カッティングプロッタ制御用ソフト
TRC02
取扱説明書
目次
はじめに
- お使いになる前に
カッティングプロッタ制御ソフトTRC02は、取扱説明書をよくお読みになり、
基本的な操作方法などを理解してから、TRC02を正しく安全にお使いください 。
- 対象製品
TRC02は当社のカッティングプロッタと組み合わせてのみお使いいただけます。
- 対象データ形式
出力可能なデータ形式は、HP-GL(HP-GL/2、HP RTLは対象)・・・拡張子はhpgl、hpg、hgl、prn、plt、pgl、nc、glf、spl。
DXF(R12以前のバージョン)・・・拡張子はdxf、DXF。
EIA・・・拡張子はeia、EIA(※設定はHP-GLと共通)。
- 表記の規則
[ ] ボタン名や項目名などを表します。
「」テキストボックス、ダイアログボックスのメッセージなどを表します。
起動と終了
[TRC02] の起動と終了の方法についてご説明します。
TRC02の起動
カッティングプロッタ本体の電源を先に入れてから、
デスクトップに作成されたTRC02のアイコンをダブルクリックして、
TRC02を起動させます。左図の画面が表示されます。
終了方法
画面右上のボタンをクリックします。
[TRC02] が終了します。
起動エラー
起動時に発生するエラーについてご説明します。
ボードオープンエラー
ソフトの起動に失敗すると、
左図のような[ボードオープンエラー]メッセージが表示されます。
原因としては、
■カッティングプロッタ本体の電源が入っていない。
■USBケーブルが繋がっていない。
等々が考えられます。
対処方法としては、プロッタの電源を入れ直し、
プロッタとPCをつなぐUSBケーブルを一旦抜き差しして、
再起動すると解決する場合があります。
ホーム画面表示の説明
[TRC02]のホーム画面の各部の意味についてご説明します。
ファイル出力部
[処理ファイル名] 処理中のファイル名を表示します。
通常は [待機中] と表示されています。
[データ処理進捗バー] データ処理の進捗をプログレスバーで表示します。
[データ処理進捗割合] データ処理の進捗をパーセンテージで表示します。
[データ処理状態] 処理中データの状態を表示します。エラーが発生した場合、
エラー内容が表示されます。
[実行フォルダ内リスト] 実行フォルダ内のファイルをリスト形式で表示します。
作成日時の新しい順に表示します。
※HPGLデータのみ全長と全高を表示します。
※出力不可のデータの場合、[状態] に「未対応」と表示されます。
[出力/一時停止/停止] データを出力する際に使用します。
[動作モード] 動作モードを [手動 / 自動] に切り替えます。
詳しくは [データ出力方法] をご参照下さい。
[Pen / Cut] は通常のカッティングプロッタとして使用するモードです。
[Pen / Pen] はカッター部にペンを持たせてペンプロッタとして使用するモードです。
※この機能はオプションとなります。
[フィルム供給] [自動 / 手差し] に切り替えます。
[手差し] に変更すると、フィルム供給動作をオフにできます。
[ファイル削除] 実行フォルダファイルリストの選択ファイルを削除します。
フィルム送り、巻き戻し方法
手動でのフィルム送り戻し方法についてご説明します。
フィルム送り(巻き戻し)
TRC02の [フィルム送り / フィルム戻し] ボタンを押下すると、
フィルムを送り(巻き戻し)始めます。
フィルム送り(巻き戻し)の停止
フィルム送り(巻き戻し)中は、
[フィルム送り / フィルム戻し] ボタンの表示が [停止] に変わりますので、
[停止] ボタンを押下すると、フィルム送り(巻き戻し)は停止します。
フィルムセットエラー
フィルム送り(巻き戻し)動作時にフィルム残量が無くなるか、
フィルムを巻き戻し過ぎた時にローラーが緊急停止し、
左図のようなエラーメッセージが表示され背景色が水色になります。
対処方法としては、フィルム残量不足の場合は、フィルムを交換する。
フィルムを巻き戻し過ぎた場合は、手でローラーを回してフィルムを
フロントセンサー部まで送ってください。
データ出力方法
ここでは、データの出力方法についてご説明します。
手動出力モードの時
[出力] ボタンを押下すると [出力ファイル選択] ダイアログが起動します。
出力するデータを選択し、[開く(O)] をクリックしてください。
選択ファイルが [実行フォルダ] にコピーされ、データの出力が開始されます。
手動出力モードの時(実行フォルダにデータがある場合)
既に [実行フォルダ] 内にデータが存在する場合
(Ex.手動出力モード時に直接データを [実行フォルダ] にコピーしたか、
データ描画時に非常停止をした為、データが [実行フォルダ] 内に残っている等)、
リストから出力データを選択し(複数選択可)、[出力] ボタンを押下します。
出力方法を選択する時(手動出力モード時のみ)
[出力方法] の中から [通常 / ペンのみ / カットのみ / 空動作] を選択する事で、
下記のような出力になります。
1.通常・・・・・・通常出力
2.ペンのみ・・・・データから描画のみ出力します。
3.カットのみ・・・データからカッティングのみ出力します。
4.空動作・・・・・データ出力動作はしますが、ペンとカットは動作しません。
右上の [出力方法] リストボックスから選択します。
[通常] 以外を選択すると、出力ボタンの色とテキストが変更されます。
データ出力が終わると、自動的に [通常] に戻ります。
または [ホーム] ボタンを押下する事で、[通常] に戻ります。
出力に適用するデータ設定を選択する時
(手動出力モード時のみ)
[データ設定] の中から [#1 / #2 / #3 / #4] を選択する事で、
4種類の中から任意のデータ設定を適用して、データ出力が可能になります。
データ設定は、
上記6種類の設定を1セットとして、4パターンを設定できます。
右上の [データ設定] リストボックスから選択します。
データ出力が終わると、自動的に [#1] に戻ります。
または [ホーム] ボタンを押下する事で、[#1] に戻ります。
[動作設定] 内の設定で [更新した[データ設定]番号を維持する] が有効になっている場合は、
[#1] には戻りません。
※自動出力モード時でも、この設定は維持されます。
ただし、自動出力モード時に設定の変更はできません。
出力に適用する速度設定を選択する時
(手動出力モード時のみ)
自動出力モードの時
[自動出力モード] 表示の下部に表記されたフォルダ内にデータをコピーすることで、
データの描画が開始されます。
フォルダは任意に設定できます。※フォルダ名のパスが長い場合は、前半部が省略されます。
モードの切替は、[動作モード] ボタンをクリックすることで、
[手動-自動] を切り替える事ができます
上記の画面で「Yes」を押下すると、左図の画面が表示されます。
「通常」を押下すると、データの下部から描画範囲部分が出力されます。
「中央」を押下すると、データの中心から上下に描画範囲部分が出力されます。
「上側」を押下すると、データの上部から描画範囲部分が出力されます。
「キャンセル」を押下すると、描画範囲オーバーエラーとして終了します。
データ出力表示
出力データファイルは、下部のリストに表示され、
ファイル名はプログレスバー上部にも表示されます。
[一時停止] ボタンと [停止] ボタン以外は、非アクティブになります。
データを描画する前に 「データ解析中...」 と表示されます。
