初会合 2023年9月13日 (5名)
第2回 2023年11月29日 (6名)
第3回 2023年12月20日 (7名)
第4回 2024年1月31日 (7名)
第5回 2024年3月6日 (7名)
今回は、2月15日(土)に開催された
「おやまのたまりばシンポジウム」についてレポートします。
はじめに「たまりば」とは何か、また、このシンポジウムを開催するに至った経緯を代表の高橋さん、そしておやまーるの小針さんからからお話をいただき、たまりばBrainsの6名の皆さんから「たまりば」についての想いや活動動機について伺いました。
そして、次年度以降も市民の皆さんが主体となって行動をおこしていけるよう、今後の「たまりば」の構想を全体で共有し、その後「たまりば」について話し合う、「わっかトーク」が行われました。
わっかトークでは、「①:たまりばの目的」、「②:5年後のたまりば」「③:②に向けて今からできること」の3つのテーマに基づいてグループごとに話し合い、話し合いで出た意見を全体で共有するという作業を段階的に行いました。
テーマに沿って対話を進めていく中で、参加者の皆さんが「たまりば」の構想をご自身の中でより具体的にし、その実現のために自分には何ができるのかを対話を通して考えることができたのではないかと思います。
そして本日のシンポジウムには、宇都宮大学教授の石井大一朗先生をアドバイザーとしてお招きし、参加者の皆さんが描いている「たまりば」を実現するためのヒントをたくさん教えてくださいました。
このシンポジウム自体もまた「たまりば」の1つであり、参加者の皆さんも「たまりば」についての大きな第一歩を踏み出しているといえるのではないでしょうか。今後も、この「たまりば」の輪を広げていくために、お互いに手を取り合いながら歩み続けていっていただきたいと思います。そして市民の皆さんも一緒に「たまりば」を作っていきましょう!
今回は、12月14日(土)に開催されたみんなでつくる!子どもの育ちを支える「たまりば」の第3回「“たまりば”まちあるきイベント」についてレポートします。
始めに、「たまりば」の活動目的や前回までの活動の振り返りが行われました。
その後、今回の「西口」と「東口」の2チームに分かれて行う、たまりば発見のためのまちあるきワークショップが開始されました。
まず、西口エリアでは大通り沿いに面しているテナント募集中の空き家や四季彩館、その奥にある開運館と呼ばれる予約制で利用できる場所を見つけました。
そこでは、参加者の方が「昔はこんなお店が入ってましたよね」、「ここで学生達が学校帰りにふらっと寄れる場所になったらいいね」など、さっそく様々な意見交換がされました。
そのまま、まちあるきを進めていくと、市民文化センターでは、「図書館に子ども達が集まれる場所があり何かイベントの開催など利用方法はないか」。「市役所にも1階はフリースペースになっていて、2階にも親子が利用できるスペースがあるから、市民の方へのアナウンスを強化し、人を集まりやすくしたい」。といった意見も出ました。
また、せっかく活用することができるたまりばがあるのに上手く利用されていない場所も発見することができました。
市民の方に活用されるはずの公民館では常に門が閉まっており、「高齢者の方に常駐してもらって、子ども達の一時預かり所にできないか」や「小山市外の人の利用が難しいからもっと外部の方でもより広い範囲で受け入れられるようにしたらいいんじゃないか」など色々な活用方法の意見がでました。
「まちなかプロムナード」という、ゆっくり休めるベンチやドックランなど交流の機会となる場所がありましたが、人通りが少ないため、利用しづらくなっている現状がありました。
その他にも、テラスオヤマと呼ばれる誰でも利用できるテラス席やベンチなどが店舗の前に置かれていました。
しかし、そちらも人が居ないため利用している方が不自然な印象を受けていました。
