◆情緒的コミットメント
私の仕事生活(キャリア)の残りを、今の会社で過ごせたら、とても幸せだ
私は、会社の外の人に、自分の会社のことを話すのが楽しい
私は、この会社の問題を、まるで自分自身の問題であるかのように感じている
他の会社に替わっても、いまの会社へと同じくらいに容易に、その会社に適応できると思う
私は、会社という「家族」の一員になっているように思う
私はこの会社に、愛情を感じていると思う
この会社は、私にとって個人的に重要な意味を持っている
私は、自分の会社の一員なのだ、と強く感じることがある
◆継続的コミットメント
この会社を辞めるなんて、自分には考えられないことだ
たとえ私がこの会社をいますぐに辞めようと思っても、実際に辞めるのはとても難しい
いま会社を辞める決意をしたら、私の人生のきわめて多くが崩れてしまうだろう
いま会社を辞めたら、損をするように思う
いま、この会社に勤めている理由は、勤めたいからではなく、勤める必要があるからだ
私が会社を辞めたとしたら、代わりの勤め先が見つからずに困るだろう
この会社を辞めたら、ほかに仕事のあてがないかもしれないが、私は別にかまわない
私がこの会社に勤めている大きな理由は、ほかの会社に入っても、ここでもらっているだけの報酬が得られないからだ
◆規範的コミットメント
最近の人は、あまりにもひんぱんに転職をしすぎると思う
私は、「従業員はつねに自分の会社に忠誠心を持たなければならない」と思っている
会社から会社へと渡り歩くことは、倫理に反すると思う
私が、この会社で働くことに、道徳的な義務を感じている
私は、ほかの会社からもっとよい仕事を提示されても、この会社を辞めないだろう
私は、「自分の会社に忠誠心を持つように」と言われた
ひとつの会社にずっと勤めるほうが、残りの仕事生活(キャリア)を有効に過ごせると思う
「会社人間」になりたがるのは、賢明なことである
出所)野口裕之・渡辺直登(2015)「第6章 組織コミットメントの測定」 『組織・心理テスティングの科学』白桃書房, 210ページ。
◆情動的コミットメント
私は、この職場の問題を、まるで自分自身の問題であるかのように感じている
私は、この職場に愛着を感じている
私は、この職場に一体感を感じている
私は、この職場という「家族」の一員になっているように思う
◆継続的コミットメント
私がこの職場をやめないのは、他によい働き場所がないからである
私にはこの職場に勤めるしか、選択肢がないように思う
この職場をやめようと思っても、様々な理由で難しいと思う
私がこの職場に勤めているのは、勤めたいからではなく、生活に必要だからである
◆功利的コミットメント
私がこの職場に勤めているのは、希望する仕事を担当できるからである
私がこの職場に勤めているのは、仕事を通じて知識・技能を身につけることができるからである
私がこの職場に勤めているのは、やりがいのある仕事に恵まれているからである
私がこの職場に勤めているのは、この組織の将来が有望だからである
◆情動的コミットメント
私は、この職場の問題を、まるで自分自身の問題であるかのように感じている
私は、この職場に愛着を感じている
私は、この職場に一体感を感じている
私は、この職場という「家族」の一員になっているように思う
この会社の一員であることを誇りに思っている
◆継続的コミットメント
私がこの職場をやめないのは、他によい働き場所がないからである
私にはこの職場に勤めるしか、選択肢がないように思う
この職場をやめようと思っても、様々な理由で難しいと思う
私がこの職場に勤めているのは、勤めたいからではなく、生活に必要だからである
私がこの職場に勤めているのは、この会社をやめると大きな損失が生じるからである
出所)三崎秀央(2006)「組織的公正が従業員のコミットメント、職務満足に与える影響--B社のケース」『商学論集』第74巻 第4号, 19-30ページ。
◆愛着
他の施設ではなくこの施設を選んで本当によかったと思う
この施設が気に入っている
この施設で働くことを決めたのは明らかに失敗であった(R)
友人にこの施設が素晴らしい働き場所であるといえる
◆内在化
この施設の発展のためなら人並み以上の努力を喜んで払うつもりだ
この施設の問題があたかも自分自身の問題であるかのように感じる
