はじめに
はじめに
令和6年度、小倉南区は、区制50周年を迎えた。毎年のように発生する大雨災害や、1月1日に発生した、能登半島地震など、まさに、災害の年となっており、小倉南区の安全安心を考える上で大きな節目の年となっている。
これからの50年を考える上で、地域における防災活動は、極めて重要である。
そこで、日ごろから地域で取り組んでいる行事や活動も防災活動の一環であると考えられる。地域活動を通して、人々の繋がりが強化され、地域が活性化することそのものが地域防災力となるのである。
小倉南区制50周年のこの年に徳力校区を会場として小倉南区総合防災訓練を開催
今回の開催については、今までの防災訓練とは少し思考を変え、開催当日の防災講話や救助訓練・応急手当、展示ブースなどに加えて、開催当日まで行われる校区行事に「防災」の要素を取り入れた活動を行い、その成果を開催当日に「ふりかえり」をする。
テーマは、フェーズフリー「備えない防災」
身のまわりにあるモノやサービスを、日常はもちろん、非常時にも役立つようにデザインしようという考え方、それがフェーズフリー「備えない防災」である。
この機会を通して、地域活動の重要性に住民が気づき、日ごろの生活から防災を身近に感じ、意識してもらうこと、まさしく、フェーズフリー「備えない防災」なのである。
以上のことから、本訓練のテーマである「備えない防災」という新しい防災の考え方に触れ、準備された催し物に出るという感覚ではなく、住民と行政でつくり上げる総合防災訓練とする。住民が親しみやすく防災に取り組める機運を醸成し、これからの50年を考えるきっかけや、いろんな気付きが生まれることを目的とする。
開催日・場所
令和6年 11月16日(土)
会場① 徳力小学校体育館
会場② 紫川河畔公園一帯
訓練想定
大雨により「紫川の河川氾濫が発生するおそれあり!」との情報。
校区住民は、河川氾濫に備え、紫川で水防工法を行う。また、各自、非常時持出品を持ち、避難行動をとる。河川氾濫に伴い、孤立避難及び負傷者が発生した場合、徳力校区の住民による救助活動、応急手当を実施する。