禎祥会(ていしょうかい)は長さ三尺(約90センチ)の杖(短杖・短棒)を用いた護身術としての武器術を主に稽古している団体です。
武器を持った相手に襲われた際、杖やステッキ、傘など日常で使用される身近にある物を使い対応できるよう稽古を行っています。
老若男女問わず、個人個人の目標やペースに合わせて学んでいくことが可能です。他の武道・武術の経験者も未経験者も歓迎いたします。
基本は二人一組での形の稽古になります。
特に基本となる足捌きや体捌き、重心移動などを重視して稽古指導を行っています。
これは反撃時のみならず、相手の攻撃をかわしたり逃げる場合にも有効なためです。
「東征流短杖術」
東征流短杖術は現代の護身術として有用な短杖術です。
刃物や包丁、棒やバッドなどを持った相手が目の前に現れた場合を想定し、そのような場合に対処できるよう動きや体捌きなどを含め対応方法を学んでいきます。
稽古では主に柔らかい棒(杖)を使用するため安全です。最初はゆっくりとそして習熟度に合わせて速度も少しずつ上げていきますが、その中で間合いの感覚や体の使い方を身につけていくことが出来ます。
「内田流短杖術」
内田流短杖術は幕末から明治・大正時代を生きた内田良五郎によって創始された武術です。
仮想敵は刀を持った相手であり、木刀(襲う側)と樫の短棒(襲われる側)を使って稽古をします。
「一角流十手術」
一角流十手術は江戸時代初期より伝えられてきた十手術です。
仮想敵は内田流短杖術と同様に刀を持った相手ですが、リーチが短い得物のためその難易度は高いです。
もし興味を持たれましたら、一度見学・体験にいらしてください。
2024年10月6日に開催された合同大会に、当会の会員も参加しました。
短杖以外にも剣術や槍術で参加されている方々がおり、熱気に満ちた大会でした。