準決勝女子(藤村女子 65ー46 日体大桜華)
1P 24−9
2P 19−4
3P 9−12
4P 13−21
戦評
第1Q
立ち上がり藤村#6の速攻で先取。両チームお互い早い展開でゲームスタート。藤村のローテーションの早いDEFに対応できず、桜華なかなか得点を重ねることができず苦しむ。藤村はドライブ、リバウンド、フォーメーションなどで得点を重ね、24-9。
第2Q
藤村#6の自らのリバウンドシュートからスタート。残り4分、桜華がタイムアウトをとり、オールコートプレスを仕掛けるもうまくかみ合わない。藤村#4の3P、#6のステップイン、ドライブからのキックアウト#8の3Pなどで着実に得点を重ねる。藤村のポストに対して桜華は早い寄りでプレスをかけるも、アウトレットパスで3P。藤村の硬いDEFに対して、桜華はなかなか得点に結びつけることができず、前半43-13で折り返す。
第3Q
桜華、メンバーを変え新しい風を吹かせ、#4の3Pを皮切りに、ドライブからの巧みなパスワークで#10が連続で得点を重ねる。第3Q開始から4分間は藤村2点に対し桜華10点。藤村のローテーションが間に合わず、桜華のゴール下で得点を重ねていく。52-25。
第4Q
桜華オールコートダブルチームでボールを積極的に狙いに行く。会場の空気が大きく変わる。それに対して、藤村は冷静にボール運びを行うものの、桜華の果敢なDEFに対応しきれない。桜華の#4.7.6の積極的なドライブで得点を重ねる。終盤、両チームメンバーチェンジを行い、最後まで果敢にボールを追いかけた。最後の最後まで冷静な判断で着実にシュートを決めた藤村が65-46で決勝に進出した。
準決勝女子(八王子七 44ー83 八王子一)
1P 9−25
2P 14−19
3P 4−21
4P 18−18
戦評
多摩大会準決勝、八王子七中vs八王子一中の同市内の対決となった。
第1Q、八王子一中は激しいディフェンスからリズムをつくり、#5の3Pシュートで先制
する。その後も、積極的なオフェンスリバウンドから八王子一中#10の3Pシュートなどで
14ー0でリードする。対する八王子七中は、#4の1対1を中心に攻めて少しずつ得点を重ね
る。その後も、展開の速いプレーが続き、お互いに猛攻を仕掛けるが、八王子一中が得意の
ディフェンスからの速攻で得点を重ね、第1Qを9−25の八王子一中リードで終える。
第2Q、八王子七中#13のリバウンドでリズムをつくり、#4のドライブインや#8の3Pシ
ュートで得点する。八王子一中のファウルトラブルからフリースローを得て、得点を重ねる
も、八王子一中のオールコートプレスが機能し続けて、相手のターンオーバーを誘い
、#14の得点などで前半を23ー44で終える。
第3Q、八王子一中の勢いが止まらない。八王子一中#22、#24の連続得点で点差を離す
。一方の八王子七中は、#4が果敢にリングへアタックして得点を狙うが、八王子一中のヘ
ルプディフェンスに苦しむ。第3Qを終えて、27ー65で八王子一中リードのまま第4Qに入る
。
第4Q、八王子七中も攻め続ける。#5、#15の得点でリズムをつかみ、オフェンスリバウ
ンドからチャンスをつくる。一方の八王子一中は、#5の3Pシュート、#4の連続得点など
攻めの勢いは止まらない。第4Qを44ー83で終えて、八王子一中が同市内対決を制して決勝
戦へ駒を進めた。
準決勝男子(由井 50ー42 東海大菅生)
1P 12−11
2P 8−16
3P 19−2
4P 11−13
戦評
多摩大会決勝をかけた準決勝は八王子市立由井中学校と菅生中学校の対決となった。
立ち上がり、由井中学校は早いパス回しとカッティング中心に、菅生中学校はインサイドを中心に点を重ねる。菅生中学校がハイローで得点し、10点差をつけるが、離されそうな場面で由井中学校#4の3Pシュートで食らいつき由井中学校27-菅生中学校27で前半を折り返す。
試合が動いたのが第3Q。菅生の#37が怪我で負傷退場してしまうのもあるが、歯車が噛み合わなくなる。その間に由井中学校が勢いをつけ、第3Qを由井中学校39-菅生中学校29で終える。
