TOROMIQ(トロミック)は、とろみ液など液体の「流れ終わるまでの時間」と「重さ」を動画撮影で記録し、基準液(とろみなし)に対する粘度指数(相対値)を自動算出して保存・管理できるアプリです。
測定は、
動画を撮影する
編集画面で開始/終了マークを合わせる
秒数と重さを確定する
という流れで行います。
まず基準液を確定し、その後に各液体を追加すると、粘度指数が一覧に表示されます。
保存したデータは端末内にセット単位で蓄積され、ライブラリから閲覧・編集・削除が可能です。施設内で同一条件(容器・量・注ぎ方・カメラ位置)を揃えることで、比較の再現性が高まります。
添付画像は、100円ショップで購入した道具を加工して作成した「簡易測定セット」の例です。
用意した主な道具
容器設置台になる折りたたみラック(中央をくり抜き、ボトルの先端が下に出るよう加工)
ラックの上に敷く滑り止めマット(ボトルが安定するように)
受け皿用のボウル
ペットボトル用ワンプッシュキャップ + 小型ボトル(下部をカット)
スマートフォン用スタンド
デジタルスケール(1g単位で計量できるものを推奨)
(※下の画像は、それぞれ道具一式/ラックの加工例/注ぎ用ボトル/実際のセット例を示しています)
100円ショップで購入した道具
中央をニッパー等でカットする
ボトルは下部をカットする
各道具の配置例
セット方法の一例
ラックをテーブルの上に置き、中央の穴の真下にボウルとデジタルスケールを配置します。
ボトルに基準液やとろみ液を入れ、ワンプッシュキャップを下向きにしてラック中央の穴からボウル側へ突き出すようにセットします。
スマートフォンはスタンドに立て、カメラで「デジタルスケールの表示部分」がしっかり写る位置・角度に調整します。
測定時の流れ
アプリのカメラ画面で、デジタルスケールの数値が読み取れるように構図を決めます。
アプリの「測定開始」ボタンを押します。
画面のカウントダウン(3・2・1・スタート)に合わせて、ペットボトルキャップをワンプッシュで開き、注ぎ始めます。
デジタルスケールの数値が動かなくなったことを確認し、「停止」ボタンを押して測定を終了します。
撮影後、編集画面で「開始マーク」と「終了マーク」を正しいタイミングに合わせ、秒数を確定します。
デジタルスケールの最終表示値を「重さ(g)」として入力し、保存します。
このように道具と手順を固定しておくことで、同じ条件で何度でも測定でき、基準液と各とろみ液の粘度指数を安心して比較できます。
Q1. 粘度指数はどのように計算されていますか?
A. TOROMIQでは、
基準液の「時間 ÷ 重さ」
測定した液体の「時間 ÷ 重さ」
をそれぞれ計算し、
粘度指数 =(液体の時間 ÷ 重さ) ÷(基準液の時間 ÷ 重さ)
として求めています。
基準液の粘度指数は 1.00 に相当し、1 より大きいほど「基準液より粘度が高い(流れにくい)」、1 より小さいほど「基準液より粘度が低い(流れやすい)」ことを示します。
Q2. この粘度指数は、工学的な「粘度(mPa・s)」と同じですか?
A. いいえ。TOROMIQの粘度指数は、あくまで「基準液との相対比較」を目的とした独自指標です。
実験室レベルの粘度計で測定される物理的な粘度(mPa・s)とは異なります。
施設内やチーム内で条件を揃えて繰り返し測定し、「いつもよりやや高い/低い」といった傾向把握や、メーカー・濃度・調整方法の比較にご利用下さい。
Q3. なぜ時間だけでなく重さ(g)も入力する必要があるのですか?
A. 同じ粘度の液体でも、注いだ量が多いほど流れ終わるまでの時間は長くなります。
時間だけで比較すると、量の違いによる影響が混ざってしまうため、TOROMIQでは「時間 ÷ 重さ」で正規化し、できるだけ公平に比較できるようにしています。
Q4. 基準液を後から撮り直した場合、既に登録した液体の粘度指数はどうなりますか?
A. 1つのセット内では、「基準液」と「液体」は常に紐づいています。
基準液を撮り直して秒数や重さが変わると、そのセット内の液体の粘度指数も新しい基準液に合わせて再計算されます。
別の条件で測定したい場合は、セットを分けて作成することをおすすめします。
Q5. 測定を失敗しました。やり直すことはできますか?
A. はい。
編集画面で開始/終了マークを再調整する
液体(または基準液)を削除して、同じ名前で測り直す
といった形で、何度でもやり直しが可能です。
測定セット自体もライブラリ画面から削除できます(削除すると関連動画も端末から削除され、元に戻すことはできません)。
Q6. 保存されたデータや動画はどこに保存されていますか?
A. 測定データおよび撮影した動画は、すべてご利用端末内(アプリの専用領域)に保存されます。
サーバー等への自動アップロードは行いません。
そのため、アプリのアンインストールや端末の初期化を行うと、保存されたデータ・動画も削除されますのでご注意ください。
Q7. 機種変更時にデータを引き継ぐことはできますか?
A. 現在のバージョンでは、アプリ内にデータ移行機能はありません。
OSのバックアップ機能(例:端末全体のバックアップからの復元)をご利用いただくか、必要な数値を別途記録・管理していただく運用をおすすめします。
Q8. どのような端末・OSで利用できますか?
A. Android / iOS のスマートフォン向けアプリです。
推奨OSバージョンはストアの配信ページに記載していますので、ご利用前にご確認ください。
古い端末では、動画撮影や再生が滑らかに動作しない場合があります。
Q9. どんな秤を使えばよいですか?
A. 1g単位で計量できるキッチンスケール(デジタルスケール)を推奨します。
・容器を載せて「0表示」にしてから注ぐ
・測定ごとにしっかり数値が安定してから停止する
ことで、より安定した結果が得られます。
Q10. 医療・介護上の判断に直接使っても良いですか?
A. TOROMIQは、粘度の「傾向把握」や「現場での比較」をサポートするアプリであり、医療機器ではありません。
飲み込みや食形態の変更など、利用者さんの安全に関わる判断は、必ず主治医・言語聴覚士・管理栄養士等の専門職の指示や各製品の添付文書に従ってください。
アプリに関するご質問・不具合のご連絡・ご要望などがありましたら、下記までご連絡ください。
メールアドレス:kenbird001@gmail.com
会社名:Kenbird
住所:熊本県熊本市西区