トルコテキスタイル商談会

＜デニズリ輸出企業協会（DENIB）について＞

トルコは綿花や羊毛の生産にはじまり、製糸、織布、縫製とどの部門においても古くから繊維が盛んな国です。ボタンやベルトなどのアクセサリー類も国内生産され、原材料のすべてを国内調達できることがトルコの強みの一つと言われています。

この度のトルコテキスタイル商談会の主催者であるデニズリ輸出企業協会（DENIB）の前身は1993年にデニズリのテキスタイル・アパレルの生産者、輸出会社の107名のメンバーによって設立され、公式には2010 年 8 月 4 日にデニズリ輸出企業協会と命名されました。

通称DENIB はトルコの61ある輸出企業協会の一つであり、トルコ経済の発展に寄与するために輸出の増大や支援、調整を目的としており、3,684 人のメンバーと 30 人の従業員を擁し、トルコ貿易省と連携してメンバーを支援しています。

＜デニズリについて＞

トルコの南西部に位置するデニズリはホームテキスタイルの生産地として世界的に知られています。繊維産業は何千年も前からトルコに存在していて、とりわけ、デニズリではスルタンや宮殿の装飾、帆布用の織物を作る古代の織工とともに、織物生産の中心地として 4,000 年の歴史があることで知られています。デニズリは、”Türkiye”のナンバーワンの商標として、ホームテキスタイルの生産で年間 18 億米ドルを輸出しています。トルコのホームテキスタイルの輸出のほぼ半分がデニズリで製造されています。タオルとバスローブの75%がデニズリで生産され、トルコの輸出用ベッドシーツの55%が同じくデニズリ産となっています。今日、デニズリのホームテキスタイルは現在 185 か国以上に出荷されています。

＜製品の特徴について＞

伝統的に、トルコのタオルは綿 100% で作られています。このプレミアムコットンの特徴は繊維が非常に長く、繊維が長いほど結合が少なくなり、より強く滑らかな綿糸になります。このユニークな素材により、トルコのタオルは、洗濯を重ねるごとに柔らかく、フワフワになり、吸収性が増すことが知られています。今日では、カシミアやシルク、リネンなどのさまざまな糸や綿を組み合わせた混紡綿も、エンドユーザーに価値ある体験を提供しています。