勝負の第4Q。由井中学校の流れを崩し追いつきたい菅生中学校。#66が3Pファールをもらうなど流れを掴みかけるが3Qの点差が響き、あと一歩及ばず由井中学校50-菅生中学校42で、由井中学校が決勝に駒を進めた。
準決勝男子(八王子七 57ー33 明大明治)
1P 17−9
2P 8−13
3P 17−3
4P 15−8
戦評
八王子七は#4#6#7#19#23、明大明治は#4#5#7#10#11でスタート。八王子七は#4の1対1やゴール下の合わせでリードを奪う。対する明大明治は七中の高さに苦しみながら#5や#11のドライブを中心に応戦。17-9と七中リードで第1Q終了。
第2Q立ち上がりから、明大明治#7の3Pや#10のリバウンドシュートなどで追い上げを見せる。明大明治#11がスティールから速攻を決め、点差を1点に詰め寄ると、残り5:40八王子七がたまらずタイムアウト。その後は両チームミスが続き、互いにリズムをつかみきれないまま、25-22八王子七のリードで前半終了。
第3Q、八王子七はディフェンスを強め、相手のミスを誘うもののなかなかシュートが決めきれない時間帯が続く。明大明治はタイムアウトで流れを変えたいところだが、逆に交代で入ってきた八王子七#9の速攻や、#19のバスケットカウントなどで八王子七が一気に流れを引き寄せる。42-25と八王子七がリードを広げ最終Qへ。
点差を縮めたい明大明治は#5、#11を中心に果敢にゴールに向かうものの、ディフェンスを緩めない八王子七がスティールから速攻と、粘り強いオフェンスリバウンドで次々と得点を重ねる。残り1:00を切ったところで、八王子七は控え選手を出場させる余裕を見せ、最終スコア57-33で八王子七が決勝戦に駒を進めた。
決勝女子(藤村女子 53ー70 八王子一)
1P 15−15
2P 10−19
3P 8−12
4P 20−24
戦評
第1Q、藤村女子は、#8の3ポイントシュートと#6の得点でリードするが、すかさず八王子1#5の3ポイント、#12のドライブからのシュートが決まりお互い流れを渡さない展開となる。第1Q終了、15対15。
第2Qに入ると、八王子1のプレスディフェンスが徐々に効きはじめる。第2Q残り5分には24対17となり、藤村女子がタイムアウトをとる。タイムアウト後、藤村女子は#7がリバウンドで奮闘するが、八王子1の速い攻めに点差が広がりはじめた。第2Q終了34対25、八王子1がリードして折り返した。
第3Qに入っても流れが変わらない。八王子1は激しいディフェンスからボールを奪い、速い展開から数的有利を作り出し、効果的に得点を重ねた。藤村女子も#8の3ポイントで応戦するも、単発に終わる。八王子1が終始流れをつかみ第3Qが終了。46対33と八王子1がリードを広げた。
最終第4Q、藤村女子は#8が3ポイントを決め追撃を図る。更にディフェンスのプレッシャーを高めるが、八王子1は確実にボールを運びミスを犯さない落ち着いたゲーム運びを展開し、流れを渡さない。残り5分56秒、藤村女子はタイムアウトをとる。直後に藤村女子は、#6のドライブ、#9の3ポイントで得点するが、八王子1も#5のジャンプシュート、#4の3ポイントシュートを返し、点差は縮まらず、最終スコア70対53で八王子1が勝利した。
決勝男子(由井 42ー48 八王子七)
1P 6−12
2P 13−13
3P 8−13
4P 15−10
戦評
八王子地区決勝と同一カードとなった男子決勝。お互いミスが続き、流れに乗れない展開が続く。八王子七が、カットインからフリースローで加点し、6-12で第1Qを終える。第2Qも重たい展開となるが、八王子七は#4のカットインを中心に攻め、8-17とリードする。しかし、由井も#7の3Pなどで追い上げ、17-17と試合を振り出しに戻す。ここで流れを掴んだのは八王子七。#11の連続3Pでリードを広げ、19-25と八王子七がリードして前半を終える。第3Q.八王子七の高さが徐々に効き、ゴール下のシュートで差を広げる。一方、由井も#4の連続シュートと激しいディフェンスで食い下がる。27-38と八王子七がリードして最終Qへ。由井#13の連続シュートで3点差まで追い上げるものの、最後はフリースローを落ち着いて決めた八王子七が逃げ切り、42-48で八王子七が勝利。初優勝を手にした。