東北大学数学教室確率論セミナー(東北確率論セミナー) 

Tohoku Probability Seminar

今後のセミナー  Future Seminar 

2024年 5月 10日 (金) 16:30--18:00

講演者:赤堀 次郎 氏 (立命館大学)
会場:東北大学 理学研究科合同A棟 8階 803室   (map H-02 )
題目:量子ウォークのゼータ関数と絶対ゼータ関数
概要:
量子ウォークのゼータ関数は、グラフ上のゼータ関数として捉えることができ、その伊原ゼータとの対比が注目されてきたが、本講演では、確率論的もしくは確率解析的なゼータ関数---単純ランダムウォークのゼータ関数、無限粒子系のゼータ関数など---との対比を議論したい。本報告は今野紀雄氏(横浜国大/立命館大学), 佐藤巌氏(小山高専)らとの共同研究に基づく。

2024年 5月 17日 (金)  16:30--18:00

講演者:須田 颯 氏 (東京工業大学)
会場:東北大学 理学研究科合同A棟 8階 803室   (map H-02 )
題目:ランダム箱玉系のソリトンに対するスケール極限
概要:
箱玉系とは, 決定論的な時間発展をする一次元セル・オートマトンであり, 特に可算無限個の種類の「ソリトン」から構成されるソリトン系であることが知られている. 各ソリトンはそれぞれの「長さ」(\in N) によって分類され, またその長さに比例した等速運動をするが, 長い(速い)ソリトンが 短い(遅い)ソリトンを追い抜かす時, 両者の間に相互作用が生じ, その際に長いソリトンは加速し, 逆に短いソリトンは一時的に停止する. 

本講演では, 初期配置がランダムである箱玉系 (ランダム箱玉系) における, タグ付きソリトンの極限定理について, 講演者が最近得た結果を紹介する. 先に述べたように, 異なる種類のソリトンは相互作用することから, 時間発展が決定論的であっても, 初期配置においてランダムに存在する様々な種類のソリトンにより, 各時刻におけるタグ付きソリトンのふるまいもランダムになることに注意されたい. 

時間が許せば, 講演者の結果に関連する, 古典可積分多体系における拡散的揺らぎの普遍性(の予想)についても触れたい. 

2024年 524日 (金)  16:30--18:00

講演者:綾 朝弘 氏 (京都大学)
会場:東北大学 理学研究科合同A棟 8階 803室   (map H-02 )

2024年 67日 (金)  16:30--18:00

講演者:村山 拓也 氏 (九州大学)
会場:東北大学 理学研究科合同A棟 8階 803室   (map H-02 )

2024年 6月 14日 (金)  16:30--18:00

講演者:上村 稔大 氏 (関西大学)
会場:東北大学 理学研究科合同A棟 8階 803室   (map H-02 )

2024年 7月 18日 ()  16:30--18:00 ※解析セミナー (応用数理解析セミナーとの合同)として開催

講演者:福島 竜輝 氏 (筑波大学)
会場:東北大学 理学研究科合同A棟 8階 801室   (map H-02 )

2024年 7月26日 (金)

修士学生による発表