人形を作りはじめて、もう半世紀
一刺し一刺しに過ぎ去った日々のたくさんの思いを縫いこめながら
ゆっくり針を運びました
人形を作りはじめて、もう半世紀
一刺し一刺しに過ぎ去った日々のたくさんの思いを縫いこめながら
ゆっくり針を運びました
竹原淑恵 著 講談社出版
内容紹介 童人形
無垢な童人形
竹原淑恵95歳 手作りの人形作品の写真集
人形に着せる小裂は、みんな思い出のあるものばかり。一刺し一刺しに過ぎ去った日々のたくさんの思いを縫いこめながら、ゆっくり針を運ぶのです。人形を作りはじめて、もう半世紀になりました。そして、この八ヶ岳南麓の小屋で暮らすようになってからも30年余りになります。美しい自然の中での一人暮らしから、「私は、根源的な宇宙の法の流れの中でゆるされ、むかえられ、何かのかたちで永遠に生かされていくのかもしれない」と、悟りを得たと思うような瞬間もありますが、それは何者かによって自分が生かされている事実を知ったまでのことで、やはり達観や悟りと呼ばれるものとは非常に遠いものなのでしょう。この年齢になりましても、私は、まだ生死については心の解決を持つことができずにおります 。