この施設に自分を捧げている
この施設にとって重要なことは私にとっても重要である
給料が下がっても、今の職務・専門分野で仕事がしたい
今の職務・専門分野でキャリアを追求したい
他の会社に移っても、今の職務・専門分野に就きたい
もし働かずにお金が得られても、この職務・専門分野を続けるだろう
この職務・専門分野が好きなので、この先も続けたい
私にとってこの職務・専門分野は、ライフワークとして理想的な仕事である
今の職務・専門分野に満足している
今の職務・専門分野に関わる雑誌や本を、多く読んでいる
出所)旧 日本労働研究機構(1999)「雇用管理業務支援のための尺度・チェックリストの開発」『調査研究報告書 No.124』, 257ページ。
出所)旧 日本労働研究機構(2003)「組織の診断と活性化のための基盤尺度の研究開発―HRMチェックリストの開発と利用・活用―」『調査研究報告書 No.161』, 64ページ。
現在の仕事で時間がたつのも忘れてしまうほど熱中することがある
今の仕事が生きがいである
今の私にとって仕事が生活のすべてである
私にとって最も重要なことが、今の仕事に密接に関連している
今は仕事から得られる満足感が一番大きい
今の仕事にのめり込んでいる
最も充実していると感じられるのは仕事をしているときである
出所)旧 日本労働研究機構(1999)「雇用管理業務支援のための尺度・チェックリストの開発」『調査研究報告書 No.124』, 256ページ。
出所)旧 日本労働研究機構(2003)「組織の診断と活性化のための基盤尺度の研究開発―HRMチェックリストの開発と利用・活用―」『調査研究報告書 No.161』, 62ページ。
◆個人的達成感
われを忘れるほど仕事に熱中することがある
この仕事は私の性分に合っていると思うことがある
仕事を終えて、今日は気持ちのよい日だったと思うことがある
今の仕事に、心から喜びを感じることがある
仕事が楽しくて、知らないうちに時間がすぎることがある
われながら、仕事をうまくやり終えたと思うことがある
◆情緒的消耗感
こんな仕事、もうやめたいと思うことがある
1日の仕事が終わると 「やっと終わった」 と感じることがある
出勤前、職場に出るのが嫌になって、家にいたいと思うことがある
仕事のために心にゆとりがなくなったと感じることがある
体も気持ちも疲れはてたと思うことがある
◆脱人格化
こまごまと気くばりすることが面倒に感じることがある
同僚や患者の顔を見るのも嫌になることがある
自分の仕事がつまらなく思えてしかたのないことがある
同僚や患者と、何も話したくなくなることがある
仕事の結果はどうでもよいと思うことがある
今の仕事は、私にとってあまり意味がないと思うことがある
出所)久保真人・田尾雅夫(1994)「看護婦におけるバーンアウト―ストレスとバーンアウトとの関係―」『実験社会心理学研究』第34巻, 33–43ページ.
◆丁重
仕事中は余分な休憩を取らないようにすること
不必要に仕事の手を休めないようにすること
誰もしていなくても、会社の規定や規則には従うこと
余分な有給休暇は取らず、できるだけ出勤すること
昼休みや休憩時間を決して長く取りすぎないようにすること
◆誠実性
自分の行動が他の人の仕事にどのような影響を及ぼすかを考慮すること
行動を起こす前に、同僚は上司に相談し確認すること
他の人の正当な要求や権利を尊重すること
同僚に迷惑をかけないようにすること
ぎくしゃくした人間関係を、ほったらかしにしないようにすること
他の人の立場が悪くならないように気を使うこと
◆市民美徳
組織の中の変化には遅れずについていくようにすること
会社の新しい展開や内部の事情に、遅れずについていくようにすること
社内報や掲示物に目を通して社内の動きについていくこと
命令されなくても、会社のイメージアップにつかがる行事や祭典に参加すること
会社に関する任意の話し合いや集まりに参加すること
◆スポーツマンシップ
会社がやることのあらさがしをしないようにすること
自分の部署のやり方や制度を変更することに対して不平を言わないようにすること
ささいなことに対して、くどくど不平を言わないようにすること
◆利他主義
多くの仕事を抱えている人の手助けをすること
話を大げさに言わないようにすること
他の人の仕事上のトラブルに対して、自ら進んで手助けを行うこと
