忘れたくない人 < 2:36 >
果てのない人生 < 3:10 >
はいマッケンジー < 1:19 >
空から見たら < 1:38 >
付添 < 2:51 >
草原 < 2:38 >
カリメロ < 1:49 >
家人 < 3:30 >
皆 < 2:23 >
人生に折り返し地点があるとしたら、40歳くらいではなかろうか。ぼくはちょうどその40歳を越えようとする頃、別の新しい生き方に憧れるようになっていた。
だんだんと嫌いなもの、身体や心が受けつけないものにはあからさまに拒否反応を示すようになり、態度に表れるので自然と遠ざかっていく。であれば本当に好きなもの、大事にしたいことをきちんと確かめながら丁寧に選択し、日々それらと向き合い、少しずつ積み重ねていくような、そんな生き方が良いのではないか。
ぼくは嘘がつけなくなってきたんだと、考えていた。
歳をとると「頭が固くなった」などと言われることがあるだろう。でもそれは言い換えれば、「自分が定まってきた」ということなんだと、思う。自分の中にある本質が、隠せなくなって外に滲み出てくる。そのような変化に抗うことなく、自然に任せる。自然と足が向く方へと進んでいく。それはまさに『然び(さび)』という言葉の表す状態ではないか。
・・・
そのような変化の過程と、新しい生き方の情景を、この EP(小詩集)で表現しようと思った。前半はこれまでの人生に囚われながらも、日々新たな出会いを繰り返し、夢を見たり、展望開けるような。そして後半は決意し、表現を楽しみ、優しくなって、大切にしたいものと生き、自然な姿へと近づいていくような。
短い曲(詩)たちを連ねて、20分程度の音源作品としてまとめた『然び』。少し疲れた時、ゆっくりしたいと思った時に、ぜひ通して聴いてみてほしい。
レコーディング期間:2023年2月8日〜3月9日/スタジオ:自宅(クローゼット奥の自作レコーディングルーム, リビングのピアノ前)/DAW:Studio One Prime/Audio I/O:steinberg UR22C/Mic:AKG P420/演奏楽器:アコースティックギター(Takamine PT-408), ピアノ(YAMAHA アップライト), 防災用手回し充電ラジオ(AOKEOU), 布お手玉, 娘のランドセル, ワイングラス, 指パッチン, エレキギター(HISTORY GH-T2 VNT), 娘の鍵盤ハーモニカ, 息子の縦笛, 声(歌, 語り, ハミング, コーラス, 台詞), 呼吸ノイズ
誰かに言われなくても、自然とそちらに足が向くような感じで、たった一人でもやってみたいこと、つくってみたいもの。初めはそこからスタートするのが良い気がして、企画, 演奏, アレンジ, ミックス, マスタリング, ジャケットデザインまで、自身で担当してみました。この作品を自己紹介がわりに、仲間ができたら幸せなことです。