トポロジーと
コンピュータ 2024
日程:2024年9月17日(火)〜19日(木)(3日間で確定しました)
場所:横浜国立大学
講演申し込み:Google Forms (6月28日23:59締め切り)
参加登録:当日会場にてお願いします。
注意:交通の便が良くないため、右上「会場」の説明を事前にご一読ください。
トポロジープロジェクト の一環として、 標記の研究集会を開催いたします。またこの研究集会は以下の援助を受けています。
科学研究費基金基盤研究(C)「低次元多様体からの写像の組み合わせ及び幾何学的視点からの大域的研究」(研究代表者:石川昌治、課題番号23K03098)
科学研究費補助金基盤研究(A)「3次元双曲多様体上の量子トポロジー」(研究代表者:大槻知忠、課題番号21H04428)
科学研究費補助金基盤研究(A)「幾何学的群論における新しい指導的理論の確立」(研究代表者:藤原耕二、課題番号20H00114)
科学研究費基金基盤研究(C)「有理ホモロジー球面内の結び目に沿った矯飾的手術の分類」(研究代表者:市原一裕、課題番号22K03301)
科学研究費基金若手研究「ホモロジーシリンダーに関わる群の構造の解明」(研究代表者:野崎雄太、課題番号23K12974)
趣旨:
本研究集会では、コンピュータを利用したトポロジーの研究の発展を目的として、次のような講演を計画しています。
計算機の援用により得られたトポロジーの結果や、計算機実験により立てられた予想を(試行錯誤や検討の過程も含めて)紹介する講演
実装に成功したトポロジーのソフトウェアを(開発の苦労話やノウハウも含めて)紹介し、共有する講演
計算機の援用により発展が期待できそうなトポロジーの研究を紹介し、議論や意見交換を促す講演
本研究集会の主題と潜在的に関連があると考えられる他分野の入門的な講演
トポロジーにおける計算機利用の実際の場面を考えてみますと、それは大規模なデータの解析や画像処理などといった計算機が最も力を発揮する部分と密接に関係しています。我々が注目したいのは、最終的に得られる結果はもちろんのこと、その過程の部分です。そのような、数学的には途中の段階、もしくは泥臭い作業部分とみなされるものは、論文や研究発表の場ではなかなか表に出されることがありませんが、その部分にこそ共有すべきアイデアや技術、更には応用の可能性があると考えられます。本研究集会では、そういった数学の研究過程において実は生き生きとした重要な部分に焦点を当てることで、学生を含めたトポロジーの研究者が積極的に交流できるような場を提供したいと考えています。
世話人:
市原一裕(日本大学文理学部)
野崎雄太(横浜国立大学)