まちあるきが終盤に差し掛かった頃に、SEKENという有料のレンタルオフィスなどとして、19時までの利用が可能な店舗を発見しました。この場所では既に、高校生が学校帰りにたまりばとして利用されていました。
東口エリアでも、学校や公園などの公共施設をはじめ、駐車場や以前はフリースクールだった空き家など、子どもたちの「たまりば」になりそうな場所を探しました。
「もっとこんな場所があったらいいのに」「こんな活動をすれば子どもたちだけではなく地域のみんなの居場所になるかもしれない」といったアイデアもたくさん生まれました。
最後に、まちあるきの振り返りとして、今回見つけた「たまりば」になりそうな場所と気付きについてエリアごとに整理をした後、全体で発表を行いました。
参加者の皆さんのアイデアを伺いながら実際に歩きながら地域の姿を体感することを通して、子どもたちを含む地域の皆さんが欲しいのはどんな場所か、そのために今必要なものは何か、改めて考える機会をいただけたように思います。
今回のまちあるきから、たまりばマップの原石がたくさん発見できたのではないでしょうか。
次回は、今回までの活動の総まとめとして「たまりば」シンポジウムを開催予定です。
初めて参加する皆さんもぜひお越しください!(https://oyamaru.net/tamaribashinpo2024/)
始めに、前回10月30日(水)に開催したワークショップのわっかトークで参加者から出た「たまりば」についての意見等についての振り返りを行いました。
続いて、今回のワークショップで行う「たまりばマッピング」の目的や作業方法について説明があり、ワークが開始されました。
ファシリテータの鎌田さんの案内に添って、参加者それぞれが、小山市内の自分が昔、住んでいた所、今、住んでいる所の地図に、①昔あったね、②今、あるよ、③こんなたまりばがあったら良いね、④こんなたまりば、作ります、の項目をポストイットに書いて、地図に貼る作業をしました。
昔あった駄菓子屋さんで楽しく過ごしたこども時代を懐かしそうにみんなに話す参加者や、今は、ほとんど消えてしまった駄菓子屋さんを将来やってみたいと夢を話す参加者がいるなど、みんながしっかり地域をチェックしながら「たまりば」への想いを深めるワークになりました。
こどもたちが安心して過ごせる「たまりば」を地域に作りたいという「たまりばbrains」の夢が、地域のみんなの夢になっていることを実感できたワークショップでした。
受講者の声
○素敵な人達とお話できたのがよかったです。○だがし屋のおばちゃんの夢に近付いたかも。
○少数で意欲のある方が集まって、多方向から意見を聞けて良かった。
○たまりばは子ども・親の教育に繋がると感じた。
○多世代で関わっていくことが、お互いを支え合う輪ができるようになっていくのではと思いました。
○一人ではできないと思っていたことが、同じ考えの方がいて楽しかった。
○昔の小山市の様子から、未来のたまりばづくりに活かせると感じた。 (報告:H.T)
こどもの育ちを支えるたまりば
今回のイベントでは、前半に、これまで実施した3回講座「こどもの育ちを支える地域づくり」「多様な学びを支える地域づくり」「ママの笑顔を支える地域づくり」の振り返りを行いました。
振り返りを通して、子どもたちや親御さんが置かれている現状と地域全体で協力をしながら子どもを支えることの重要性を再認識する機会となりました。
また、後半は、わっかトークを行いました💬「たまりばってどんなところ?」「未来のたまりばをどのように活用していけるか?」「どんなたまりばマップがあればいいだろうか?」などのテーマに沿って、それぞれの思いやアイデアを共有しました。
たまりばには、公園や図書館のような公共施設だけでなく、近所のおばあちゃん家、個人経営のカフェのフリースペースや店先、オンライン空間や共通の趣味で集まる場など、多様な場所があり、今後も増える可能性があることが分かりました!
