっています.生きてるものも死んでるものもありますが,死んでしまった場合には埋めて処理されるのが普通です.これまで(2025/01/28)私が直接見たクジラ,イルカ漂着の経緯を記録しておきます.
記録は過去の出来事を載せてきたhttp://6dorsals.com/column/kako.htm(2002/06~)から引用します.ただしそれ以前にも幾度も漂着があり,これが全てではないので,特に興味のある方は国立科学博物館のストランディングデータベースhttps://www.kahaku.go.jp/research/db/zoology/marmam/drift/index.phpで検索していただけるとほぼ全て出てきます.
2025/01ザトウクジラ白間津→千倉瀬戸浜 2024/01ザトウクジラ和田浦→和田浦 2023/12ザトウクジラ岩井海岸→岩井海岸 2023/11ザトウクジラ鴨川沖漂流→勝浦漂着 2023/05スジイルカ砂取→砂取 2023/05ミンククジラ大房岬→大房岬 2023/04ニタリクジラ岩井→岩井 2021/04スジイルカ根本→根本 2021/04ミナミハンドウイルカ?平砂浦→平砂浦 2021/01スジイルカ根本→根本 2020/02千倉ザトウクジラ→再漂流 2020/02スジイルカ大房岬→国立科学博物館標本 2019/05イワシクジラ香→香 2019/05イチョウハクジラ北条海岸→国立科学博物館標本 2019/04スジイルカ洲崎→洲崎 2016/01ザトウクジラ坂田→浜田 2016/01ザトウクジラ千倉→千倉 2014/07コマッコウ見物→見物? 2013/03南無谷→南無谷 2012/05ザトウクジラ平砂浦→平砂浦 2012/04洲崎→塩見 2010/06コマッコウ平砂浦→生存帰海 2010/01沖ノ島→沖ノ島→沖縄名護博物館骨格標本展示 2006/07ツチクジラ富浦→富浦 2005/01ザトウクジラ千倉→千倉 2005/05コククジラ岩井定置網→博物館により標本持ち帰り 2003/12マッコウクジラ野島崎→根本海岸 2003/04カマイルカ波左間→波左間 2002/01ハナゴンドウ新井海岸→国立科学博物館標本 2001/12コマッコウ×2坂田→国立科学博物館標本
以上のように約四半世紀の間にこれだけのイルカ,クジラが南房総の海岸で見つかっています.このように珍しいとは言えないほど多くのクジラに海岸を歩くだけで遭遇する可能性がある南房総の海はクジラの墓場とも言えますが,本来クジラが好んで泳いでくるような素晴らしい海である証拠と言えそうです.
写真:2019年5月に館山市香に浮いていたイワシクジラを引き上げて千葉県立博物館が調査をしているところ
2025/01