津軽山地の西側を流れる川で現地調査を行いました.
天気には恵まれましたが,あまりにも熱く,終始アブに追いかけられていたのでなかなか大変な調査でした.水につかる時間を増やして体温を下げながらの作業です.だいぶ暖かくなったせいか動物の足跡も増えました.幸いクマの足跡は見ていませんが,道端でマムシを見かけました.
昨年度から始めた調査で,来るときは毎度同じ宿にお世話になっています.今回は宿の方が大きなマグロを釣ってきたようで,玄関前で解体していました.ご飯はいつも海産物で埋め尽くされていて圧倒されています.あと数回は津軽に行く予定なので,データをまとめて報告書を書きながら今後の予定を立てていきます.
高橋
津軽山地の西側では風車が次々に設置されていて,十三湖のまわりでよく見れます.
日帰りで石巻市の川に行ってきました.
今回は調査場所へのアクセスが非常に良く,駐車場所から徒歩1分以内で川に入れます.
写真の箇所では基盤岩が流下方向に30度程度傾斜しており,かなり凹凸が激しくなっています.川の流れは基盤の割れ目の状況次第で大きく変わるため,他ではあまり見ない河床形態になっていました.凸部をよく見ると,下流側には苔が多くついているのに対して上流側には苔があまりついておらず,岩盤の削られ方がよくわかります.
クモの巣がやけに多くありましたが,天気は良く,少し涼しいぐらいで,虫もほぼいなかったので非常に快適な調査でした.
高橋
6/21-22に岩手県釜石市の尾崎半島で調査を行いました.
2017年の5月に発生した火災で400haあまりが焼失しており,焼損範囲の多くで伐採・植林が行われています.釜石には鹿が多く生息しているようで,山だけでなく市街地周辺の空き地や民家の庭でも鹿を見かけました.植林地の周辺には2m近い高さの鹿避けネットが張り巡らされています.
火災後の状態が残っている範囲では,焼けて一部炭化している木が多く,途中から折れているものも多くあります.木の表面から幹の内部まで焼けているものもあれば,表面は焼けていないのに根の内部は焼けているものなど,焼け方は様々です.樹種や地形条件の違いで焼け方が異なっているようにもみえました.今回の調査結果をもとに一旦課題を整理して,次の調査に備える予定です.
高橋
今週末に日本地理学会が東京都立大学で開催されます.
本研究室からは以下の発表が予定されています.
堀和明,佐野修一,高橋直也,田中靖:源流から河口 に至る河川縦断形の作成
高橋直也,荒井悠希:河床材料の多寡は岩盤強度と河床勾配の関係を変えるか
高橋尚志,石井祐次:相模川中流域,葛原周辺における最終間氷期以降の河谷埋積過程
(地形,災害グループのメンバーに下線を引いています.)
私(高橋直)にとっては久々の対面学会です.
私事ですが,最近ガジュマルを育て始めました.水やりをしてから出発します.
2022年3月
就職され4月から大学を離れる、
修士2年の4人の先輩方を送り出すための追いコンをしました。
贈り物を差し上げたのち、ゼミメンバーで記念写真撮影をしました。
これから先のさらなるご活躍を期待しております。(佐野)
2022年2月
2月1日,本研究室に高橋直也助教が着任しました.
高橋先生は昨年度本研究室の後期博士課程を修了後,災害科学国際研究所への所属を経て,本研究室への着任となります.
河川地形や変動地形をメインとしており,海外の地形解析などを積極的に取り入れた研究をしています.
河川地形や変動地形に興味がある方はお話してみてはいかがでしょうか.
GISについても詳しいので,特に研究を始めたばかりの3・4年生などは一度使い方などを伺ってみるといいと思います.
最近は外部から新しく先生が着任されたことや,若い先生が増えたこともあり,ゼミの活気も増した気がします.
感染症拡大防止のため,直接会って議論を交わす機会は以前よりも減ってしまいましたが,お互い定期的に連絡を取り合って,より良い研究をしていければと思います.
仙台はまだまだ寒い日が続きますが,引き続き体調に気をつけて頑張っていきましょう.(M2 栃山)
2021年4月
リモート会議を利用した、学部生、院生、先生方を含めた地理学全体の顔合わせ・新年度ガイダンスが行われ、2021年度が始まりました。
同じ週に教室の大掃除を行いました。
感染対策のマスクは埃避けにも大いに役立ちます。
昨年度と同じく、授業やゼミはリモート主体で進行していきます。
4月の地形ゼミでは、学部4年生と修士1年生が研究テーマや研究計画を発表し、質問を受け有益な意見をいただきました。
数ヶ月後の進捗発表に向けて、作業・調査を進めます。 (佐野)