団の紹介

東京ヒロムジカ・シンフォニー・オーケスター

当団は指揮者の村山弘の元に集まった音楽愛好家によって 2014 年に結成された。ヒロムジカとは弘(HIROMU)+ 音楽(MUSICA)からなる造語である。団員の大半は村山から直接楽器や音楽の薫陶を受けた生徒である。2015 年 1 月のトッパンホールでの第1回演奏会を皮切りに、第 2 回以降は紀尾井ホールで2年に1回程度の演奏会を開催している。約 60 名の団員は 10 代から 70 代と年齢構成も幅広い。弘前など遠方在住の団員も多く、練習に全員が揃うのは本番の2日前から。今回は紀尾井のステージに乗ることのできる最大規模のオーケストラ(14 型+α)での演奏となる。

指揮・終身音楽監督    村山弘

長野県松本市出身。1958 年に東京芸術大学を卒業し、NHK交響楽団入団。オルビス弦楽四重奏団ヴィオラ奏者としても活躍。1969 ~ 70 年ウィーン国立アカデミー(現ウィーン国立音楽大学)へ留学。ヴィオラとヴィオラ・ダモーレをカール・シュティールホッフ教授に師事。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のレコーディングに参加した。またウィーン国立放送管弦楽団の臨時首席奏者も務め、ウィーン国立歌劇場エキストラ奏者として十数回のオペラ公演にも参加した。1990 年にNHK交響楽団を退任した後、国立弘前大学教育学部教授として青森県に拠点を移し、弘前交響楽団、弘前ユース・ストリングスアンサンブル、ヒロムジカ・カンマー・オーケスター等を指揮し、管弦楽の指導にあたった。弘前大学退官後は東京に本拠を置き、多くの生徒に弦楽器の指導をする傍ら、当団のほか弦楽合奏団であるグリューナーヴァルト合奏団にも指揮者としてまた時には奏者としても参加し好評を博した。また昨年3月には弘前市において7年ぶりにヒロムジカ・カンマー・オーケスターの指揮も行なった。本年1月に 89 歳を迎えたが、ジム通いやスイミングを日課として体調を管理し、ほどよくお酒を嗜み、ときには温泉で身体を休めながら、精力的に音楽と向き合っている。