宣伝美術:トモカネアヤカ

定期上映会VOL.19  アートハウスセレクション03

「私」が語る記憶と「映画」が映す記録 〜春・歌声・出逢い〜

豪華トークセッション & グレゴリーさん受賞お祝い会!

●場所:豊岡劇場 小ホール(兵庫県豊岡市元町10−18)

●料金(当日払い・予約優先)

一般1,500円学生以下 1,000円シニア1,200円 ※60歳以上の方限定となります。

●主催:豊岡映画センター 協力:FMジャングル、豊岡劇場 宣伝美術:トモカネアヤカ

ゲスト・上映作品:

3月は、<「私」が語る記憶と「映画」が映す記録>と題し、気鋭の映像作家による東北が舞台の3作品を上映🎥「被災者」とひと括りにされない一人ひとりの人生に焦点をあてた作品たちです。各上映後には、豊岡のラジオ局「FMジャングル」📻のW受賞(※)のお祝いをかねて、パーソナリティのグレゴリーさんとkazmyさんをお呼びして、各作品の監督たちのトークセッションを行います❗

初日は、昨年3月上映『空に聞く』監督の小森はるかさんの最新作を上映。登壇者は、小森監督と出演者のアサダワタルさん、グレゴリーさん、kazmyさん。2日目は、石巻出身の映像作家・佐藤そのみさんが大学時代に大川地区で撮影した2作品を上映します。登壇者は、佐藤監督とグレゴリーさん、kazmyさん。

ぜひ、お誘いあわせの上、ご参加ください。

【主催】豊岡映画センター・地域おこし協力隊:杉本悠

※豊岡のコミュニティFM「FMジャングル」が「第25回JCBA近畿コミュニティ放送賞」をW受賞!

1)情報・教養番組部門の優秀賞:「Let's Enjoy 但馬弁ミラクルENGLISH!」 

2)「(全部門通じての)最優秀パーソナリティー賞」:FMジャングルパーソナリティー・グレゴリー(西垣義嗣)さん

2004年10月20日、台風23号が豊岡を襲い堤防決壊など甚大な被害をもたらした。

当日は災害対策本部設置とともに、台風情報を緊急放送で伝えていた。20時過ぎに非常電源が落ちてしまい放送が出来なくなったが、回復を待ちながら情報収集を続けていた。

その最中23時過ぎに円山川の堤防決壊の知らせが届き衝撃を受ける。その後も電話対応など活動を続けその日はスタジオで一夜を明かす。翌朝、変わり果てた街の姿を見て呆然としたのを鮮明に覚えている。

その後も災害情報をきめ細かく伝える術を模索している。

【ゲスト】FMジャングルパーソナリティグレゴリー(西垣義嗣)さん

上映後トークセッション・ゲスト紹介

※20時30分から豊劇ロビーにて、グレゴリーさん祝賀会(※)&ゲスト交流会を開催(予約可/約60分/要会費)


※豊岡のコミュニティFM「FMジャングル」が「第25回JCBA近畿コミュニティ放送賞」をW受賞!

1)情報・教養番組部門の優秀賞:「Let's Enjoy 但馬弁ミラクルENGLISH!」 

2)「(全部門通じての)最優秀パーソナリティー賞」:FMジャングルパーソナリティー・グレゴリー(西垣義嗣)さん

3/6 ゲスト『ラジオ下神白』監督

小森はるか

映像作家。1988年静岡生まれ。瀬尾夏美(画家・作家)とのアートユニットNOOK(のおく)のメンバーとしても活動。2011年以降、岩手県陸前高田市や東北各地で人々の語りと風景の記録から作品制作を続ける。監督作に『息の跡』、『空に聞く』、『二重のまち/交代地のうたを編む』(瀬尾夏美と共同監督)。http://komori-seo.main.jp

3/6 ゲスト『ラジオ下神白』出演者

アサダワタル

文化活動家。1979年大阪生まれ。音楽や言葉の力を手がかりに、国内外のさまざまな地域コミュニティでその土地の人と協働するアートプロジェクトを演出。自宅を他者にゆるやかに開くムーブメント「住み開き」を提唱し話題に。『想起の音楽』(水曜社)、『住み開き増補版』(ちくま文庫)他著書多数。2022年より近畿大学文芸学部教員。https://www.kotoami.org 

3/7 ゲスト「ある春のための上映会」監督

佐藤そのみ

映像作家。1996年宮城県石巻市出身。幼少期に地元で映画を作ることを志す。2011年の東日本大震災で、石巻市立大川小学校に通っていた二歳下の妹を亡くす。日本大学芸術学部映画学科在学中に、石巻市で数本の劇映画やドキュメンタリーを自主制作する。現在は東京都在住。

3/6~/7 ゲスト

グレゴリー(西垣義嗣)

1965年豊岡市生まれ。FMジャングルパーソナリティ。1998年のFMジャングルの開局当初からパーソナリティーを続けている。豊岡市英語遊び指導員。1988年、アメリカ留学後に京都の建設会社に入社。1994年にUターンして英語塾を経営。現在は、地元FMのパーソナリティ、高校の英語講師、豊岡市英語遊び指導員、観光タクシードライバーなど幅広く地域活動を行っている。2023年第25回JCBA近畿コミュニティ放送賞 最優秀パーソナリティー賞受賞。

3/6~/7 司会

kazmy(傳川一美)

