日本の財産、世界の築地を皆で守りましょう。

83年の歴史を持つ築地市場は、10月6日に「閉場」となりました。

今後の活用は「五輪用の駐車場」しか決まっていません。世界にも稀な歴史を誇る、建築的にも価値ある「築地市場」を解体するには、あまりにもったいない理由です。

そして世界中が、この貴重な築地市場の解体を驚きをもって注目しています。 また10月11日に開場の豊洲市場は、小池都知事が「安全宣言」を行った後にも、高濃度の土壌汚染が報告され、汚染地下水が噴き出し、地盤沈下による亀裂など、多くの問題が次々と報告されています。

小池知事はすぐにも解体工事に着手するとしています。なぜ、こんなにも急ぐ必要があるのでしょうか。まだ新市場の使い勝手も十分に検証されていません。液状化などの危険のある豊洲市場のバックアップとしても、築地の建物は残すというプランも選択肢ではないでしょうか。

豊洲、築地、二つを活かすのであれば、あの美しく機能的な市場施設を解体せず、再整備し、新しい賑わい創出に活用する道を選ぶべきと考えます。あまりにも拙速かつ強引な築地市場の解体工事は、取り返しがつきません。

日本が誇る築地市場を解体せずに再整備するよう、ぜひ一緒に都に要望しましょう。