休んでいる人の仕事を手伝うこと
他の従業員が間違いを犯すのを事前に注意して防ぐこと
出所)西田豊昭(1997)「企業における組織市民行動に関する研究 : 企業内における自主的な行動の原因とその動機」『経営行動科学』第11巻 第2号, 101-122ページ。
◆愛他主義
他の人の仕事のトラブルに対して、自ら進んで手助けをしている
多くの仕事を抱えている人の手助けをしている
休んでいる人の仕事を手伝っている
他の従業員が間違いを犯さないように、事前に注意して防ぐようにしている
◆誠実さ
仕事中は余分な休憩を取らないようにしている
誰も見ていなくても、職場の規則には従っている
仕事に対して、細心の注意を払っている
職場を清潔にして、整理整頓に心がけている
◆市民の美徳
職場の変化についていくように心がけている
強制されなくても、重要な会議や話し合いには積極的に参加している
命令されなくても、職場のイメージアップにつながる行事などに参加している
職場に関わる任意の話し合いや集まりに参加している
◆技能多様性
私の毎日の仕事は単調である
私は同じようなことを何度も繰り返すような仕事をしている
きのうやった仕事ときょうの仕事は、似かよったところが多い
毎日の仕事は、きちんときめられただけのことをするだけである
私の毎日の仕事は、いろいろ変化に富んでいる
私の仕事はあらかじめ見通しをつけて取りかかることができる
◆タスク完結性
私と他の同僚との仕事の分担ははっきりしている
私の仕事と他の同僚との仕事の境目は明らかではない
私のはじめた仕事は、私の手でしあげている
仕事の最初から最後まで、私の責任でやりとおすことができる
私がやらなくてはならない仕事の範囲がはっきりしている
私がやらなければならない仕事の量ははっきりしている
◆タスク重要性
同僚の仕事のすすめ具合に気を配らなくては、自分の仕事をうまくすすめることができない
私の仕事がうまくいかないと他の同僚が困ることになる
同僚の仕事の出来不出来によって、私の仕事が影響されることが多い
私は仕事をすすめていく上で同僚とたえず相談しなければならない
私の仕事には同僚と協力しなければやっていけない面がたくさんある
患者の都合に合わせて、自分の仕事のやり方を変えなければならない
◆自律性
私は仕事の中に思いつきを生かしたり、新鮮な試みをすることができる
私は自分のたてたプランやスケジュールどおりに仕事をすすめることができる
私の仕事の内容ややり方は上司から一方的に決められている
私の仕事のペースを自由に変えることができる
仕事の手順や方法は、私の判断で変えることができる
上司の指示がなくても、私の判断で仕事をすすめることができる
◆フィードバック
私はいつでも自分のしている仕事の出来ばえを知ることができる
私のしていることが患者によろこばれているかどうかを知るチャンスがある
こうすれば結果はこうなると、予想を立てながら仕事ができる
私の仕事がうまくいっているのかいないのか知るチャンスはない
私の仕事の成果は一目で明らかなものである
私の仕事の出来具合はすぐにわかるものではない
◆活力
仕事をしていると、活力がみなぎるように感じる
職場では、元気が出て精力的になるように感じる
朝に目がさめると、さあ仕事へ行こう、という気持ちになる
長時間休まずに、働き続けることができる
職場では、気持ちがはつらつとしている
ことがうまく運んでいないときでも、辛抱強く仕事をする
◆熱意
自分の仕事に、意義や価値を大いに感じる
仕事に熱心である
仕事は、私に活力を与えてくれる
自分の仕事に誇りを感じる
私にとって仕事は、意欲をかきたてるものである
◆没頭
仕事をしていると、時間がたつのが速い
仕事をしていると、他のことはすべて忘れてしまう
仕事に没頭しているとき、幸せだと感じる
私は仕事にのめり込んでいる
仕事をしていると、つい夢中になってしまう
仕事から頭を切り離すのが難しい
◆分配的公正
わたしが得ている給与や待遇は、わたしの組織(会社・事業所・病院)に対する貢献度に応じた公平・公正なものである
わたしが得ている給与や待遇は、わたしがやった仕事に見合った妥当なものである
わたしが得ている給与や待遇は、わたしの業績や仕事の成果に応じた公平・公正なものである