データ量によっては、データの解析に時間がかかる場合があります。
表示が 「データ描画中...」 に変わりプロッタが動作を開始します。
データ出力が終了すると 「処理完了」と表示され、リストのファイル名表示が消えます。
複数ファイルを選択した場合、処理が完了したファイル毎にリストからファイル名表示が
消えます。
処理が完了すると、全てのボタンがアクティブになります。
一時停止
データ描画中に [一時停止] ボタンを押下すると、一時停止し、ボタンの色が赤色に変わり、
動作していたペンやカッターが待機状態になります。
※動作は直ぐには止まりません、ご注意ください。
一時停止を解除するには、再度 [一時停止] ボタンを押下します。
停止・非常停止
動作を途中で停止させるには、プロッタに取り付けてある[非常停止] ボタンか、
ソフト上の[停止] ボタンを押下します。
※一時停止中に [停止] ボタンを押下すると、そこで描画を終了します。
※プロッタに取り付けてある [非常停止] ボタンを押下したときは、動作停止後、
押下状態を解除してください。
非常停止すると、左図のような、[データ処理エラー] メッセージが表示されますので
[OK] を押下してください。
非常停止すると、「非常停止」と表示され、リストの [状態] には「異常終了」と表示されます。
非常停止させたデータをもう一度出力させる時は、
[手動出力モードの時(実行フォルダにデータがある場合)] を参照してください。
ファイルの削除
データの削除は、削除したいデータをリストから選択し、
右下の [ファイル削除] ボタンを押下してください。
[ファイル削除] ボタンを押下すると、[ファイル削除] メッセージが表示されますので、
削除する場合は、[Yes] を押下してください。
ペン交換のタイミングで下記の様な画面が出力しますので、
ペンを交換し、[Restart] ボタンを押下してください。
データ出力が再開されます。
データ出力順序は3色使用したデータの場合は以下のようになります。
データ出力開始 ⇒ 1番ペンの描画終了
⇒ 2番ペンへの交換を促す画面が出力(上図参照) ⇒ 2番ペンの描画終了
⇒ 3番ペンへの交換を促す画面が出力(上図参照) ⇒ 3番ペンの描画終了
⇒ 4番ペンへ交換を促す画面が出力(上図参照) ⇒ 4番ペンの描画終了後、
そのままカッティング開始
⇒ カッティング終了(※C1、C2の順番)⇒ 1番ペンに戻すことを促す画面が出力(下図参照)
⇒ データ出力終了
原点復帰
[原点復帰] ボタンを押下するとデータ描画前の原点位置に戻ります。
前回出力したデータの上に再度描画する際にご使用ください。
※データを [出力] すると、出力時の位置が原点と再設定されます。
※ソフトを終了すると、次回ソフトを起動した時の位置が原点となります。
[動作モード] が「自動」の時は、[原点復帰] ボタンは非アクティブとなります。
[原点復帰] ボタンをアクティブにするには [動作モード] を「手動」に変更してください。
出力モード
[出力モード] ボタンを押下すると [[Pen / Cut] / [Pen / Pen]] に表示が切り替わります。
[Pen / Cut] の表示の時は、通常のカッティングプロッタとして動作します。
[Pen / Pen] の表示の時は、カッター部分にペンを持たせて、2色の色分けができます。
※[Pen/Pen] の表示の時は、下記の様にペン状態が移行します。
ペン状態が移行するタイミングで、ペン交換の案内が表示されます。
状態No.1
ペンキャリッジ左側:1番ペン、
ペンキャリッジ右側:2番ペン
↓
状態No.2
ペンキャリッジ左側:3番ペン
ペンキャリッジ右側:4番ペン
↓
状態No.3
ペンキャリッジ左側:設定なし
ペンキャリッジ右側:カッター
例えば、3・4番ペンを使用しない時は、状態No.2は無視され、状態No.3に移行します。
フィルム供給
[フィルム供給] ボタンを押下すると 「自動 / 手差し」に表示が切り替わります。
[自動] の表示の時は、フィルムをセットした状態で動作させるモードです(通常動作)。
[手差し] の表示の時は、フィルムをセットしない状態で動作させるモードです。
※このモードの時は、フィルム送りモーターは動作しません。
出力エラー
ここでは出力時に [ファイル出力部] の、[データ処理状態] に表示されるエラーメッセージについて説明します。
後部センサーフィルム未検出
ローラーの後部にあるフィルム検出センサーにひとつも反応していない場合に表示します。
フィルム送りローラーを手で回し、後部のフィルムに余裕をもたせてください。前部センサーフィルム未検出
ローラー手前側にあるフィルム検出センサーにフィルムが反応していない場合に表示します。
ローラーを手で回し、前部のフィルムに余裕をもたせてください。ドライバ運転準備未完了
何らかの原因で、モータードライバが運転準備状態になっていない時、表示します。
一旦、ソフトを終了し、プロッタの電源を入れ直して再起動してください。ボードクローズ
何らかの原因で、モーターコントロールボードが起動していない状態の時、表示します。
一旦、ソフトを終了し、プロッタの電源を入れ直して再起動してください。フィルム残量不足
フィルムがデータ出力の準備段階で足りていない場合か、フィルム残量に対して大きいデータが入力された時に、表示します。
フィルムを新しいものに交換し、フィルム残量を再設定してください。非常停止
停止ボタンが押下された時に、表示します。
データを再出力する場合は、[手動出力モードの時(実行フォルダにデータがある場合)] を参照してください。ドライバアラーム発生
何らかの原因で、モータードライバが運転準備状態になっていない時、表示します。
一旦、ソフトを再起動してください。フィルムセンサー未検出
全てのフィルム検出センサーが反応しない時に、表示します。
一旦、ソフトを終了し、プロッタの電源を入れ直して再起動してください。未対応DXFバージョン
未対応のバージョンのDXFデータが入力された時に表示します。
[実行フォルダ] に残ったファイルを一旦削除して、対応するバージョンのDXFデータを入力してください。未対応データ
対応していない形式のデータが入力された時に表示します。
[実行フォルダ] に残ったファイルを削除し、対応するデータを入力してください。描画範囲オーバー
Y軸側のデータ範囲が、900mmを超えている場合に表示します。
[実行フォルダ] に残ったファイルを削除し、範囲に収まるデータを入力してください。フィルム残量不足エラー
データ長がフィルム残量より長い場合に表示します。
フィルムを交換し、フィルム残量の設定をしてから再出力してください。プログラム処理エラー
データ処理中にプログラムが正常に動作しない時に表示します。
[実行フォルダ] に残ったファイルを再度、出力してください。
フィルム残量設定
サイドバーの [フィルム残量] を押下すると、[フィルム残量設定] 画面が表示されます。
50mのフィルムをセットした時は、[50m] ボタンを押下すると、
[詳細設定] の[フィルム残量 Default ] で設定したデフォルト値が入力されます。
数値を直接入力することも可能です。
[適用] ボタンを押下すると、設定値が反映されます。
[キャンセル] ボタンを押下すると、ただホーム画面に戻ります。
[OK] ボタンを押下すると、設定値が反映されてホーム画面に戻ります。
データ分割設定
データ分割設定は、データをY軸側に任意の数値で分割する設定です。
