クラブ活動の基本は「通常例会」です。トーストマスターズが定める教育プログラムのマニュアルに従ってスピーチを行ったり、様々な役割を担当して例会を進行します。
Toastmastersのマニュアルに従い、ある目標に沿った7分前後のスピーチを事前に準備し、例会でメンバーの前で披露します。
準備スピーチに対して、「論評者」が客観的にスピーカーのスピーチに論評を行います。論評は、その日のスピーチ目標の達成度合いを客観的に評価するほか、今後より良いスピーカーになるためのアドバイスなどを行います。
Table Topics Master (即興スピーチの司会進行役)が用意した「トピック」を聞いて、その場で2分間のスピーチを行います。どのような「トピック」が出されるかは、その時にならないと分かりません。パーティーで「一言お願いします」と言われたり、面接で思いもよらない質問を投げかけられたり、咄嗟の時にも的確なスピーチができる「即興力」を磨くセッションです。
(ゲストの方も指名される場合がありますが、答えられない場合は辞退することも可能です。)
Toastmasters Clubでは、Toastmasters Internationalが提供する教育プログラム「Pathways」をテキストとして利用しています。
「Pathways」は、はじめにパブリックスピーキングの基礎・基本を練習し、レベルが上がるにつれてリーダーシップスキル向上につながるプロジェクト運営の実践と、それに関わるスピーチの実践を行います。
「Pathways」には、「Path」と呼ばれる11個のコースがあります。大学で例えると”学科”に相当します。メンバーは1つのコースを選んで学習を始めます。
パブリックスピーキング力を高めたい人向けのコース
プレゼンテーション熟達
動機づけ戦略
影響力ある説得
洞察力に富むコミュニケーション
人を惹きつけるユーモア
リーダーシップスキルを高めたい人向けのコース
リーダーシップ開発
ダイナミックリーダーシップ
革新的な企画立案
パブリックスピーキングとリーダーシップスキルをバランスよく高めたい人向けのコース
チームコラボレーション
戦略的な人間関係
効果的なコーチング
「Path」は5つのレベルで構成されています。大学で例えると”学年”に相当します。5学年あるイメージで、学年が上がると取り組む内容のレベルも高度になります。
各レベルの中では一定の「プロジェクト」に取り組み、所定のプロジェクトを修了することでレベルが修了します。
あるレベルを修了したのちは次のレベルの修了に向けて学びを続けます。
Project 1
アイスブレイク(はじめてのスピーチ)
Project 2
論評とフィードバック
Project 3
リサーチとプレゼンテーション
必修 3 Projects
各Path特有の必修プロジェクト1つ
選択Projects 2つ
各Path特有の必修プロジェクト1つ
選択Project1つ
各Path特有のプロジェクト1つ
選択Project1つ
日頃のスピーチ練習の成果を生かす場が「コンテスト」です。マニュアルの一定要件を習得された会員がコンテストに出場する資格を得ます。
選抜は「クラブ」から始まり、最終的には日本全国(英語は世界大会)まで進出します。
選抜の流れ
クラブコンテスト
エリアコンテスト(近隣3〜4クラブの代表が集まる)
ディビジョンコンテスト(7〜8エリアの代表が集まる)
全国大会(全国7〜8ディビジョンの代表が集まる)
世界大会(英語のみ)