このたび日本理論心理学会第69回大会の開催を東北大学でお引き受けすることとなりました。会場は川内南キャンパスで、文学研究科から共催の承認を得ることができました。
東北大学は2022年に創立115周年を迎え、文学研究科も1922年の法文学部設置から数えて百周年となりました。研究科の中では2023年が心理学講座設立百周年、2022年が行動科学講座設立40周年にあたります。記念すべき時期での大会開催を光栄に思います。
東北大学は「研究第一」と「門戸開放」という理念を掲げ、幅広い視野に立った学際的研究・教育、そして世界と地域に開かれた大学をめざしています。大会の企画・運営にあたっても本学の特徴を活かせないかと考え、シンポジウム・個人報告に加えて開催校特別企画「ライジングスターセッション」を設けることにしました。このセッションでは理論心理学の研究に新たな力となっていただける若手の方の参加を呼びかけたいと思います。
大会開催は11月下旬ですが、対面を中心にしつつ、シンポジウムでは部分的にオンラインを併用した形で開催する可能性も視野に入れています。懇親会も実施の方向で準備を進めています。
2015年に仙台市地下鉄東西線が開通したことで、文学研究科のある川内南キャンパスまでのアクセスも便利になりました。他方で、川内キャンパス内のレストランや売店のほとんどは土日の営業をしておりません。また近隣にも飲食店等がほとんどなく、ご不便をおかけすることになり申し訳ありません。昼食はお弁当をご用意させていただきますので、参加申し込みの際にご予約をお願いいたします。
大会準備委員会の委員として、阿部恒之先生、荒井崇史先生、河地庸介先生、齋藤五大先生、坂井信之先生、辻本昌弘先生、浜田宏先生、呂沢宇先生(以上、文学研究科)、青木俊明先生(国際文化研究科)、本郷一夫先生(名誉教授)に加わっていただきました。さらに、帝京大学の大江朋子先生と實吉綾子先生にも委員としてご協力いただくことになりました。委員一同、皆様に快適な環境の中で報告を行い、また報告に耳を傾け議論を交わし、充実した時間をお過ごしいただけるよう尽力する所存です。紅葉の仙台で皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。
2023年4月吉日
第69回大会委員長
木村 邦博