サイドバーの [データ分割] を押下すると、データ分割を
有効 [データ分割 ON]、無効 [データ分割 OFF] に切り替えます。
フィルムカッティング
[Yes] ボタンを押下するとフィルムカッティングが開始されます。
ペン交換
ペン交換時に、ペンキャリッジ部を取り替えやすい位置に移動します。
サイドバーの [ペン交換] ボタンを押下すると、
Y軸マイナス側のリミット位置から [詳細設定] 内の
[ペン交換位置] で設定した数値分の位置までペンキャリッジ部が移動します。
フィルム交換
フィルム交換時に、ペンキャリッジ部を取り替えやすい位置に移動します。
サイドバーの [フィルム交換] ボタンを押下すると、
Y軸マイナス側のリミット位置から [詳細設定] の[フィルム交換位置] で設定した
数値分の位置までペンキャリッジ部が移動します。
データ出力確認(プレビュー)
※出力モードが 「自動出力モード」 の時は、この機能は無効化されます。
この機能を有効にするには、[データ設定1] 内の [データ出力時確認設定] の
「データ出力時に確認する」にチェックを入れます。
また、出力確認(プレビュー)のタイミングを [データ解析 (前 / 後 / 前後)] で指定します。
♦データ解析 [前] はCADから出力されたデータを出力確認とプレビューを表示できます。
※プレビュー機能は、HPGL形式のデータのみ対象となります。
♦データ解析 [後] は [データ分割機能] 有効時にデータ分割が行われた時のみ
プレビューを表示します。
※データ解析に時間がかかる場合があります。
♦データ解析 [前後] は上記2回のタイミングで出力確認とプレビューを表示できます。
[Yes] を押下するとそのまま出力されます。
[プレビュー] を押下するとプレビュー画面が表示され、
プレビュー画面を閉じると下記の表示に戻ります。
[No] を押下すると、出力せずにホーム画面に戻ります。
未出力のファイルは実行フォルダに残ります。
設定メニュー
設定メニューについてご説明します。
[設定] ボタンを押下すると [設定メニュー] 画面が表示されます。
必要に応じてフィルム毎に設定を変更してください。
[圧力・速度設定] [圧力・速度設定] 画面を表示します。
状況に応じて設定を変更してください。
[ペン/カット位置補正] [ペンとカッターの位置補正] 画面を表示します。
[インク残量] [インク残量設定] 画面を表示します。
[インクペン] [インクペン設定] 画面を表示します。
※この機能は有料オプションになります。
[動作設定] [動作設定] 画面を表示します。
[データ設定1 / データ設定2]
[データ設定1][データ設定2][データ設定3]画面を表示します。
[データ分割設定 1 / データ分割設定 2 ]
[LINE通知] コミュニケーションアプリ [LINE] を利用して、
データ出力状況を通知する [LINE 通知設定 ] 画面を表示します。
[Slack通知] ビジネス向けチャット [Slack] を利用して、
データ出力状況を通知する [Slack 通知設定] 画面を表示します。
[サウンド] [サウンド設定] 画面を表示します。
[PC通知] [PC通知設定] 画面を表示します。
[説明書] 現在ご覧いただいている [TRC02 取扱説明書] をブラウザで表示します。
[本体説明書] 「TRC-900Z」本体の取扱説明書 [TRC-900Z 取扱説明書] を
PDFビューワーで表示します。
[データ履歴] [データ履歴] ボタンを押下すると、データ履歴内のデータを取得し、
再出力できます。
[マニュアル動作] [マニュアル動作] ボタンを押下すると、
[マニュアル動作] 画面を表示します。
[詳細設定] [詳細設定メニュー] 画面を表示します。
詳細設定は特に設定を変更する必要はありません。
[設定 移行] [設定 移行] ボタンを押下すると、[全Default値] の表示が左記の様に変化します。
この機能はPCを入れ替える時の設定移行にお使い頂けます。
[圧縮/Zip形式 エクスポート] を押下すると、任意の場所に任意の名前で全ての設定ファイルを
ZIP形式で保存できます。
[Zipファイル インポート] を押下すると、上記でエクスポートしたZip形式のファイルの
インポートとアプリの全設定を読み込みます。
[全Default値]
[書き込み] を押下すると、ソフトの全ての設定値がデフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだ全デフォルト値を読み込み設定に反映します。
原点オフセット設定
[設定メニュー] 画面の [オフセット設定] ボタンを押下すると
[原点オフセット設定] 画面が表示されます。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[原点オフセット設定] データをスライダ側にオフセット値を設定できます。
※最大描画範囲:[…] 内の数値(原点オフセットの数値で描画範囲が変わります)が
実際に出力できる描画可能範囲になります。
※[原点オフセット] が “0” 以外の値の時、
ホーム画面に「オフセット:[有り]」と表示されます。
[Reset] ボタンを押下すると [原点オフセット] 値が “0” に設定されます。
フィルム送り補正
Ex) プロッタ指示値:5000mm
ユーザー実測値:4997mm(3mm短い)
補正係数:1.000600360
フィルム送り補正はフィルム送り量と実測した送り量を計測し、その誤差を補正します。
サイドバーの [設定] から [送り補正] を押下すると、[フィルム送り補正] 画面が表示されます。
[プロッタ指示値] には出力したデータの値を入力します。
[ユーザー実測値] には実際に出力したデータを計測した値を入力します。
[計算] ボタンを押下すると、データ補正係数が [補正係数] のテキストボックスに表示されます。
[Reset] ボタンを押下すると、[補正係数] のテキストボックスに
「1.000000000」(補正無し) 表示されます。
[直接入力] チェックボックスにチェックを入れると、補正係数を直接設定できます。
[補正係数] テキストボックスをクリックすると、係数を直接入力できます。
[適用] ボタンを押下すると、設定値が反映されます。
[キャンセル] ボタンを押下すると、ただホーム画面に戻ります。
[OK] ボタンを押下すると、設定値が反映されてホーム画面に戻ります。
[左右両端の誤差補正を有効化する] のチェックボックスにチェックを入れると、
フィルムの左右両端の誤差補正が有効になり、画面が変化します。
[補正データ出力] 指定した長さで1m毎にフィルムの左右両端に1mmの線を描画します。
[指定長] 補正データの長さを [1,2,3...,20m] の範囲で指定します。
[出力] ボタンを押下すると、指定した長さの補正データを出力します。
[補正係数] が ”1.000000000” 以外の時は、
ホーム画面に 「フィルム送り補正:[あり]」 と表示されます。
圧力・速度設定
[設定メニュー] 画面の [圧力・速度] ボタンを押下すると
[圧力・速度設定] 画面が表示されます。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[圧力設定] ペン・カッターの動作圧力を設定します。"+10~-10" の範囲で設定します。
[ペン移動圧]・・・・・・・ペン移動中のペン圧力を設定します。
[ペン圧]・・・・・・・・・ペン描画時の圧力を設定します。