次回は、今回のわっかトークをもとに、実際に「たまりばマップ」を作成する予定です。 (報告:つよぽん)
こどもの育ちを支える地域づくりプロジェクトの第3回目の研修会「ママの笑顔を支える地域づくり~ママの笑顔で、みんなハッピー!~」が8月10日(土)に行われました。
当日は35度を越す猛暑となりましたが、多くの方が参加してくださいました。
前半の研修では、講師として、ママステーション代表の前沢真希さんが、「ママの居場所ママステーションの取り組み」について紹介してくださいました。
前沢さんは、なじみのない地域での子育てによるストレスを抱えて体調を崩した経験から、ママの居場所ママステーションを作り、育児のヒントとなるようなワークショップを定期的に開催、子育てに悩むママの相談にのる活動などを行っているそうです。
前沢さんが、「新米ママの頃、一番安心出来る居場所はスーパーの授乳室だった。」と話された後、当時を思い出して涙が止まらなくなる場面がありましたが、前沢さんの講演がより説得力を持って心に響きました。
後半の研修は、参加者が4グループに別れてワークショップを行い、それぞれのグループで①ママを笑顔にするためには?②そのために私が出来ることは?について意見を出し合い、最後に代表者が発表しました。「赤ちゃんが生まれて、人生で幸せな時間なはずなのに、後から思い出すと涙で語ることになるのは悲しい。ママを支える居場所が必要」、「パパは育児の協力者ではなく、育児の当事者。パパを育てるパパの居場所が必要」、「音楽好きな人たちが集まる居場所を運営している。ママの参加を呼び掛けたい」など活発な意見が出ました。
最後に、こどもが育つたまり場プロジェクトの後期の研修について、趣旨と内容を説明して10月30日(水)及び11月9日(土)の参加を呼び掛けました。
今回の研修会には赤ちゃんを連れたママが参加、たまり場brainsが交代で赤ちゃんを抱っこしていましたが、赤ちゃんのお陰でみんなが笑顔になり、会場が優しい雰囲気に包まれました。猛暑のなか、参加して下さったママと赤ちゃんに感謝です。 (報告:H.T)
第2回セミナー・ワークショップ
前半に「個育てマム」の代表(兼たまりばBrains)
である黒木久美子さんから
「多様な学びとは何か」について
講演していただき、
後半は講演を基に参加者同士で
感想や「居場所」について話し合いを行いました。
黒木さんの講演では、
「教育の目的とは?」
「多様な学びってどんなイメージ?」
などの質問を参加者に投げかけながら進められ、
一人ひとりが当事者意識を持って参加できました。
また、黒木さんの実践や
他国・県の事例を紹介していただきながら、
「子どもが伸び伸びと育つ方法」や
「これからの時代に必要な教育のあり方」
について学ぶことができました。
後半のグループワークでは、
「参加の動機」、「講演の感想」
「子どもも大人もイキイキできるために
必要なことは何か?」
「そのために自分ができることは何か?」
について話し合いました。
最後は、グループで話し合った内容を
代表者が共有してくれました。
「イキイキした大人や子どもになるためには、
ゆとりが必要」
「親が主役になれる場所・相談できる場所が必要」
「多様な人が認め合えて、
出会える場所があればイキイキできる」
など、たくさんの意見が出されました。
今回のイベントを通して、
「教育とは何か?」
を考える良い機会になりました。
また、参加者同士の想いや
悩みを共有する居場所にもなったと思います。
そして、
"こどもが育つたまりば"
づくりの仲間が増えました。
次回のイベントは、
8月10日(土)に
「ママの笑顔を支える地域づくり」
を開催します。
ぜひご参加ください!
(報告:つよぽん)
セミナーワークショップ初開催!
「こどもの育ちを支える地域づくり」をキーワードに昨年から多方面のこどもが育つ環境へ思いを持った面々が集まってのプロジェクト、第1回目のワークショップがスタート!オープニングは、brainsメンバーの紹介から。(たまりばbrainsと命名したのは小針さんです♪)
まずは、講師の高橋さんから、小山市にある子どもの居場所「おひさま」の活動が紹介されました。小山市の委託を受けて「子どもの居場所」事業を行っている「NPO法人子どもの育ちを支える会さくらネット小山」では、ネグレクト等の虐待環境や貧困等、さまざまな困難を抱えた小中学生へ食事、入浴、洗濯、学習などの支援を「おひさま」で行っています。併せて保護者支援も行っているそうです。
子どもの居場所事業は、栃木県が発祥と言われていて、県内に14ヶ所の居場所が出来ているそうです。高橋さんによる講話は、私たちの身近でおきている、でもよく知られていない…そんな環境の中にいるこどもたちが多くいることに衝撃受けました。
いよいよグループワークです!ファシリテーターの鈴木さんより、人の話を聴くこと、否定しないなどルールの説明があり、それに沿って4つのグループで話し合いを進めていくことに!
各グループ内で自己紹介をして高橋さんの話を聞いた感想をまず自分のワークシートに書いた後、グループでシェアしました!
さらに、自分で出来ることは何かを考えてグループで意見を出し合った後は全体で発表しました!
最後にふりかえりシートを書いてもらい、第2回第3回と続いての開催予定を告知しました。それぞれが身近な人へ伝え、こどもの育ちを地域で支えるにはどうしたらよいかを持ち帰り考えてもらいたいと思います。最後のグループごとの発表では、ほとんどが「拠り所となる居場所を作りたい」、「居場所が欲しい」でした。あなたならどう思いますか?
第2回目は7月7日です!そちらでぜひ、ご意見を聞かせてください!!(たまりばBrains)
(報告:M.Y)