「片平」は愛知県に集中してみられる古い地名。「平」には二通りの意味があり、「平野」や「平沢」などの平地を指し、「片平」「高平」などは傾斜を指す。傾斜を表す「ひら」は全国で使用されており、急な傾斜地の意味か、緩やかな傾斜地の意味かは地域によって異なる。こうした日常語の「ひら」が地名として定着して、「片平」が命名された。
参考文献
榊原邦彦(1984)『緑区の歴史(名古屋区史シリーズ;6)』愛知郷土資料刊行会
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