[カット移動圧]・・・・・・カッティング時のカッター圧力を設定します。
[ハーフカット圧]・・・・・カッティング時のカッティングパターンの残存部の
カッター圧力を設定します。
[カット圧]・・・・・・・・カッティング時のカッティングパターンの切取部の
カッター圧力を設定します。
[インクペン移動圧]・・・・インクペンオプション適用時のインクペン移動時の
圧力を設定します。
[インクペン圧]・・・・・・インクペンオプション適用時のインクペン描画時の
圧力を設定します。
[速度設定] データ出力時の描画とカッティング速度、
フィルム送り・フィルム巻き戻し速度を設定します。"+10~-10" の範囲で設定します。
[移動速度]・・・・・・・・データ出力時の移動速度を設定します。
[描画速度]・・・・・・・・データ出力時の描画速度を設定します。
[円弧速度]・・・・・・・・データ出力時の円弧描画速度を設定します。
[カッティング速度]・・・・カッティング時のカッティング速度を設定します。
[手動送り速度]・・・・・・フィルム送り・フィルム巻き戻し時の速度を設定します。
[描画速度(インクペン)]・インクペンオプション適用時の描画速度を設定します。
[円弧速度(インクペン)]・インクペンオプション適用時の円弧描画速度を設定します。
[Default値]
[書き込み] を押下すると、表示されている設定値が デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます 。
ペンとカッターの位置補正
ペンとカッターの位置補正は描画線とカッティング線の位置を補正します。
[設定メニュー] から [ペン/カット位置補正] を押下すると、
[ペンとカッターの位置補正] 画面が表示されます。
図を参考にして頂き、描画線とカッティング線の差異を補正します。
出力したフィルムを実測し、描画線とカッティング線の差異から
フィルム送り方向 [X:] に補正値を入力してください。
ペンキャリッジ移動方向 [Y:] に補正値を入力してください。
[Default値] [書き込み] を押下すると、表示されている設定値が
デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
インク残量設定
[インク残量計を有効にする] チェックボックスにチェックを入れると、
[インク残量] ボタンの色が変わり、インク残量を百分率で表示します。
チェックボックスのチェックを外すと 「OFF」と表示されます。
また、ホーム画面にも同様に表示され、[インク残量計を有効にする] が無効の場合は、
表示されません。
※1番ペンのみ対応しています。
[Reset] ボタンを押下すると、[インク残量] が指定のペンの描画距離にリセットされます。
直接、数値を入力できます。
[使用ペン] のチェックを入れたペンの [描画距離] が適用されます。描画距離は直接、
数値を入力します。
データ出力時に、描画距離がインク残量描画可能距離より長い場合、
アラートが表示されます。
ペンを交換して、[Restart] を押下すると、インク残量がリセットされ描画を再開します。
[Default値] [書き込み] を押下すると、表示されている設定値が
デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
インクペン設定
※有料オプション機能となります。
[設定メニュー] の [インクペン] ボタンを押下すると、[インクペン設定] 画面が表示されます。
※オプションが有効化されていないと、ボタンを押下しても反応しません。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[インクペン対応] インクペンオプション適用時にアクティブになります。
[インクペン1を割当て] チェックを入れると割付けたペン番号のペン圧と描画速度が
インクペン対応になります。
割付けるペン番号は [描画 (P1 / P2 / P3 / P4)] を指定します。
チェックを入れると、デフォルトで [P1] がセットされます。
※[インクペン2を割付]も同様ですが、
チェックを入れるとデフォルトで [P2] がセットされます。
インクペンを割付けると、ホーム画面に [インクペン割付] が表示されます。
4つの四角が並び、左から [P1 / P2 / P3 / P4] を意味します。
ペンは赤色、インクペンは青色で表示されます。
動作設定
選択設定は出力時の [データ設定] [速度設定] の初期化タイミングを設定します。
[設定メニュー] の [動作設定] ボタンを押下すると、[動作設定] 画面が表示されます。
[更新した[データ設定]番号を維持する] チェックボックスにチェックを入れると、
ホーム画面で更新した [データ設定] 番号は維持されます。
※自動出力モード時でも、この設定は維持されます。
また、ホーム画面の表示パネルの色が変化します。
[更新した[速度設定]を維持する] チェックボックスにチェックを入れると、
ホーム画面で更新した [速度設定] は維持されます。
※自動出力モード時でも、この設定は維持されます。
[終了時動作設定] ソフト終了時の挙動を以下から設定します。
「通常動作」・・・・・・キャリッジ部が右奥に格納されます。
「原点復帰のみ」・・・・キャリッジ部が原点位置まで戻ります。
「キャリッジ移動なし」・キャリッジ部が移動しません。
[ホーム画面ボタン設定]
[手動出力時に自動出力時と同様にする] チェックボックスにチェックを入れると、
手動出力時であっても、自動出力時のホーム画面のボタン無効設定が適用されます。
ex) 手動出力時であっても、[設定ボタン] が無効されます。
※ホームボタン長押しで一時的に通常状態に戻ります。
[出力ファイル設定]
[出力ファイルに通し番号を付与する] チェックボックスにチェックを入れると、
出力ファイルに "_[通し番号]" を付与します。
[通し番号] は投入ファイル毎にカウントアップしていきます。直接、数値の入力が可能です。
※数値は "99999999" を超えると"0" に戻ります。
[Reset] ボタンを押下すると、[通し番号] が "0" にリセットされます。
データ設定1
[設定メニュー] 画面の [データ設定1] ボタンを押下すると[データ設定1] 画面が表示されます。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[DXF ペン設定]
DXFデータのペン色に対して、
[描画 (P1 / P2 / P3 / P4) / カッティング (C1 / C2) / 何もしない (0)] を指定します。
※P1 / P2 / P3 / P4 はペン番号、C1 / C2 はカッティングパターン番号です。
[HPGL ペン設定]
HPGLデータのペン番号に対して、
[描画 (P1 / P2 / P3 / P4) / カッティング (C1 / C2) / 何もしない (0)] を指定します。
※P1 / P2 / P3 / P4 はペン番号、C1 / C2 はカッティングパターン番号です。
[データ出力位置設定]
[描画データを中央に配置する] チェックボックスにチェックを入れると、
データをY軸方向の中心に寄せて出力します。
[データ出力時確認設定]
[データ出力時に確認する] チェックボックスにチェックを入れると、
データ出力時に出力確認画面が表示されます。
出力確認のタイミングを [データ解析 (前 / 後 / 前後)] で指定します。
