今、不登校で悩んでいる君へ
学校に行けない日が続くと、時間だけがむなしく過ぎていく——。
昨日と同じ日が繰り返され、焦りや不安だけが積もっていく——。
そんな毎日を過ごしているあなたへ。
ほんの少しだけ、この文章に目を向けてくれませんか。
私も高校生の頃、学校へ行けなくなった時期がありました。
学校生活の中で目標を見つけられず、「努力したい」という気持ちはあっても、何をどうすればいいのか分かっていませんでした。
やりたい気持ちと動けない現実の間で、心はすり減り、精神的にボロボロになっていたと思います。
学校に行き辛くなった当初は、制服に着替えて自転車に乗り、学校の近くまで行ける日もありました。
けれども、学校まであと少しのところでどうしても足が止まってしまう。
そんな日々が続き、やがて制服に着替えることすらできなくなりました。
気力は湧かず、何もできない自分に無力感だけが残る——体も心も思うようについてこない状態でした。
振り返れば、あの頃の私は状況を変える方法が分からず、一人で抜け出すことがどれほど難しいかを痛感していたのだと思います。
支えに出会い、前に進む力を手にした日々
私が不登校から少しずつ抜け出せたのは、周りの人たちの支えがあったからです。
高校三年の進学について担任の先生に相談したことが、最初のきっかけでした。
出席日数ギリギリの自分に対しても、担任の先生は粘り強く向き合い、いくつもの選択肢を一緒に考えてくれました。
私が「やりたい」と思ったことについて、担任の先生は学内の別の先生を紹介してくれ、その先生が専門学校への道につなげてくれました。
さらに、専門学校の先生は入学まで何度も連絡や手続きを手伝ってくれました。
家族もずっと応援してくれました。
どれか一つでも欠けていたら、今の私はここに立っていなかったでしょう。
振り返れば、あの辛かった時期は、今の私が前に進むための大きな原動力の一つになっていました。
今度は、私が君の力になりたい
私を助けてくれた人たちのように、今、不登校で苦しんでいる君の力になりたい――そう思っています。
かつての私のように悩んでいる人に、一つの道を示したい。
その思いから、このフリースクール兼プログラミング教室「たけみや」を開きました。
不登校の苦しさは、一人で抱える必要はありません。
もし昔の私と同じように悩んでいる君がいるなら、一緒にその出口を探したいと思っています。
学校に行けていなくても大丈夫。
勉強ができなくても、将来が見えなくても大丈夫。
ここには、ゆっくりでいいから「自分のペースで前に進む」ための場所があります。
一歩を一緒に踏み出そう
辛い毎日の中でも、ほんの少しの変化が大きな一歩につながることがあります。
無理に何かを頑張ろうとしなくて大丈夫です。
まずは教室の雰囲気を見に来て、少しお話してみませんか。
辛い日々の中でも、一緒に一歩踏み出すきっかけを作れたら嬉しいです。
あなたとお話できる日を、心から楽しみにしています。