Ⅰ類 経営・社会情報学プログラム/情報学専攻      ラボガイド トップ

天野 友之 研究室

時系列モデルの推定量の提案と漸近最適性

各時刻で観測された地震波や毎日の川の水位の観測値は過去現在未来と値が互いに関連し合う(相関のある)データです。このようなデータを従属 標本(時系列)と言い、この時系列データの統計解析を時系列解析と言います。この時系列解析は脳波の解析等、理論応用、様々な分野で研究され ていますが私は特にこの時系列解析の数学を基礎とした理論的研究を行っています。

キーワード

時系列解析、統計解析、漸近理論

分  野

数学

板倉 直明 研究室

人間を工学的観点から理解しモデル化

人間を主な研究対象とし、様々な工学的観点から人間のモデル化に取り組んでいます。筋肉が発する電気信号の解析や、目の角膜・網膜の電位変化を利用した視線による文字入力システムの開発、脳波を利用した意思表示についての研究、様々な人間の運転動作をモデル化して、交通渋滞対策や自動運転システムに応用する研究などが進められています。

キーワード

生体工学、人間工学、ヒューマンインタフェース

分  野

電気・電子工学、経営・管理工学、医用・生体工学

稲葉 通将 研究室

人と機械のより良いコミュニケーションの実現

人と楽しく対話できる対話システムの研究を行っています。大規模データを用いた応答の生成、個人の特性に応じた対話を行うための技術開発、人間同士の対話の分析などに取り組んでいます。また、人と一緒に対話型ゲーム(人狼)をプレイする人工知能の研究も行っています。これらの研究を通じ、人と機械のより良いコミュニケーションの実現を目指しています。

キーワード

対話システム、人工知能、ゲーム

分  野

情報科学、情報工学

岩﨑 敦 研究室

ゲーム理論でヒトの意思決定の仕組みを探る

ゲーム理論およびその背景にあるミクロ経済学は、与えられた環境やルールの下で、ヒトがどのように振る舞い、そこから起きた結果が社会に何をもたらすかを明らかにすることを主たる目的としています。本研究室では、きわめて複雑に見える「ヒトが介在する情報システム」の一面をゲーム理論でとらえ、最適化やアルゴリズムの数理を駆使し、そこにある課題を解決することを目指します。

キーワード

ゲーム理論、アルゴリズム、制度設計、電子商取引

分  野

情報科学、経営・管理工学、数学

内海 彰 研究室

「言葉」を認知科学と情報工学の両面から探求

人間の用いる言葉を対象として、科学的解明(認知科学)と工学的実現(自然言語処理)の2つの領域から研究を進めています。前者では、比喩や皮肉などの修辞表現の理解メカニズムや人間の意味記憶などを、計算モデリングや心理実験を道具として追求しています。後者では、多様なジャンルのテキストを対象として、ニューラル言語モデルを中心に研究を行っています。

キーワード

認知科学、自然言語処理、人工知能

分  野

情報工学、情報科学

岡本 一志 研究室

データを活用した意思決定支援に関する研究

「統計学、計算機科学、機械学習、計算知能および現場の知識を駆使し、データから有用な知見を発見し活用する研究の展開」をコンセプトに、購買履歴やアクセスログなどの行動ログの収集・分析に関する要素技術とその応用について研究・開発を行っています。特に、協調フィルタリングと呼ばれる情報推薦のアプローチや価値推定を対象とした予測モデルの構築に関心を持っています。

キーワード

データサイエンス、Web インテリジェンス、計算知能

分  野

情報科学、情報工学

加藤 省吾 研究室

システム解析工学をベースに社会システムを構築する

製造業およびサービス産業を対象として、各種方法論やモデルの開発を行っています。企業・病院等のフィールドとの協同作業から、暗黙知の可視化・構造化・標準化を通してモデルを構築し、現場で活用することで新たな知識が抽出され、モデルが改善されていきます。この「知識の再利用サイクル」を回し続けることで、現場の改善とモデルの改善を実現していきます。