[データ間隔] データ出力後のフィルム送り代を設定します。
※非常停止した場合は、フィルムを送りません。
[エリア分割] データをフィルム送り方向に、任意の長さで分割します。
100mm以下の設定値は100mmと扱われます。
7 : [ENDカット間隔]
[ENDカットを追加する] が有効の時に、
出力データの最後からENDカットする間隔を設定します。
[原点オフセット(スライダ側)] データをスライダ側にオフセット設定できます。
※描画範囲[…] 内の数値(原点オフセットの数値で描画範囲が変わります)が
実際に出力できる描画可能範囲になります。
[データ反転]
データを反転させたい時は、[正転] 部を押下すると表示が、[反転] になります。
戻す場合は、もう一度押下すると、[正転] に戻ります。
[データ回転]
データを反時計回りに90度回転させたい時は、
[無し] 部を押下すると表示が、[90度] になります。
戻す場合は、もう一度押下すると、[無し] に戻ります。
[カッティングパターン] カッティング時のパターンを設定します。
[カッティング (C1 / C2)] 毎に設定します。
[ペン種割当] [カッティング線を描画] が有効の時に、[カッティング (C1 / C2)] に割当てる
ペン種をペン番号 [描画 (P1 / P2 / P3 / P4)] から指定します。
[カッティング線を描画] チェックボックスにチェックを入れると、
カッティング線上に実線を描画します。チェックを外すとカッティングのみとなります。
また、描画するカッティングパターンを [C1/C2(C1とC2) / C1のみ / C2のみ] から選択します。 [ENDカットを追加する] チェックボックスにチェックを入れると、
データの最後から10mmの位置に900mmのカッティング線を追加します。
カッティング線のカッティングパターンを [カッティング (C1 / C2)] で指定します。
[エリア分割設定]
[カットデータのみ分割する] チェックボックスにチェックを入れると、
描画データはエリア分割せずに、カットデータのみエリア分割します。
[分割データ処理順序設定]
分割されたデータについて処理順序を
[描画してからカッティング / 描画とカッティングの繰返し] のいずれかで設定します。
[描画してからカッティング]・・・分割されたデータの全ての描画をしてから、
カッティングします。
[描画とカッティングの繰返し]・・・分割されたデータ毎に描画とカッティングを繰返します。
[Default値]
[書き込み] を押下すると、表示されている設定値が デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
データ設定2
[設定メニュー] 画面の [データ設定2] ボタンを押下すると [データ設定2] 画面が表示されます。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[HPGLラインピッチ設定]
HPGLデータのLTコマンドで指定される破線について、任意で設定ができます。
[ラインピッチ設定を有効にする] チェックボックスにチェックを入れると、
下記に設定したラインピッチで固定されます。
チェックを外すと、データ内で指定されたラインピッチが反映されます。
下記破線パターンについて、ラインピッチを設定します。
[LT1/LT2 / LT3 / LT5 / LT6] ※0を入力すると自動的に10mmに設定されます。
[破線パターン設定] パターン画像をクリックすると、破線パターン設定画面が表示されます。
[パターン] 20個あるブロックをクリックする事で、パターンを設定できます。
黒部分が線分に当たります。
[パターン長] パターン長を設定します。パターン長を変更すると、
右隣りのパターン要素の長さが更新されます。
[HPGL IWコマンド設定]
チェックボックスにチェックを入れると、
HPGLデータのIWコマンド(ウィンドウ設定命令)を有効化します。
※作図範囲の中でペンを移動できる特定の領域を指定します。
この領域をウィンドウといいます。
[HPGL IP用紙範囲設定]
チェックボックスにチェックを入れると、
HPGLデータのIPコマンドの数値を用紙範囲として、
オリジナル座標で出力します。
※IPコマンドの数値が第一象限を表現していない場合は、この設定は無効となります。
[原点位置設定]
[原点を左上に設定する] チェックボックスにチェックを入れると、
原点が左上に設定されます。
※原点が左上に設定されると、ホーム画面にその旨表示されます。
[自動角度調整]
[自動角度調整を有効にする] チェックボックスにチェックを入れると、
データを時計回りに0.5°づつ180°まで回転させて、Y軸範囲が最小になる位置に変更します。 [自動角度調整[90度]を有効にする] チェックボックスにチェックを入れると、
Y軸範囲が範囲オーバーしている時に、データを時計回りに90°回転させます。
※有効に設定されると、ホーム画面にその旨表示されます。
[自動データ回転設定]
[データ長手方向を垂直にする] チェックボックスにチェックを入れると、
データの長手方向を垂直(フィルム幅側)にします。
ただし、長手方向がフィルム幅を超える時は無効となります。
※有効に設定されると、ホーム画面にその旨表示されます。
[文字変換設定]
[1バイト文字を半角表示] チェックボックスにチェックを入れると、
半角の英数字や記号、半角カタカナなどが半角のまま変換されます。
チェックを外すと、全ての文字が全角で変換されます。
[文字幅のスケール] の数値を入力するとその数値に応じて文字幅が変わります。
Ex)文字幅スケール:1 (文字幅は変化しません)
[Default値]
[書き込み] を押下すると、表示されている設定値が デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
データ設定3
[データ解析設定]
[解析範囲を無制限にする] チェックボックスにチェックを入れると、
通常、フィルム送り方向にデータ解析を一定間隔に行い描画していますが、
その解析間隔を無制限にします。
データ解析間隔を無制限にする事により、破線など途中で途切れさせずに
描画する事ができるようになります。
[試し描き設定]
[試し描き機能を有効にする] チェックボックスにチェックを入れると、
使用ペン種の数だけデータ出力前に試し描きを行います。
試し描き有効時はデータ出力前に円を描画します。
[インク垂れ防止]
[インク垂れ防止機能を有効にする] チェックボックスにチェックを入れると、
長尺線分を分割する事により、ペンのアップダウン動作を行いインク垂れを防止します。
[長尺線分割長設定] 長尺線を分割する際の分割長を設定します。
データ分割設定1
[設定メニュー] 画面の [データ分割設定1] ボタンを押下すると
[データ分割設定1] 画面が表示されます。
※ホーム画面のデータ分割 [OFF/ON] ボタンを長押しで表示させる事も可能です。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[データ分割範囲設定] 出力データのY軸側の分割範囲を設定します。
※Max[…] 内の数値が設定できる最大値です。
[データを中心分割する] チェックボックスにチェックを入れると、データを中心分割します。
[分割範囲設定] で設定した数値は無視され、データのサイズに応じて2分割されます。 ※Max[…] 内の数値が出力データのサイズの最大値です。