わたしが得ている給与や待遇は、わたしが仕事に注いだ努力に応じた公平・公正なものである
◆手続き的公正
評価や査定は、倫理的で道徳的な基準にそって行われている
組織(会社・事業所・病院)の評価や査定は、正確な情報に基づいていないと思うことがある(R)
組織(会社・事業所・病院)のシステムや手続き自体が、年齢や性別、立場などによって平等ではないと感じる(R)
組織(会社・事業所・病院)のシステムや手続きは、誰に対しても一貫性を持って運用されている
自分の給与や待遇に納得できないときは、組織(会社・事業所・病院)のシステムや手続きを使って申し立てをすることができる
自分の給与や待遇などの決定に関して、わたし自身の意見や気持ちを伝える機会がある
組織(会社・事業所・組織)のシステムや手続きでは、自分の給与や待遇に関する決定に対して、自分が影響を与えることは出来ない(R)
◆対人的公正
わたしの上司は、わたしに対して誠実に接してくれる
わたしの上司は、わたしに対して人として敬意を払ってくれる
わたしに対する上司の態度はていねいだ
わたしの上司は、率直に話してくれる
わたしの上司は、わたしに対して不当な発言や批判をすることがあ(R)
◆情報的公正
仕事に関わる手順や手続きについて、わたしの上司は合理的な説明をしてくれる
わたしの上司は、仕事に関わる手順や手続きを十分に説明してくれる
わたしの上司はわたしに何かを伝えるとき、適切なタイミングで必要な情報を伝えてくれる
わたしの上司は、部下ひとりひとりの必要に合わせてコミュニケーションをとっている
今の私の仕事は、楽しい仕事である
今の私の仕事は、おもしろくない仕事である
今の私の仕事は、理想的な仕事である
今の私の仕事は、時間を無駄にする仕事である
今の私の仕事は、申し分ない仕事である
今の私の仕事は、望ましくない仕事である
今の私の仕事は、価値のある仕事である
今の私の仕事は、ほかより良くない仕事である
今の私の仕事は、一応満足できる仕事である
今の私の仕事は、他より優っている仕事である
今の私の仕事は、他より良い仕事である
今の私の仕事は、性に合わない仕事である
今の私の仕事は、満足させてくれる仕事である
今の私の仕事は、不適切な仕事である
今の私の仕事は、だめな仕事である
今の私の仕事は、楽しめる仕事である
今の私の仕事は、内容の乏しい仕事である
出所)野口裕之・渡辺直登(2015)「第5章 職務満足の測定」 『組織・心理テスティングの科学』白桃書房, 185ページ。
仕事をすることで、会社の目指すことに貢献できている
常にやることはあるため、”暇で困る”ことのない仕事である
仕事を通して、社会の中で他人の役に立っている
単調ではなく、いろいろなことのできる仕事である
他の社員を自分の指示で動かすことのできる仕事である
後ろめたさを感じることなく、取り組める仕事である
自分の能力を仕事に活用できている
仕事を通して、達成感が得られている
仕事のおかげで、社会の中で立派な人間として認められている
よい仕事をした時、会社の人から認められたり誉められたりしている
自分の仕事に対する給料の額は適切である
がんばれば昇進できる可能性のある仕事である
仕事の環境(職場の、温度や照明や換気など)が適切である
突然、不要になるようなことのない将来性のある仕事である
職場の同僚(仕事仲間)と、おたがい仲良くやれている
自分の上司には、ものごとを適切に判断する能力がある
自分の上司は、部下の扱い方が適切である
自分自身で、仕事上の判断を自由に行えている
仕事の中で、自分独自のやり方を試すことができている
自分一人のペースで進めることのできる仕事である
出所)森田慎一郎(2006)「日本の会社員における定着志向と職務満足感との関連」『心理学研究』第76巻 第6号, 534-539ページ。
◆仕事に対する肯定的感情
私は、自分の仕事を人に誇りを持って話すことができる
私は、やりたいと思っている看護が実践できている
私は、自分の仕事にやりがいを感じている
私は、仕事上の課題を明確に持っている
私は、この職場で働いていると、成長できていると思える
私は、今の仕事に面白さを感じている
私は、今の仕事になんの意義も見出すことができない(R)
私は、患者が回復していく過程に関われる看護の仕事に手応えを感じている
私は、創意工夫しながら看護実践を行っている
