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事業内容
朝、現場に入る。 まず見上げるのは天井だ。
天井仕上げは、空間の表情を決める。白いクロスを選ぶか、木目調にするか。ほんの数センチの高さの違いが、部屋全体の印象を変えてしまう。職人の手は、天井という「見えているのに意識されない場所」を、丁寧に仕上げていく。
次に視線を落とす。壁だ。
壁紙工事は、空間に個性を与える作業だ。無地か、柄物か。色の濃淡ひとつで、そこに住む人の気持ちまで変わる。リビングには温かみのあるベージュ、寝室には落ち着いたグレー。一枚一枚、空気を抜きながら、シワひとつ許さず貼り上げていく。壁は、人の暮らしを包む器なのだから。
そして足元へ。
長尺シートを敷く作業は、静かな集中を要する。継ぎ目を合わせ、床の凹凸に馴染ませ、ミリ単位で調整する。カーペット工事では、踏み心地を何度も確かめる。足が一日の疲れを預ける場所だから、妥協はできない。床は、人生の重みを支え続ける。
最後に、窓へ。
カーテンを吊る時、必ず外の景色を見る。朝の光はどう入るか、夕暮れ時の色はどう映り込むか。ブラインドの角度ひとつで、光の質が変わる。ガラスフィルムを貼れば、眩しさを和らげ、プライバシーを守り、夏の暑さを軽減する。窓は、内と外を繋ぐ境界線だ。
天井、壁、床、窓。
これらすべてが揃って初めて、「空間」は完成する。