[データ重ね代設定] データ分割時の上下データの重ね代の範囲を設定します。
※Max[…] 内の数値が設定できる最大値です。データ分割範囲の2分の1になります。
※[合わせマークを重ねる][通し番号設定] のいずれかにチェックが入っていると、
この数値は “10mm” 以上になります。
[合わせマーク設定]
[合わせマークを描画する] チェックボックスにチェックを入れると、
分割データ毎の上下に合わせマークを描画します。
また、合わせマークにペン番号 [描画 (P1 / P2 / P3 / P4)] を指定します。
[合わせマークを重ねる] チェックボックスにチェックを入れると、
分割した上下の合わせマークが、重ねた時の形状で上下とも描画します。
※[1]この機能が有効の時は、[データ重ね代設定] は自動的に ”10mm” 以上となります。
[合わせマーク位置] 合わせマークの描画位置を設定します。
[内側 / 外側] のどちらかを選択します。
[内側] を選択すると、データサイズと [合わせマーク間隔] の設定値に応じて、
描画個数が変わります。
[外側] を選択すると、左右2か所に描画されます。
[合わせマーク間隔] 合わせマークの描画間隔を設定します。
※20mm以上の数値を設定して下さい。
[型紙種類設定] [組立型 / プレート型] のいずれかを選択します。
[組立型] を選択すると、図形の全体のサイズそのままに分割されます。
Ex)フィルム送り方向2mのデータを2分割する場合は、4mのデータとして出力されます。
※[組立型] を選択すると、[外枠をカットする] が有効化されます。
[プレート型] を選択すると、図形の分割部分のサイズに合わせて分割されます。
Ex)フィルム送り方向2mのデータを2分割する時に、
分割された部分の図形サイズが1mの場合は、3mのデータとして出力されます。
※[プレート型] を選択すると、[分割線をカットする] が有効化されます。
[外枠カッティング設定] ※[型紙種類設定] と連動しますが、設定変更は可能です。
[外枠をカットする] チェックボックスにチェックを入れると、
分割した出力データの外枠をカットします。
フィルム送り方向に10mm(固定)、Y軸側に [カッティング線オフセット] で
設定した値をオフセットします。
また、カッティング線にカットパターンを [カッティング (C1 / C2)] で指定します。
[カッティング線オフセット] 分割したデータの外枠をカットする際に、
Y軸側のオフセット値を設定します。
[分割線カッティング設定] ※[型紙種類設定] と連動しますが、設定変更は可能です。
[分割線をカットする] チェックボックスにチェックを入れると、分割線をカットします。 また、カッティング線にカットパターンを [カッティング (C1 / C2)] で指定します。
ただし、[外枠カッティング設定] の [外枠をカットする] が有効で、
[カッティングオフセット] が “0” の場合は無効となります。
[合番号設定]
[重ね代に合番号を描画する] チェックボックスにチェックを入れると、
重ね代の間の分割部中央に合番号を描画します。
合番号にペン番号 [描画 (P1 / P2 / P3 / P4)] を指定します。
※この機能が有効の時は、[データ重ね代設定] は自動的に ”10mm” 以上となります。
[データ分割基準幅設定]
チェックボックスにチェックを入れると、データ分割時にデータの元図形の幅を基準に
全ての分割データを同じ幅で出力します。
[Default値]
[書き込み] を押下すると、表示されている設定値が デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
データ分割設定2
[設定メニュー] 画面の [データ分割設定2] ボタンを押下すると
[データ分割設定2] 画面が表示されます。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[重ね線設定] 分割データの重ね面に実線か破線を描画する設定をします。
[重ね線を描画する] チェックボックスにチェックを入れると、
分割データの重ね面に実線か破線を描画します。
また、実線か破線の種類を [LT (実線) / LT2 / LT3 / LT5 / LT6] から選択します。
破線のラインピッチも設定します。
重ね線にペン番号 [描画 (P1 / P2 / P3 / P4)] を指定します。
※[データ重ね代設定] が ”0” を超える場合、重ね線は2本描画されます。
[重ね中心線を描画する] チェックボックスにチェックを入れると、
[データ重ね代設定] で設定している数値を2分割して、中心線を描画します。
重ね中心線にペン番号 [描画 (P1 / P2 / P3 / P4)] を指定します。
[データ重ね代設定] が “0” の場合は、1本線となります。
[縦中心線設定] 分割データの中心に破線を描画する設定をします。
ペン種は、[ペン種設定] で選択したペン番号になります。
[縦中心線を描画する] チェックボックスにチェックをいれると、
データ中央に縦中心線を破線で描画します。
また、破線の種類を [LT2 / LT3 / LT5 / LT6] から選択します。
破線のラインピッチも設定します。
縦中心線にペン番号 [描画 (P1 / P2 / P3 / P4)] を指定します。
[データ分割設定]
[分割データをファイル化して出力する] チェックボックスにチェックを入れると、
分割したデータを単一のデータファイルとして出力します。
生成されたファイルは元ファイル名に連番で"_n"と付与されたファイル名となります。
Ex)「test.hpgl」というデータが3分割された場合は、
test_1.hpgl, test_2.hpgl, test_3.hpgl
上記、3ファイルが生成されます。
[分割データ出力設定]
[分割データ間隔最小設定を有効にする] チェックボックスにチェックを入れると、
分割したデータの間隔が最小になるよう調整されます。
その為、複数の分割データは1つのデータ扱いになります。
※[外枠カッティング設定] の [外枠をカットする] が有効の時は、
1つのデータとしてカットされます。
[Default値]
[書き込み] を押下すると、表示されている設定値がデフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
LINE通知設定
コミュニケーションアプリ[LINE] を利用した通知設定をします。
[設定メニュー] から[LINE通知] ボタンを押下すると、
[LINE通知設定] が表示されます。
LINEへの通知を許可する
チェックを入れることにより、LINEへの通知機能が有効となります。
※ただし、通知を可能にするには[アクセストークン] を設定する必要があります。
アクセストークン
LINE通知を行うには、LINE Notifyという機能を使用します。
LINE Notifyを使うには、LINE Notifyのホームページからログインする必要があります。
こちら(https://notify-bot.line.me/ja/)からLINEログイン後、
マイページから「アクセストークンを発行」をクリックし、
同時に、通知を送信するトークルームを設定します。
発行されたアクセストークンをここに記入して下さい。
テスト投稿
[LINEへの通知を許可する] にチェックが入っており、
