田中研究室では,ディスカッションとゼミにより研究を進めています.
ディスカッション
1週間に1度を目安に,先生とのディスカッションを行います. ここでは自分の研究に関する論文の解説や研究結果の報告などを行い,今後の研究方針を決めたりします.
学部4年本読み
新学部4年生は,3月中から輪講ゼミを行います.ここで暗号理論の基礎や,その基礎となる数論を勉強します.1日約4時間で,だいたい2~3人で担当します.突然「ここから次の人にやってもらいます」などと言われるので,だれがどこをやるか全くわかりません.したがって,全部ちゃんと読んでこないと痛い目を見ることになります.
田中研メンバーの近年の研究分野です.
公開鍵暗号,ディジタル署名,パスワード認証,放送型暗号,準同型暗号,秘密分散,量子暗号,マルチパーティ・プロトコル,ブロックチェーンなど
これらがどのような話しなのか知りたい方は,次の本が参考になると思います.1は比較的やさしい内容で,とっつきやすいと思います.科学大の図書館にもおいてあるはずです.2にはそれぞれの分野に関する定義などが書いてあります.暗号理論の本格的な入門書としてお薦めです. 3は量子計算に関する入門書です.線形代数の基礎知識があれば読み進めることができます.また,研究テーマのページも参考になると思います.
情報セキュリティの科学〜マジック・プロトコルへの招待/太田和夫,黒澤馨,渡辺治著/講談社ブルーバックスB1055
暗号理論入門/安永憲司著/森北出版
量子情報科学入門 第2版/石坂智,小川朋宏,河内亮周,木村元,林正人著/共立出版
学生同士はもちろん,先生と学生も仲が良い,アットホームな雰囲気の研究室です.田中研究室について詳しく知りたい方は,一度西8号館W棟1110までおいでください.話が聞けると思います.
大学院から田中研究室を志望する方は,願書を出す前に一度相談にくるようにしてください. その際は事前にメールで連絡してください.