キーワード

システム設計、知識の構造化、社会システム

分  野

経営・管理工学、情報工学

金 路 研究室

システムや製品の信頼性・安全性をリアルタイムで監視

システムや製品の故障・事故をいかに防ぐかをテーマに、「次世代品質・信頼性情報システム(QRIS)」の開発に取り組んでいます。これは全ユーザーの製品データをインターネットやGPSでリアルタイムに監視し、それに基づいて製品の設計最適化や故障予測、余命診断、点検・交換時期の決定などを行うシステムで、信頼性・安全性向上に貢献するものとして注目されています。

キーワード

品質管理、信頼性工学、ビッグデータ、安全、ハインリッヒの法則、エラープルーフ、フェールセーフ、状態監視、故障、ヒューマンエラー、安心

分  野

経営・管理工学

http://rm.inf.uec.ac.jp/doku.php     出張講義     

高木 正則 研究室

理論志向現場主義で未来の教育・学習環境を科学する

AIが普及するこれからの社会ではどのような教育・学習環境が求められるでしょうか?本研究室では,現在または将来起こり得る教育・学習における問題を発見・創造し,問題解決のための新たな教育・学習方法や環境,それらを実現・支援するための情報システムの開発,AI等を駆使した新たな教育・学習環境のデザイン・評価に関する研究テーマに取り組んでいます. 

キーワード

教育・学習支援システム、教育のデザイン・教育評価、EdTech

分  野

情報科学、情報工学

田中 健次 研究室

リスク感覚を磨き、安全社会を実現する仕組みを作る

人間中心のシステム設計により、リスクマネジメント手法に基づく安全・安心社会の構築を目指しています。あえて不安全さを残すことで人の操作能力を向上させ作業エラーを回避する方法や、運転シミュレータを利用し安全運転が自然に身に着く運転支援技術の開発に取り組んでいます。災害時の行動判断を支援する情報提供の仕組みは、気象庁により避難準備情報として採用されています。

キーワード

リスクマネジメント、認知心理、安全システム設計、人間信頼性

分  野

経営・管理工学、情報科学

中嶋 良介 研究室

ものづくりの現場で良い仕事を設計し、正しく運用する技術

工業製品を生産するものづくりの現場を対象として、人とモノ、お金、情報などの経営資源を有効活用し、より少ないインプットでより多くのアウトプットを生み出す技術について研究しています。現場では、複数の人間や機械が共同して仕事をしていますが、工業製品の品質やコスト、納期、そこで働く作業者の安全や疲労に関して多くの問題を抱えています。本研究室では、このような問題の解決を目指しています。 

キーワード

IE(インダストリアル・エンジニアリング)、経営工学、人間工学

分  野

経営・管理工学

長濱 章仁 研究室

異なるヒト・モノ・コトによって実現する円滑な社会

社会は渋滞や群れといった沢山の要素が織り成す「創発現象」に溢れています。創発を起こす根源は要素の特性にありますが、その特性は通常一種類ではありません。私たちは、異なる要素が混じった集団の創発現象の理解と改善を目指しています。その一例として、バイクや自動三輪車が入り混じる交通の解析と、自動運転・運転支援を通した交通の改善に取り組んでいます。

キーワード

マルチエージェント、データサイエンス、人と機械の協働、数理モデル

分  野

情報工学、応用物理学、経営・管理工学

西 康晴 研究室

より良いソフトウェアを作るための方法論とは

より良いソフトウェアシステムを作るためのソフトウェア工学の方法論の構築を目指しています。研究対象はソフトウェアの質の評価・開発プロセスの改善・品質保証から、コンテンツ・ゲーム・ホスピタリティサービス・マネジメントモデル・ビジネスモデルの質の向上までと幅広く、特に、ソフトウェアのテストや品質、バグ分析、改善モデルなどに力を入れています。

キーワード

ソフトウェア工学、品質保証、テスト設計

分  野

情報科学、情報工学

水野 統太 研究室

生体情報を用いてヒトとシステムを工学的に考える

ヒトはそれぞれ感性が異なるので、同じ状況や刺激でも動作や表情、情動などの反応は様々です。本研究室では、行動・心理情報とともに脳波や心拍、皮膚温などの生体情報を用いて個々人で異なる感性情報の評価を試みています。これらを応用し、赤外線サーモグラフィを用いて人を支えるセンサの提案やバーチャルリアリティを実現するシステム開発などを行っています。

