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「兵ども」「兼房」と、どちらの俳句も、二句には兵士について書かれていますね。
芭蕉さん俳句も、曽良の俳句も、初句には自然のものが出てきて、二句には兵士が出てきます。
さらに俳句の意味から考えると、どちらも自然を見て、兵士のことを想像しています。完璧に「対」関係になっているんです。これって絶対に意識していますよね!
芭蕉 ⇔ 曽良
「夏草」 ⇔「卯の花」
「兵ども」⇔「兼房」 比べてみてどうですか。どう違いますか?
熟練・上手 ⇔ 未熟・下手
想像的 ⇔ 現実的
全体・大人数 ⇔ 一部・個人
乱世・戦い ⇔ 平和
たるみん(Twitter: @tarumin_2130)
岐阜県民。先生方の教材研究やICTを活用した授業に役立ちそうな情報を発信していきます。(この人が書いた記事の一覧はこちら)