1974年横浜生まれ。FMジャングルパーソナリティ。2004年頃までCM・アニメなどの歌唱・作詞作曲の仕事をし、その傍ら衛星放送のカスタマーセンターで人財育成業務を統括。2022年地域おこし協力隊として豊岡に移住。自然環境やコミュニケーションの『循環』を自身の活動テーマとして、地域・人の魅力・『今、大切に思うこと』を発信中。

3/6(水)18:30~『ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』

「被災者」という括りでは収まらない、一人ひとりの人生が滲んだ声の記録

福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地には、福島第一原子力発電所事故によって浪江・双葉・大熊・富岡町から避難してきた方々が暮らしている。2016年から、まちの思い出と当時の馴染み深い曲について話を伺い、それをラジオ番組風のCDとして届けてきたプロジェクト「ラジオ下神白」。2019年には、住民さんの思い出の曲を歌い手の歌う速度にあわせて演奏する「伴奏型支援バンド」を結成。

バンドの生演奏による歌声喫茶やミュージックビデオの制作など、音楽を通じた、ちょっと変わった被災地支援活動をカメラが追いかけた。支援とは何か? 伴走(奏)するとはどういうことか? 「支援する/される」と言い切ることのできない、豊かなかかわりあいが丹念に写しとられている。

監督・撮影・編集:小森はるか 

出演:下神白団地の住民さん、アサダワタル、伴奏型支援バンド(BSB)

2023/日本/ドキュメンタリー/70分

▶︎公式HP『ラジオ下神白

CD作品『福島ソングスケイプ』

プロジェクト「ラジオ下神白」の集大成として生まれた、アサダワタルと下神白団地のみなさんによるコンセプトアルバム「福島ソングスケイプ」(グッドデザイン賞2022受賞)を会場で販売!

©️ KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro

3/620:30~「グレゴリーさん受賞祝賀会&ゲスト交流会

2023年7月『浦安魚市場のこと』交流会の模様 in 豊岡劇場ロビー

photo by bozzo

「グレゴリーさん受賞祝賀会&ゲスト交流会」(予約可)

豊岡市のコミュニティラジオ「FMジャングル」(周波数76・4MHz)が、第25回JCBA近畿コミュニティ放送賞※」をW受賞!FMジャングルの番組「レッツ エンジョイ 但馬弁ミラクル イングリッシュ!」が「優秀賞(情報・教養番組部門)」、パーソナリティーのグレゴリーさんが「パーソナリティー賞」受賞しました。

グレゴリーさん受賞の祝賀会を兼ねた「ゲスト交流会」を開催します!映画鑑賞とあわせて、ぜひご参加ください。

会 費:1,500円(予定)・お酒とドリンクはキャッシュオン

日 時:3/6(水)20:30~(21:30終了予定)

会 場:豊岡劇場ロビー

ゲスト:グレゴリーさん、kazmyさん、小森はるかさん、アサダワタルさん、佐藤そのみさん

▶︎FMジャングル公式HP

▶︎参考記事「JCBA近畿コミュニティ放送賞 但馬弁英訳番組が優秀賞 豊岡 FMジャングル /兵庫」(毎日新聞)

▶︎JCBA(日本コミュニティ放送協会)公式HP

※JCBA近畿コミュニティ放送賞:近畿2府4県のコミュニティFM27局が加盟する日本コミュニティ放送協会(JCBA)近畿地区協議会が毎年開催しており、1年を通して放送された番組を6部門に振り分けをし、それぞれの加盟局が投票を行い、最優秀賞と優秀賞が選ばれます。

3/7(木)10:30~『春をかさねて』+『あなたの瞳に話せたら』(二本立て)

「ある春のための上映会」 ー 石巻出身の映像作家 佐藤そのみさん自主制作映画2作品を上映!

『春をかさねて』

震災から1ヶ月が過ぎた、とある被災地。津波で妹を亡くした14歳の祐未は、この経験を発信しようと、次から次へと訪れる記者からの取材に応えていく。一方で、同じく妹を亡くした幼馴染・れいは、東京からやってきたボランティアの大学生へ恋心を抱き、メイクを始める。ある放課後、祐未はそんな彼女への嫌悪感を吐露してしまう。

*震災直後の石巻市大川地区を舞台にしたフィクション。出演者は石巻市や大川の住民を中心に集め、2019 年3月に撮影を行った。

監督・脚本:佐藤そのみ 

撮影:織田知樹 李秋実

出演:齋藤小枝 齋藤桂花 齋藤由佳里 芝原弘 秋山大地 安田弥央

2019/日本/45分/劇映画

▶︎公式HP「ある春のための上映会」

『あなたの瞳に話せたら』

東日本大震災で多くの犠牲を出した“石巻市立大川小学校事故”にまつわるドキュメンタリー。撮影は、震災から8年半が過ぎた2019年12月。大川小で友人や家族を亡くした当時の子どもたちは、あれから何を感じ、どのように生きてきたのか。それぞれが故人に宛てた手紙を織り交ぜながら、自身も遺族である「私」が、カメラを持って向き合う。

東京ドキュメンタリー映画祭2020 短編部門「準グランプリ」「観客賞」受賞作/イメージフォーラム・フェスティバル2020 ヤング・パースペクティヴ2020入選

監督・撮影・録音・編集:佐藤そのみ 

2019/日本/29分/ドキュメンタリー


▶︎公式HP「ある春のための上映会」

©Sonomi Sato
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©️ KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro