研究内容

Our Research

主な研究テーマ

身体活動・食事に対する応答・適応の個人差に関する研究

身体活動や食事に対する身体の応答・適応には少なからず個人差が存在します。これらの個人差を規定する要因を、遺伝子多型や腸内細菌叢などに着目して解明し、最終的には健康増進や運動パフォーマンス向上のための個別化運動・栄養処方を開発することを目指しています。

体力・運動能力の個人差を規定する遺伝要因に関する研究

一般成人を対象として、全身持久力や筋力の個人差を規定する遺伝子多型を探索しています。また、世界レベルの陸上短距離・長距離選手のゲノム解析を通じて、並外れた運動能力の遺伝的背景の解明を目指しています(University of Brighton, Yannis Pitsiladis教授との共同研究)。

生活リズムと健康に関する研究

睡眠時刻・食事時刻の週内変動や、社会的時差ボケが健康に及ぼす影響について研究を行っています。また、時間栄養学・時間運動学的アプローチにより、生活リズムの乱れによる健康被害を防ぐための研究も実施する予定です。

早稲田大学の卒業生を対象としたコホート研究(WASEDA'S Health Study)

日本人における身体活動・体力のエビデンス蓄積を目的として、早稲田大学の卒業生を対象としたコホート研究を推進しています。疫学的アプローチにより身体活動・体力と健康アウトカムとの関連を検討するのみならず、多様な生体情報を縦断的に取得・分析することにより、身体活動・体力向上による健康増進・疾病予防のメカニズム解明を目指しています。