私は、同僚から褒められたり、認められたりすることがある
私は、患者や家族から頼りにされていると思う
◆上司からの適切な支援
私の職場の看護管理者は、看護師に賞賛や労いの言葉をよくかける
私の職場の看護管理者は、仕事上で問題が発生した場合、適切な対応をしてくれる
私は、看護管理者から成長・発達につながるような助言を受けている
私は、看護管理者に何でも相談することができる
私の職場の看護管理者は、職場の方針や目標についてスタッフへ分かりやすく説明している
私は、看護管理者から公平に評価されていると感じる
◆働きやすい労働環境
私は、他職種と患者のケアについてお互いに相談しあえる
私の職場では、個別な事情にも対応してもらえる勤務体制である
私の職場では、仕事とプライベートの調和(バランス)が取れている
私の職場では、業務量に応じた適切な人員配置が行われている
私は、仕事に見合った給料をもらっている
私の職場では、希望に合わせて休みが取れる
◆職場での自らの存在意義
私の職場では、目標となる看護師が存在する
私は、会議で積極的に意見を言える
私は、職場で役割が果たせていると思える
私は、医師に対して自分の意見をはっきり言えない(R)
私は、職場で自分の意見が活かされていると思えることがある
出所)撫養真紀子・勝山貴美子・青山ヒフミ(2014)「病院に勤務する看護師の職務満足測定尺度の信頼性・妥当性の検討」『社会医学研究』第31巻 第1号, 37-44ページ。
◆キャリアへの満足感
同業他社と比較して私の会社の給料は適切であり満足している
入社以来これまでの昇進について満足している
今の給料は仕事の責任と内容に見合っている
この会社の昇進の機会は平等である
◆対人関係への満足感
直属の上司の部下への対応とその手腕に満足している
直属の上司の仕事の責任の取り方に満足している
職場の同僚は協力的で満足している
◆能力発揮への満足感
今の仕事は自分の能力(判断力や問題解決能力、専門知識)を発揮する事ができ満足している
今の仕事は自分の技能や能力を活かすことができ満足している
今の仕事での実労働時間は自分の能力に見合っていて満足している
◆全体的職務満足感
現在の職場に満足している
現在の仕事の内容に満足している
全体的にみて今の仕事には満足している
もし自分の思い通りになるならば5年後も今の職場で働いていたい
出所)田中美由紀(1998)「職務満足感とストレス反応との関連の検討」『産業ストレス研究』第5巻 第2号, 72-81ページ。
自分が立てた計画は、うまくできる自信がある
しなければならないことがあっても、なかなか取りかからない(R)
初めはうまくいかない仕事でも、できるまでやり続ける
新しい友達を作るのが苦手だ(R)
重要な目標を決めても、めったに成功しない(R)
何かを終える前にあきらめてしまう(R)
会いたい人を見かけたら、向こうから来るのを待たないでその人の所へ行く
困難に出会うのを避ける(R)
非常にややこしく見えることには、手を出そうとは思わない(R)
友達になりたい人でも、友達になるのが大変ならばすぐに止めてしまう(R)
面白くないことをする時でも、それが終わるまでがんばる
何かをしようと思ったら、すぐにとりかかる
新しいことを始めようと決めても、出だしでつまづくとすぐにあきらめてしまう(R)
最初は友達になる気がしない人でも、すぐにあきらめないで友達になろうとする
思いがけない問題が起こった時、それをうまく処理できない(R)
難しいそうなことは、新たに学ぼうとは思わない(R)
失敗すると、一生懸命やろうと思う
人の集まりの中では、うまく振る舞えない(R)
何かしようとする時、自分にそれができるかどうか不安になる(R)
人に頼らない方だ
私は自分から友達を作るのがうまい
すぐにあきらめてしまう(R)
人生で起きる問題の多くは処理できるとは思えない(R)
出所)成田健一・下仲順子・中里克治・河合千恵子・佐藤眞一・長田由紀子(1995)「特性的自己効力感尺度の検討:生涯発達的利用の可能性を探る」『教育心理学研究』43(3), 306-314頁。
出所)堀 洋道監修・山本真理子編(2001)『心理測定尺度集Ⅰ 人間の内面を探る<自己・個人内過程>』サイエンス社, 37-42ページ。
◆探索的理解
相手の立場になって考える
その場に応じた感情の表し方を探す
どんな患者にも共感しようとしている
患者のための雰囲気づくりをする
患者の感情に敏感になるようにする
患者の感情を理解することを大切にしている
緊張感をもって自分の役割を持続させる
期待されるケアリングを提供する
自分が相手に表している感情に注意を払う
患者の期待を裏切らない感情を示す
◆表層適応
何も感じていないようにふるまう
驚いたり緊張したりするふりをする
喜びや親しさなどの肯定的感情を装う
悲しさやつらさなどの否定的感情を装う
強い感情ではなく心が穏やかであるふりをする
◆表出抑制
自分の気持ちを容易に出さないように気を引き締める
不安や怒りなどの否定的感情を隠す
驚いたり緊張したりしてもその気持ちを隠す
おかしさや嬉しさなどの肯定的感情を隠す
状況によっては自分の感情を抑えようとする
◆ケアの表現
自分の口調や表情やふるまいを意識する
口調や表情やふるまいによってケアを表す
患者との関係によってケアの表し方を調節する
◆深層適応
心に感じていることとの違いを自覚しながら感情を表す
無関心なことでも関心をもとうとする
期待される感情を心の中でイメージする
出所)片山由加里・小笠原知枝・辻 ちえ・井村香積・永山弘子(2005)「看護師の感情労働測定尺度の開発」『日本看護科学学会誌』第25巻 第2号, 20-27ページ。
◆患者へのネガティブな感情表出
患者に怒りの感情を示さなくてはならないことがある
患者の気分によっては、患者とうまくかかわれないことがある
患者に厳しい態度で接しなくてはならないことがある
患者と話しているとき、自分から話を切り上げることがある
患者が話し続けていても、さえぎって自分の用件を伝えることがある
自分で感じたとおりに気持ちを表すことがある
◆患者への共感・ポジティブな感情表出
患者の気持ちを察するように心がけている
自分を患者の立場において理解しようとすることがある
患者に温かい対応をしなくてはならないことがある
患者の気持ちに共感しようと奥に努めていることがある
患者の感情にとりわけ注意を向けていることがある
患者に喜びの感情を示さなくてはならないことがある
◆感情の不協和
本当は違うのに、患者の前で明るく振る舞うことがある
患者が良い気分になるよう努めなくてはならないことがある
本心とは異なる感情を示すことがある
ほかに仕事があっても、患者に気持ちが収まるまで話を聞くことがある
自分の感情を抑えることがある
◆感情への敏感さ
患者の気持ちの変化に特に敏感になることがある
患者に悲しみの感情を示さなくてはならないことがある
状況に応じて感情を使い分けなくてはならないことがある
患者にとりわけ優しく接しなくてはならないことがある
出所)荻野佳代子・瀧ヶ崎隆司・稲木康一郎(2004)「対人援助職における感情労働がバーンアウトおよびストレスに与える影響」『心理学研究』第75巻 第4号, 371-377ページ。
全体的に一般的な意味で利用者は受けたサービスに対して満足していると思う
利用者は受けたサービスの量に対して満足していると思う
利用者は常に自分が望んでいたサービスを得ることができたと思う
利用者が再び援助を必要とすることになればもう一度わたしたちのサービスを利用すると思う
私が提供したサービスは常に利用者のニーズを満たしたと思う
利用者が受けたサービスは本人の問題を解決するのに役立ったと思う
知人が似たような援助のニーズをもっているとしたら利用者はわたしたちのサービスを知人に勧めると思う
出所)福間隆康・原口恭彦 (2010)「高齢者デイサービスの介護業務従事者の態度と業績の関係:年齢による違い」『広島マネジメントレビュー』第4号。
◆業務支援
仕事上必要な他部門との調整をしてくれる
自分にはない専門的知識・スキルを提供してくれる
自律的に働けるよう、まかせてくれる
仕事の相談にのってくれる
自分の目標、手本となっている
仕事に必要な情報を提供してくれる
◆内省支援
自分自身を振り返る機会を与えてくれる
競争心を高めてくれる
自分にない新たな視点を与えてくれる
仕事のやる気を高めてくれる
自分について客観的な意見を言ってくれる
自分の良い点を伸ばしてくれる
◆精神的支援
仕事の息抜きになる
精神的な安らぎを与えてくれる
プライベートな相談にのってくれる
心の支えになってくれる
楽しく仕事ができる雰囲気を与えてくれる
◆感情的サポート
上司は、わたしが仕事で落ち込んでいる時、元気づける
上司は、私が仕事で動揺しているとき、なぐさめる
上司は、わたしが仕事で悩んでいるとき、相談にのる
上司は、わたしが仕事で気が動転しているとき、同情を示す
上司は、わたしが仕事で頭を悩ませているとき、気をまぎれさす
◆成長的サポート
上司は、わたしの成長につながるようなアドバイスをしない(R)
上司は、わたしが技能を獲得することに力を貸してくれる
上司は、わたしが新しい知識を吸収するのを援助してくれる
上司は、わたしが仕事における課題を克服できるように、助言する
上司は、わたしがスキル・アップできるように手助けをしてくれる
上司は、わたしが成長できるように補助をしてくれる
出所)厨子直之(2010)「ナレッジワーカーのソーシャル・サポート・職務満足・組織コミットメント・組織市民行動・離職に関する実証分析」『和歌山大学経済学会研究年報』第14巻, 469-486ページ。
◆経営理念への深い理解
求められれば、社外の人に対しても自社の経営理念をわかりやすく説明できる
経営理念を入社間もない新入社員にわかりやすく説明できる
経営理念や行動指針の内容をよく知っている
◆経営理念の行動への反映
どうすれば経営理念に基づく行動が取れるかを考えることがある
社内宛の文書やメールで、経営理念を引用したり、言及したことがある
難問に直面した時、経営理念にまで戻って考えるようにしている
現場での活動をできるだけ経営理念に沿ったものとなるよう改善に努める
◆経営理念への共感
自社の経営理念や行動指針に共感を覚える
自社の経営理念は仕事上の難関を乗り越える上で助けとなる
私の価値観に照らすと、自社の経営理念には受け入れられない部分もある(R)
自分の上司は経営理念を大切に考えているように感じる
難題に直面したとき、幹部も上司も経営理念に戻って判断しているように感じる
上司の後ろ姿に、誠実であることの重要性を学ぶことがある
出所)高尾義明・王 英燕(2011)「経営理念の浸透次元と影響要因 : 組織ルーティン論からのアプローチ」『組織科学』第44巻 第4号, 52-66ページ。
◆P(Performance)行動
あなたの上役は規則に決められた事柄にあなたが従うことをやかましく言いますか
あなたの上役はあなた方の仕事に関して厳しく指示命令を与えますか
あなたの上役は部下に仕事を与えるときに、いつまでに仕上げればよいかを明確に示していますか
あなたの上役は仕事量のことをやかましく言いますか
あなたの上役は所定の時間までに仕事を完了するように要求しますか
あなたの上役はあなた方を最大限に働かせようとすることがありますか
あなたの上役はあなたがまずい仕事をやったとき、あなた自身を責めるのではなく仕事ぶりのまずさを責めますか
あなたの上役はあなたが担当している機械、設備のことを知っていますか
あなたの上役はその日の仕事の計画や内容を知らせていますか
あなたの上役は部下の仕事のすすみ具合について報告を求めていますか
あなたの上役の計画、手順がまずいために作業時間が無駄になるようなことがありますか
あなたの上役は毎月の目標達成のための計画を綿密に立てていますか
◆M(Maintenance)行動
あなたの上役は職場に気まずい雰囲気があるとき、それをときほぐすようなことがありますか
あなたは仕事のことであなたの上役と気軽に話し合うことができますか
あなたの上役は仕事に必要な設備の改善などを部下が申し出るとその実現のために努力しますか
全般的にみてあなたの上役はあなたを支持していますか
あなたの上役は個人的な問題に気をくばっていますか
あなたの上役はあなたを信頼していると思いますか
あなたの上役はあなたがすぐれた仕事をしたとき、それを認めていますか
あなたの職場で問題が起こったとき、あなたの上役はあなたの意見を求めますか
あなたの上役はあなた方の立場を理解しようとしていますか
あなたの上役は昇進や昇給など、あなたの将来について気を配っていますか
あなたの上役はあなた方を公平に取り扱っていますか
あなたの上役はあなたに対して好意的ですか
出所)三隅二不二(1978)『リーダーシップ行動の科学』有斐閣 , 98-97頁。