キーワード

感性情報、生体情報、赤外線サーモグラフィ

分  野

電気・電子工学、情報工学、医用・生体工学

水戸 和幸 研究室

人にやさしい快適な環境・機器・システムを追究

人間情報学をベースに、人間の生理・心理特性の解明とその応用を目指しています。筋肉から生じる電気、機械信号による筋肉の疲労や加齢の評価、視覚障害者への凹凸文字や図形の伝達手段など、人間中心の視点から、快適な職場や住まい、高齢者や障害者に優しい環境、使いやすい情報機器、人間特性に配慮した機器や生産・生活システムに関する提案を行っています。

キーワード

人間工学、福祉工学、感性情報

分  野

医用・生体工学、経営・管理工学

宮本 友樹 研究室

人工物の振舞いに宿る「心」の解明

人が人工物に心を感じるメカニズムについて研究しています。特に、攻撃的な冗談を言う対話システム、運転に口出しするロボットなど、積極的な態度で喋る自律システム(エージェント)と人が接した際の心の調査に力を入れています。このような取り組みを通して、長期的に人から受容してもらえるエージェントの振舞いを設計することが当研究室の目指す社会貢献です。

キーワード

ヒューマンエージェントインタラクション、人工知能、認知科学

分  野

情報科学、情報工学

山田 哲男 研究室

経営情報システムでサプライチェーンの環境配慮を目指す

経営に関わるヒト・モノ・カネとこれら経営資源の情報について、あるべき姿を探求しています。現在は、製品が消費者に届くまでの一連の生産・物流の流れ(サプライチェーン)について、経営情報システムを活用した環境配慮に取り組んでいます。コスト・利益のみならず、リサイクル率やCO2排出量もひと目でわかる部品表を構築し、環境に調和しかつ経済的なシステム設計を進めています。

キーワード

経営情報システム、サプライチェーン、経営工学、サプライチェーンマネジメント、マネジメント、環境問題、CO2排出、リサイクル、ライフサイクルアセスメント、少子高齢化、オペレーションズ・リサーチ、シミュレーション

分  野

経営・管理工学

山田 裕一 研究室

位相幾何学「結び目理論」で図形を分類する

位相幾何学(トポロジー)が専門で、結び目理論を利用して「多様体」と呼ばれる図形の分類を研究しています。紐を結ぶようにした図形が「結び目」で、「多様体」は曲面の高次元版です。分類は難しいことがわかっています。良く似た形を分類するために、物理学の方程式を利用したりします。右の図はわたくしの研究成果の1つで、ある結び目の曲線表示です。

キーワード

位相幾何学、トポロジー、低次元多様体

分  野

数学

山本 佳世子 研究室

様々なICTを用いて現実空間と仮想空間をつなぐ

現代ではGIS(地理情報システム)、ソーシャルメディアなどの様々なICTが続々と開発され、これらが私たちと社会をつなぐ重要な役割を果たしています。様々なICTを組み合わせると、現実空間と仮想空間を効果的につなぐことができます。このような視点から、複数のシステムを統合した新システムの開発、GIS等の情報技術を利用した政策評価、統計的手法等を利用した政策評価に関する研究を行っています。

キーワード

社会システム工学、空間情報科学、都市・地域計画学、環境科学、防災・減災、デジタル、情報、コミュニケーション、工学、ソーシャルメディア、GIS、地理情報システム、推薦システム、ICT、環境、都市・地域計画、社会システム工学、ナビゲーションシステム、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)

分  野

情報科学、情報工学

横川 慎二 研究室

カーボンニュートラルを支えるシステムの高信頼化を目指して

カーボンニュートラル社会の実現に向けて、身の周りで再生可能エネルギーを創り出し、便利に、かつ安心安全に使えるようにする新しい形のエネルギーインフラが必要になっています。本研究室では、機械・深層学習、GIS、IoTなどの情報技術を駆使し、先駆的なエネルギーインフラの信頼性、安全性、レジリエンスを向上させるような最先端の研究に取り組んでいます。

キーワード

エネルギー貯蔵・制御、品質管理、信頼性工学、機器の寿命予測、故障物理

分  野

経営・管理工学、情報工学、応用物理学