博士論文テーマ:深海性魚類の種及び遺伝的多様性に関する研究

概要:『日本近海太平洋岸および台湾の水深100m以深から記録されている1510種の分布記録をまとめ,階層クラスター分析によって日本近海における深海魚類相の特徴を明らかにした.次に,DNAバーコーディングやMIGseq法を用いたSNP解析といった分類群横断的なDNA解析手法を用いて種内の遺伝的多様性について調査した.最後にギンザメ類に注目した全ゲノム解析を行い,日本産ギンザメ科魚類のほぼ全種のゲノムを使った系統解析を実施した.』

現在取り組んでいる研究テーマ(2024年時点):

・海流と深海魚類相についての研究:学会発表1回

・日本産ギンザメ科魚類の分子系統解析:学会発表1回

・日本産及び台湾産ギンザメ科魚類の分類学的な検討:学会発表1回,論文1本

・深海性仔稚魚のDNAバーコーディング:2023年笹川研究助成採択課題

・日本海産深海域の群集に関する研究:産総研での課題研究

・東北沖における南方性深海魚の研究:あとは論文書くだけ,書かないと…

経験のある研究手法(勉強中):群集構造解析,集団構造解析,ゲノム解析...etc

過去に取り組んでいテーマ(2024年まで):

・深海性深海性魚類のDNAバーコーディングとゲノムワイドSNP解析(修士):学会発表3回,論文1回

遠州灘の深海魚類群集に関する研究(学士・修士)学会発表2回,論文1本(中核部分の研究が出ていない…)

・浜名湖の魚類相に関する研究:標本たくさん集めたが論文が進んでいない…

参加させていただいた研究(2024年まで):

・台湾の深海魚類に関する研究(ハダカイワシ・ムネエソについて):書籍1回:小枝さん

東大総合博物館の標本整理 :論文1本(未整理分類群1):小枝さん

・日本初記録のカゴマトウダイに関する研究:論文1本:水町さん

・東京湾海底谷の深海魚類相に関する研究:論文1本:宮崎さん

・下山川の魚類相に関する研究:論文1本:三井さん