真鶴岬に与謝野晶子の歌碑があります。「わが立てる真鶴崎が二つにす相模の海と伊豆の白波」。岬を案内したのは、画家三宅克己でした。昭和7年1月2日のことです。そのあと晶子と夫の鉄幹たちは三宅の家に行き、歌会を楽しみました。そのとき詠んだのがこの歌だそうです。私たちの家はその三宅克己の旧宅です。何度も改築されていますが、一部そのころの部屋が残っています。真鶴は吟行をするにはもってこいの場所なので、私たちの家を拠点に、歩かれてみてはいかがでしょう?