会長あいさつ

鳥取県海外子女教育・国際理解教育研究協議会

会長 門脇 正吾

 令和3年度より鳥取県海外子女教育・国際理解教育研究協議会(以下「鳥海研」とする)会長に就任いたしました門脇正吾と申します。本会の歴代会長の皆様の意をつぎ、鳥海研のさらなる充実・発展のために努力してまいります。よろしくお願い申し上げます。

 さて、鳥海研は昭和55年8月に発足し、多くの先輩方のたゆまぬ努力と確かな実績と伝統が築かれ、本年度で41年目を迎えました。会員は、在外教育施設への派遣教員を中心に141名が所属し、国際理解教育の充実と発展、海外子女教育の普及と振興に寄与することを目的として活動を進めています。そして、主な活動としては、「子供たちの夢を育み、世界に知をひらく未来の創り手の育成をめざして」を研究テーマに、年度初めには定期総会帰国者歓迎会、夏季休業中には帰国者報告及び国際理解教育等に関わる講演会を行う夏季研究会、そして、年度末には派遣者壮行会を実施しています。国際理解教育の充実に役立てるとともに、本会の足跡を残すことを目的に研究紀要も隔年で発行しています。昨年度は、昭和46年に県内で初めて派遣(5名の先生方)されてから50年目を迎え、「50周年誌」を刊行いたしました。最終的には、このような活動が、会員のみならず、「いつでも・どこでも・だれでも」実践できる鳥取県の国際理解教育として推進し広げていくことが会の大きな存在意義ではないかと思います。

 コロナ禍が続く中、本会の活動も制限せざるを得ない状況でございますが、実施方法や規模等を工夫しながら、活動を進めていきたいと考えています。なお、令和6年度には、全国海外子女教育・国際理解教育研究大会が鳥取市において開催されます。会員の皆様の忌憚のないご意見をお伺いし、ご理解を得ながら準備を進めているところです。これまでと変わらぬご支援とご協力をお願いいたします。また、親しみの持てる、楽しくて実りのある開かれた会にするためにも、長く会に参加されておられない方、派遣を希望される方の参加も歓迎してお待ちしております。宜しくお願いいたします。