ふくおかちどり見守り隊
ふくおかちどり見守り隊
〜海岸の生物多様性を次世代へ引き継ぐ〜
「ふくおかちどり見守り隊」は、2026年5月より活動を始めたボランティアチームです。
福岡県北部の海岸(主に岡垣町・芦屋町・北九州市周辺)で繁殖するシロチドリを見守りながら、調査・保全・普及啓発に取り組んでいます。
この海が、さまざまな生き物にとって優しいエリアとなりますように・・!
【連絡先】
・メールアドレス fukuoka.chidori9*gmail.com(*を@に変えてお送りください)
・インスタグラム @fukuoka.chidori
/小さなかわいいシロチドリ\
はじまりは、冬の寒さがやわらぎ春を感じるようになった2026年4月の海。
ビーチコーミング(*1)仲間からの「鳥の卵みつけた!」という報告から、福岡県北部海岸に生息するシロチドリの存在を気にするようになりました。
(*1)ビーチコーミングとは、海岸を歩きながら波や風で打ち上げられた貝殻などの漂着物を観察すること
/卵、どこでしょう?(ヒントは右下)\
シロチドリの個体数が激減していること、他の地域ではシロチドリの卵を守るために保護柵を設置するなど保全活動が行われていること、シロチドリの繁殖期は4〜7月でそれはすなわち海シーズン(ビーチクリーンやマリンレジャー、海辺の散歩など)と被っていることetc...
海が好きでよく海岸を訪れるわたしたちですら、卵の存在を知るまでは「トコトコ動いてかわいい鳥がいるな〜」と思う程度だったのですが、シロチドリを取り巻く現状を知れば知るほど、すこしでも何かできることはないかな?と考えるようになりました。
そして鳥に詳しい仲間や、シロチドリの調査保全に関わる全国の方と連絡をとりながら、2026年5月「ふくおかちどり見守り隊」を結成しました。
*現在のボランティアメンバー:6名(随時募集中)
【メンバーのインスタグラム】
・ともさん@tomo_6.18
・みかさん(タツノオトシゴさん)@tatsunootoshigo.shell
・他2名
シロチドリは、環境省レッドリスト(2020)・福岡県レッドデータブック(2024)にて絶滅危惧II類(VU)=絶滅の危険が増大している種に指定されています。
わたしたちがシロチドリの営巣を確認した海岸は、散歩や釣り、サーフィン、サイクリングなどで人が訪れる場所であり、漂着ゴミも多く流れ着くことからビーチクリーンも開催されています。また近隣の海岸も海水浴場などとして開放されており、夏場は賑わうエリアです。
/漂着ゴミも多く流れ着く海岸\
シロチドリが卵を産み育てヒナが誕生するのは4〜7月。わたしたちのように海好きな人が活発に活動をはじめるこの時期に、シロチドリや卵の存在を知らなければ・・・ 気付かないうちに、その繁殖を妨げてしまっているかもしれません。
他にもシロチドリの個体数が減っている要因は、そもそも砂浜が減っていること、野生動物による卵やヒナの捕食、海岸整備の影響、周辺環境の変化による餌の減少なども挙げられます。
/営巣している海岸を調べることからスタート\
複雑に絡みあう要因を一気に解決することは難しくても、せめて海に訪れる人たちが「シロチドリのことを知らなかったから、気付かないうちに悪影響を及ぼしていた」ということにならないよう、そしてシロチドリの抱卵を脅かす外的要因をできるだけ減らせるよう、地域や住民・生態系への影響を慎重に考えた上でできることに取り組んでいきたいと考えています。
*海岸への保護柵・ロープ設置等に関しては、福岡県内の行政や、鳥類・海岸保全に関する有識者の方々にアドバイスや許可をいただきながら進めています。
/ビーチクリーン時に営巣場所を囲い注意喚起できないか?\
(親鳥の警戒が見られたためこの手法は中止)
ふくおかちどり見守り隊の活動は、以下の3つです。
①知る・見守る:シロチドリの見守り、調査保全活動
・シロチドリが生息する海岸を把握する(調査項目はアプリで管理)
・シロチドリの抱卵を把握し、それらを脅かす外的要因を調べる
(例:同海岸への人の出入り状況、海岸清掃や整備日程と内容など)
・保護柵や看板の設置検討、行政等の関係機関との連携
(注:抱卵や子育てを確認した場合、状況に応じて保護柵・ロープ・看板等の設置を検討しますが、親鳥への影響を考慮し、必要以上の介入は行いません。親鳥の警戒が見られた場合は柵などの設置は行わず、見守り・普及啓発に切り替えます。)
/シロチドリの足跡\
/シロチドリ親鳥\
/毎週、海岸を訪れ状況調査\
②伝える:シロチドリと海岸生態系保全の普及啓発活動
・近隣の拠点(観光協会等)でのチラシ配布、ポスター掲示
・海岸利用者(主に釣り人、サーファー、ペットと散歩中・サイクリングの方など)への声かけ
・ビーチクリーン開催時などに、シロチドリと海岸環境について知ってもらう機会をつくる
・インスタグラムでの発信 ▶︎アカウント@fukuoka.chidori
/身近な鳥「ツバメ」のお話\
/巨大パズルで生態系を学ぼう\
/モビール工作 鳥を思い出してね♪\
2026年度
・5月
活動①見守り調査 5回、保護柵の設置検討(関係機関との調整)
活動②SNSアカウント開設、チラシポスターの制作/掲示、ビーチクリーンへの参加と注意喚起
・6月
活動①見守り調査 5回、ビーチクリーンイベントでの注意喚起(関係機関との調整)
活動②ポスター掲示
・7月
活動①見守り調査 13回
活動②ポスター掲示、グローバルネイチャーポジティブサミット2026 展示会「NATURE TECH!」@熊本県にてポスター発表
活動③イベント開催 1回(参加者 親子6名)
・8月
活動①見守り調査 3回
活動②ポスター掲示、今期の普及啓発方法ふり返り、来期への準備(関連団体へのあいさつ)
活動③イベント開催 1回(参加者 親子10名)
・9月
活動①②③ 今期の活動振り返り、来期の資金調達(補助金申請)
海あそび舎では、福岡県遠賀郡芦屋町を拠点に、2023年より海辺の自然体験・環境教育に取り組んできました。
年間約1000名の親子を対象に、生きもの観察会や工作ワークショップ、マリンレジャーや夏の自由研究など、さまざまな方法で「自然と触れる、自然を知る、自然を楽しむ」機会を生み出してきました。
自然のことを好きになり、大切にしたい・守りたいと思う心を育むことが、未来に豊かな環境をつなぐために何より大切だと考えているからです。
シロチドリの存在を知ることは、私たちが暮らす海岸の「今」を知ることです。
さまざまな繋がりの中で生きるシロチドリの生息環境を守ることは、海岸の生物多様性を守ることにも繋がります。
「ふくおかちどり見守り隊」は、地域の海岸で起きている環境課題に気づき、調査し、メンバーや地域と協力しながら動き出した活動です。
まだまだできることを模索しながら進めている最中ですが、本活動を通して、海岸を利用する一人ひとりが身近な自然環境に目を向け、「自分にもできること」を考えるきっかけをつくっていきます。
海岸を利用する人々と連携しながら、生きものたちと共存できる環境を当たり前にすること。
そして地域に住む人々や子どもたちが、身近な自然について知り、見守る担い手へとなっていくこと。
これらを目指して活動を続けてまいります。
これからもこの海岸でシロチドリが子育てできるよう、一緒に見守っていきませんか。
「ふくおかちどり見守り隊」は、海や鳥が好きなメンバーが有志で集まるボランティアチームです☺︎
「活動に興味がある、何か一緒に活動してみたい!」という方はぜひメールかインスタグラムのDMよりご連絡ください。
【ふくおかちどり見守り隊 連絡先】
・メールアドレス fukuoka.chidori9*gmail.com(*を@に変えてお送りください)
・インスタグラム @fukuoka.chidori