[アクセストークン] が設定されていれば、[LINEへ投稿] ボタンを押下すると、
任意の文字列を設定したLINEのトークルームに送信します。
Default値
[書き込み] ボタンを押下すると、設定をDefaultに書き込みます。
[読み込み] ボタンを押下すると、設定をDefaultから読み込みます。
Slack通知設定
ビジネス向けチャット[Slack] を利用した通知設定をします。
[設定メニュー] から[Slack通知] ボタンを押下すると、
[Slack通知設定] が表示されます。
Slackへの通知を許可する
チェックを入れることにより、Slackへの通知機能が有効となります。
※ただし、通知を可能にするには[Post to Channel] と[Webhook URL] を
設定する必要があります。
Post to Channel下記の[SlackでWebhook URLを発行する方法] を参照して下さい。
Webhook URL下記の[SlackでWebhook URLを発行する方法] を参照して下さい。
テスト投稿[Slackへの通知を許可する] にチェックが入っており、
[Post to Channel] とWebhook URL] が設定されていれば、
[Slackへ投稿] ボタンを押下すると、
[テスト投稿] に表示された任意の文字列を、設定したSlackのチャンネルに送信します。
Default値
[書き込み] ボタンを押下すると、設定をDefaultに書き込みます。
[読み込み] ボタンを押下すると、設定をDefaultから読み込みます。
SlackでWebhook URLを発行する方法
Slack公式サイト(https://slack.com/services/new/incoming-webhook)にアクセスし、ログインします。
画面右上のアカウント名をクリックし、通知先アカウントを選択します。
画像の赤枠箇所で、
通知を送りたいチャネル名(これが[Post to Channel] となります)を選択し、
[Incoming WebHook インテグレーションの追加] ボタンを押します 。
赤枠の部分に[Webhook URL] が表示されているので、
これをコピーして使用してください。
サウンド設定
サウンドを利用した通知設定をします。
[設定メニュー] から[サウンド] ボタンを押下すると、
[サウンド設定] が表示されます。
サウンド設定を有効にすると、非常停止時にはアラーム音を再生し、
通常終了時には既定のサウンドを再生します。
1 : [サウンド設定]
[サウンド通知を許可する] チェックボックスにチェックを入れると、
データ出力終了時、データエラー発生時にサウンドを発生します。
[データ毎にサウンドを再生する] チェックボックスにチェックを入れると、
複数データを出力する時に、データ毎にサウンド通知をします。
チェックボックスを外すと、複数データを出力する時に、
全てのデータ出力が完了した時にサウンド通知します。
2 : [テスト再生] サウンドの試聴ができます。
[非常停止時のアラーム音を再生する] の左側の再生ボタンを押下すると、
エラー発生時のサウンドを試聴できます。
[終了音を再生する] の左側の再生ボタンを押下すると、
データ出力終了時のサウンドを試聴できます。
3 : [Default値] [書き込み] を押下すると、表示されている設定値が
デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
PC通知設定
同一ネットワーク内への通知設定をします。
[設定メニュー] から[PC通知] ボタンを押下すると、
[PC通知設定] が表示されます。
PC通知設定を有効にすると、ネットワーク内の全ての機器にメッセージを一斉送信します。
※メッセージを受け取るには、メッセージ通知を受けるPC側に
「メッセージ通知ソフト『TrcTgsNotify』」をインストールする必要があります。
1 : [通知設定]
[ネットワーク内への通知を許可する] チェックボックスにチェックを入れると、
ネットワーク内の全ての機器へデータ処理状況を通知します。
PC通知タイミングは、[データ出力時 / データ処理終了時 / ペン交換時] になります。
2 : [ポート番号] メッセージを通知する任意のポート番号を入力します。
デフォルトで"2002"が設定されています。
※通知を受けるPC側のメッセージ通知ソフト設定を同一にする必要があります。
[ディレクテッドブロードキャストアドレス] 通知を許可すると、自動で入力されます。
3 : [テスト投稿] ネットワーク全体へテスト投稿します。
テキストボックスに任意の文字列を入れ、[送信] ボタンを押下します。
任意の文字列が通知されれば問題ありません。
※テスト投稿する時は [ネットワーク内への通知を許可する] に
チェックを入れる必要があります。
4 : [Default値] [書き込み] を押下すると、表示されている設定値が
デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
受信側PCの[TrrcTgsNotify] の設定方法
[TrcTgsNotify] アプリをインストールすると、
PC立ち上げとともに起動し、
タスクバーの右下かタスクトレイ内に
[TrcTgsNotify] のアイコンが表示されます。
[TrcTgsNotify] アイコンを右クリックすると、
メニューが表示されますので、
[設定] をクリックして下さい。
[TGS-500RZ からの通知を有効にする] に
チェックを入れて頂き、
[TGS02] で設定した[ポート番号] と同じ数値を
設定して下さい。
[設定] ボタンを押下して、設定完了です。
通知を受信すると上図の様に
右下からポップアップで通知されます。
データ履歴
データ履歴機能を使用すると、一度出力したデータを取得と再出力できます。
[データ履歴] フォルダ内には、一度出力したデータがコピーされ
直近500件まで保存されています。
[設定メニュー] 内の [データ履歴] ボタンを押下すると、
[データ履歴取得] 画面が表示されます。
再取得したいデータを選択し、[開く] ボタンを押下すると、
ホーム画面に切り替わり、実行フォルダに選択したデータが反映されます。
出力をする場合は、ファイルを選択して [出力] ボタンを押下します。
マニュアル動作
マニュアル動作機能は、フィルム供給ローラーを単独で動作させる事ができます。
[速度] を任意で設定し、
[フィルム送り] ボタンを押下すると、フィルムを送り出す方向に回転します。
[フィルム戻し] ボタンを押下すると、ファイルを巻き取る方向に回転します。
※この動作中はセンサは無効化されますので、回転させたら必ず停止させて下さい。
詳細設定メニュー
詳細設定メニューについてご説明します。※事前に設定するもので、お客様が設定する必要はありません。
詳細設定メニュー
[設定メニュー] の [詳細設定] ボタンを押下すると、[詳細設定メニュー] が表示されます。
ペン設定
[詳細設定メニュー] の [ペン設定] ボタンを押下すると、[ペン設定] 画面が表示されます。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
1 : [テスト動作] ペン・カッターの設定値を確認するための動作ボタンになります。
2:[動作時間] ペン・カッターの動作開始から次動作に切り替わるまでの時間を設定します。
