お久しぶりです、またははじめまして。サークル「月面終末観測所」主宰のFullMoonです。
まず本題の前に私事で恐縮ですが、私FullMoonは来年3月に大学を卒業し、4月から防災のお仕事をさせて頂くことになりました。防災のスペシャリストとして働くということへの自覚を持ちつつ、これからも気を引き締めて防災を学び続ける所存です。
このため次回・M3-2026春は出展をお休みしますが、創作活動との両立を図りつつ2027春には再び出展予定ですので、温かく見守って頂ければ幸いです。
M3-2024春・秋に開催し付け値コンピ「Bright Notes」「White Hawk」への参加・宣伝・購入にご協力頂きました全ての方に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。皆様からご協力頂きました 259131円 は、私FullMoonが責任を持って全て日本赤十字社に託しました。これが被災地の復興の一助となることを心から願っています。
私は能登半島地震の発災から1ヶ月後に、防災士として石川県能登地方へ派遣されました。現地に赴いた同人音屋だからこそできることがあるのではないか、月面終末観測所や自分自身の影響力・拡散力を以てどうにかして北陸の力になれないものかと考えたことから生まれたのがこの「付け値コンピ」です。
このコンピ企画は完全なる慈善企画ですので、何円売り上げようとも私の懐には1円も入りません。しかしながらカード制作費用や募金箱の用意に係る費用を考えると少なくない額が掛かっていますので、それは他の頒布物の売上から回収しています。
それでもなおこの企画が3度目の開催に至った理由の一つは、私が「助け合い」の考えを根底に持っていることにあります。
昨年8月に南海トラフ巨大地震臨時情報が発表されたことは記憶に新しいですが、私たちはあの時、日本はどこでも大地震のリスクに晒されているということを思い出すことになりました。南海トラフに限らず、首都直下地震や全国各地の活断層の存在など、枚挙に暇がありません。
日本という国は常に危機に晒されていて、能登で起きたことは決して他人事ではないのです。
私は今は被災地を助ける立場として活動していますが、首都直下地震が起きたその時は間違いなく助けてもらう立場になるだろうと思っています。今回このコンピに参加してくださった方々の中にも、いつか大災害の発生によって「助けてもらう側」になる日が来るかもしれません。
困った時はお互い様、困った時は助け合いで生きていくものです。
私はこれからも被災地を助けるための企画を開催していくつもりです。しかしもしこの先新たな大災害が起きて、その時私が企画を運営できる状況にある保証はありません。
私が活動できなかったとしても、この企画に協賛してくれた方々が「助け合い」を思い出して行動を起こしてくれるような未来を私は切望しています。
このコンピレーション企画の存在が、被災地のみならず、私たちの未来を照らす光となることを願ってやみません。
FullMoon / 月面終末観測所