※設定値は10msec以上を設定してください。
3 : [ペン動作圧力] ペンの圧力のデフォルト値を設定します。
この値を基準に [圧力・速度設定] の設定に反映されます。
[ペン1] は、左側のペンキャリッジのペン動作設定と、インクペン動作設定になります。
[ペン2] は、"2ペン仕様" 時のペンキャリッジのペン動作設定と、
インクペン動作設定になります。
[カッター部] は、右側カッターキャリッジでペンを使用する時のペン動作と
インクペン動作設定になります。
4 : [カット動作圧力] カッターの圧力のデフォルト値を設定します。
5 : [キャリッジ移動] ボタンを押下すると、[ペン交換] 位置まで
ペンキャリッジ部分が移動します。
6 : [Default値] [書き込み] を押下すると、表示されている設定値が
デフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
[ペン設定] を3種類設定できます。
下図の様に [標準 / 低速 / 高速] ボタンを押下すると、切り替わります。
※同様に [モータ設定] も3種類設定できます。
モータ設定
[詳細設定メニュー] の [モータ設定] ボタンを押下すると、[モータ設定] 画面が表示されます。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[描画部] データ描画部モータの設定をします。
[速度倍率]・・・・・・・・・・数値は固定されています。
各設定速度は本来の数値に速度倍率を掛けた数値になります。
[FL速度]・・・・・・・・・・起動速度を設定します。
[FH速度]・・・・・・・・・・データ描画時の、移動動作の速度を設定します。
[FH速度(円弧)]・・・・・・データ描画時の、円弧動作の速度を設定します。
[FH速度(描画)]・・・・・・データ描画時の速度を設定します。
[FH速度(カッティング)]・・カッティング時の速度を設定します。
[FH速度(自動送り)]・・・・データ出力後のフィルム送り速度を設定します。
[FH速度(手動送り)]・・・・フィルム送り・フィルム巻き戻しの速度を設定します。 [加速時間(鋭角)]・・・・・・連続動作時の2線の角度が鋭角の場合の加速時間を
設定します。
[減速時間(鋭角)]・・・・・・連続動作時の2線の角度が鋭角の場合の減速時間を
設定します。
[加速時間(鈍角)]・・・・・・連続動作時の2線の角度が鈍角の場合の加速時間を
設定します。
[減速時間(鈍角)]・・・・・・連続動作時の2線の角度が鈍角の場合の減速時間を
設定します。
[加速時間(カット)]・・・・・カット動作時の加速時間を設定します。
[減速時間(カット)]・・・・・カット動作時の減速時間を設定します。
[加速S字範囲]・・・・・・・・加速時のS字動作の動作範囲を設定します。
[減速S字範囲]・・・・・・・・減速時のS字動作の動作範囲を設定します。
[加減速設定方法]・・・・・・・加減速の設定方法を[0:レート,1:時間] で設定します。
[S字モード]・・・・・・・・・加減速時のS字動作を[0:未使用,1:使用] で設定します。 [インクペンFH速度(円弧)]・インクペンオプション適用時の、
円弧動作速度を設定します。
[インクペンFH速度(描画)]・インクペンオプション適用時の、描画速度を設定します。
[フィルム供給部] フィルム供給部モータの設定をします。
[FL速度]・・・・・・・・・・・起動速度を設定します。
[FH速度(+)]・・・・・・・・フィルム送り速度を設定します。
[FH速度(ー)]・・・・・・・・フィルム巻き戻し速度を設定します。
[加速時間(フィルム送り)]・・・加速時間を設定します。
[減速時間(フィルム送り)]・・・減速時間を設定します。
[加速時間(フィルム巻き戻し)]・加速時間を設定します。
[減速時間(フィルム巻き戻し)]・減速時間を設定します。
[加速S字範囲]・・・・・・・・・加速時のS字動作の動作範囲を設定します。
[減速S字範囲]・・・・・・・・・加速時のS字動作の動作範囲を設定します。
[Default値]
[書き込み] を押下すると、表示されている設定値がデフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
詳細設定
[詳細設定メニュー] の [詳細設定] ボタンを押下すると、[詳細設定] 画面が表示されます。
※各種設定値は、画面をホーム画面に戻すと、反映されます。
[実行フォルダ] 出力するデータを監視するフォルダです。
このフォルダ内のファイルが、ホーム画面のリストに表示されます。
[ペン交換位置] ペン交換位置を設定します。
Y軸マイナス側の最大値からの位置を設定します。
[フィルム交換位置] フィルム交換位置を設定します。
Y軸マイナス側の最大値からの位置を設定します。
[Y軸最大値] 描画範囲のY軸最大値を設定します。
[スライドレール範囲] スライドレールのプラス・マイナス側の移動範囲を設定します。
モータードライバの設定を反映させます。
[デバイス番号] モーターボードとI/Oボードのデバイス番号を設定します。
[データ分解能] データ分解能を設定します。
[カッターオフセット] 使用カッターのオフセットを設定します。
[ペン1とペン2の間隔] ※2ペン仕様の時に有効となります。
ペン1とペン2の間隔を設定します。実際に描画させて確認します。
[X] の値は、マイナス側(フィルム送り方向)に振れている場合は、プラスの値を入力します。
[Y] の値は、80mmが基準となります。
マイナス側(ペンキャリッジ格納方向)に振れている場合は、
振れている分を基準にプラスして設定します。
[ペンとカッターの間隔] ペンとカッターの間隔を設定します。
設定方法は、[ペン1とペン2の間隔] と同じになります。
[累積送り長] [累積フィルム送り長] 画面を表示します。
[センサモニタ] [センサモニタ] 画面を表示します。
[圧力/速度加算単位] [圧力・速度設定] で使用する数値 [1] 当たりの変異量を設定します。
[フィルム残量Default] フィルム残量設定の50m巻と30m巻のデフォルト値を設定します。
[パルス加算] モーター振動軽減の為の、パルス倍率を設定します。
2^nの数値を設定します。
[データ/基準半径]
「半径が [ ] 以上の円弧を線分化する」 半径が設定値以上の円弧は、線分に分割されます。
「半径が [ ] 以下の円弧を分割しない」 半径が設定値以下の円弧は、
データ分割の際、分割対象から外れます。
[EIAコード] EIAデータが相対座標か絶対座標かを指定します。
[ラインピッチ(EIA)] EIAデータの破線ラインピッチを設定します。
[データユニット(EIA)] EIAデータのデータユニットを設定します。
[Default値]
[書き込み] を押下すると、表示されている設定値がデフォルト値として保存されます。
[読み込み] を押下すると、書き込んだデフォルト値を読み込み表示に反映されます。
センサモニタ
[詳細設定] から [センサモニタ] ボタンを押下すると、[センサモニタ] 画面が表示されます。
フィルムセンサの状況をモニタします。[緑] は検出、[赤] は非検出です。
累積フィルム送り長
[詳細設定] から [累積送り長] ボタンを押下すると、
[累積フィルム送り長] 画面が表示されます。
[累積フィルム送り長] を表示します。ローラーが送り方向に移動した距離を加算していきます。[Reset] ボタンを押下すると、数値がリセットされます。